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インドの香辛料を集めました。メニューで見かけたときに、どんな料理か・味の特徴・注文のコツをすぐ調べられます。
ウコン(Curcuma longa)の根茎を乾燥・粉砕した鮮やかな黄橙色の香辛料。温かみのある土っぽい香りとほろ苦さを持ち、カレー粉の主要成分として知られる。クルクミンによる強い着色力からご飯・チーズ・マスタードの色づけにも使われ、インド・東南アジア・中東料理に幅広く用いられる。
黄色いスパイス風味が好きなら問題ない。サフランの代用的に色づけで使われることもある。
セリ科クミン(Cuminum cyminum)の乾燥種子を使う香辛料。主成分クミンアルデヒドが生む温かみのある土っぽく香ばしい香りが特徴で、紀元前6千年紀から使われてきた。インドのカレー粉、中東のバハラート、メキシコのチリパウダーに欠かせない。
スパイス感が欲しい料理向き。カレーらしい香りの中心になりやすい。
コリアンダー(Coriandrum sativum)の乾燥果実を使うスパイス。砕くと柑橘のような甘くナッツっぽい香りが立ち、生葉(パクチー)とは全く異なる風味。フライパンで乾煎りすると香りが増し、インドのダニヤジーラやガラムマサラに欠かせない。
パクチーの葉が苦手でも種子は別の香り。スパイス料理の香りづけとして考える。
クミン、コリアンダー、カルダモン、クローブ、シナモンなどを合わせたインドのミックススパイス。仕上げに加えて香りを立たせることが多い。
メニュー名より説明文やカレーの香りで出会うことが多い。強い香りが苦手なら控えめな料理を選ぶとよい。
アブラナ科の植物から採れる黒・黄・白色の小粒種子。油に入れて加熱するとはじけ香ばしい香りを放つテンパリングに使われ、粉砕するとマスタードの原料にもなる汎用的な香辛料。
南インド料理やアチャールで見かけやすい。粒が苦手ならソース状のマスタードの方が食べやすい。
セリ科植物クミンの種状の粒スパイス。フライパンや油で炒めるとカレーらしい土っぽく香ばしい特有の香りが立ち、インド料理、中東料理、メキシコ料理の風味付けに欠かせないスパイス。
カレーらしい香りが好きなら相性がよい。粒感が気になる人は粉末クミン主体の料理が食べやすい。
南インドやスリランカ料理で油に入れて香りを移す葉の香辛料。柑橘、ナッツ、青い香りが混ざり、カレーやダルに独特の風味を加える。
南インド料理やスリランカ料理の香りが好きなら歓迎材料。葉そのものを食べるより、香りづけとして考えると選びやすい。
ターメリック、クミン、コリアンダー、フェヌグリーク、チリなど複数のスパイスを配合したイギリスが体系化した黄色い混合香辛料。カレー料理の手軽な風味づけから炒め物、ドレッシングまで幅広く使える。
料理の風味付けに使われる調味料。単体で食べるものではなく料理の構成要素として理解する。
ショウガ科の植物の種子を使う香辛料で、インド亜大陸原産。ユーカリや樟脳に似た樹脂系の香りにレモンのような爽やかさが混じる上品な芳香を持ち、「スパイスの女王」とも呼ばれる。
チャイやガラムマサラを使った料理で、さわやかで上品な香りの主役として楽しみたいときに。
コショウ科コショウの未熟な果実を皮ごと乾燥させた香辛料。「スパイスの王様」と呼ばれ、ピペリンによる刺激的な辛みとピネン・リモネンなどの複雑な香りが特徴。ホール・パウダー・あらびきと形状によって用途が異なる。
肉料理をキリッと引き締めたいときに。ホールとパウダー、あらびきで香りと辛みの出方が変わる。
コショウ科Piper longum、インド北東部原産のロングペッパー。黒コショウと同じくピペリンを含み刺激的な辛味を持つが、シナモンを思わせる甘く爽やかな香りも併せ持つのが特徴。古代ギリシャ・ローマでは黒コショウより珍重されたが、大航海時代以降は黒コショウに取って代わられ、現在は希少なスパイスになっている。
黒コショウとは違う甘く複雑な香りが目印。インドやネパールのカレー、北アフリカ系のスパイスミックスを使った料理で出会うことがある。
ケシ科ケシ属(Papaver somniferum)の莢が成熟・乾燥した後に採れる小さな種子。成熟種子にはアヘン成分がほとんど含まれず合法的な食用スパイスとして流通する。中央ヨーロッパでは製菓・製パンの定番具材、インドではすりつぶしてカレーのとろみ付けに、中東ではパンの表面にふりかけて使われる。
中欧の菓子・パンでは具材として量が多く使われ、香ばしい風味が主役になる。インド系カレーでは表に出ずとろみと奥行きを加える裏方の存在。