RDish料理図鑑

ハーブの料理一覧

58

香りや風味づけに用いる草本植物の総称。バジル・ローズマリー・タイムなどが代表的。

マリネ

調理法 / フランス

食材を酢・オイル・ハーブなどの漬け液に浸して味をつける調理法。魚介や野菜によく使われ、前菜として冷製で提供されることが多い。

さっぱりした前菜を探しているときや食欲を刺激したいときに。

マリネ

カルトッチョ

調理法 / イタリア

アルミホイルや紙で食材を包んでオーブンで蒸し焼きにするイタリアの調理法。食材の旨みと水分が閉じ込められ、テーブルで開く演出が楽しい。

演出が好きな方にも料理の香りを楽しみたい方にもぴったり。

カルトッチョ

フェンネル

野菜 / 地中海

地中海沿岸原産のセリ科ハーブ野菜で、古代ギリシャでは空腹を抑えるために食べられた。カール大帝が宮廷農場で栽培を義務付けたほど重宝された。球茎・茎・葉・種子すべて食用となり、アネトールという化合物によるアニスに似た甘い香りが特徴。フィレンツェ型球根はサラダやロースト向き。

独特の香りが好きなら試してみる価値あり。魚料理との組み合わせが特においしい。

フェンネル

ルッコラ

野菜 / イタリア

ピリッとした辛みと独特の苦みを持つイタリアの葉野菜。サラダやピッツァのトッピング、タリアータの添え野菜として広く使われる。

サラダや肉料理の付け合わせとして積極的に。辛みと苦みが料理のアクセントになる。

ルッコラ

ディル

野菜 / 北欧

さわやかなハーブで、フェンネルに似た香りを持つ。魚料理との相性が抜群で、グラブラックス(サーモンのマリネ)に欠かせない。

魚料理と一緒に出てくることが多いハーブ。好みが分かれる独特の香りがある。

ディル

バジル

野菜 / イタリア

「王のハーブ」を意味するギリシャ語・ラテン語に語源を持つシソ科ハーブ。中央アフリカ〜東南アジア原産で、16世紀にイタリアへ伝わった。スイートバジル(ジェノヴェーゼ型)のほか60種以上の品種があり、タイバジル・レモンバジルなど多様。加熱で香りが飛ぶため、料理の仕上げに生のまま加えるのが基本。

イタリア料理ではほぼ必ず出会うハーブ。フレッシュな香りが料理をいきいきとさせる。

バジル

タイム

野菜 / 地中海

地中海原産のシソ科ハーブ。古代エジプトではミイラ作りに、古代ギリシャでは勇気の象徴として神殿に捧げられた。ローマ帝国の遠征とともに欧州各地に広まる。主成分のチモールには抗菌・防腐作用があり、乾燥させても風味が残る点が料理上の強み。ブーケガルニとエルブ・ド・プロヴァンスの必須素材。

料理の背景にある香りとして気づくことが多いハーブ。積極的に選ぶというより素材として楽しむ。

タイム

パクチー

野菜 / タイ

地中海東岸〜小アジア原産のセリ科ハーブで、紀元前のギリシャ・エジプトの記録にも登場する最古のハーブのひとつ。好き嫌いが分かれる独特の香りは嗅覚受容体遺伝子「OR6A2」の個人差による。葉(シラントロ)・種子・根でそれぞれ異なる香りと用途を持つ。種子はジンの香り付けにも使われる。

パクチーが好きなら積極的に追加を。苦手な場合は注文時に「パクチーなし」と伝えておくと安心。

パクチー

エストラゴン

野菜 / フランス

学名「Artemisia dracunculus」はとぐろを巻いた根の形から「小さなドラゴン」を意味するキク科ハーブ。フランスタラゴンとロシアタラゴンで品質が大きく異なり、フランス料理で使われるのは前者。種子を作らないため株分けで増やす。フィーヌゼルブ四種のひとつで、ベアルネーズソースの主要風味。

フランス料理特有のハーブで出会ったら積極的に試してみたい。

エストラゴン

サルサヴェルデ

ソース / イタリア

「緑のソース」を意味し、国によって内容が異なる。イタリア版はパセリ・ケッパー・アンチョビ・オリーブオイル・ニンニクのハーブソース。メキシコ版はトマティーヨベースで全く別物。ドイツ・スイスにも同種のハーブソースがある。

肉料理や焼き魚にかけると爽やかさが加わり食べやすくなる。イタリア版とメキシコ版では全く異なるので、料理のジャンルに注意。

サルサヴェルデ

チミチュリ

ソース / アルゼンチン

アルゼンチン・ウルグアイ発祥のパセリ・にんにく・オレガノ・赤唐辛子・オリーブオイル・赤ワインビネガーで作るハーブソース。アサード(南米式バーベキュー)でグリル肉に欠かせない。赤唐辛子を多く加えた赤色バージョン(チミチュリ・ロホ)もある。

アルゼンチン料理や南米料理の牛肉料理と一緒に。肉の旨みをさらに引き立てる。辛さは控えめなので幅広い方に食べやすい。

チミチュリ

ペスト

ソース / イタリア

バジル・松の実・にんにく・パルミジャーノ・レッジャーノ・オリーブオイルをすり潰して作るイタリア・ジェノバ発祥のソース。「ペスト・アッラ・ジェノヴェーゼ」が最も有名だが、ルッコラや赤パプリカなど素材を変えたバリエーションも多い。

バジルの香りが好きなら積極的に選びたい。パスタソースとして夏に特においしく、トレネッテやトロフィエとの組み合わせが伝統的。

ペスト

フォー

料理 / ベトナム

牛骨・鶏骨などを長時間煮出した澄んだスープに米粉の平打ち麺を合わせたベトナムの国民食。20世紀初頭に北部ベトナム(ハノイ周辺)で生まれ、南部に広まった際に豊富な生ハーブの添え方が発展した。

ベトナム料理の入門として最適。口当たりが軽く食べやすい。生ハーブ・ライム・チリソースを好みで加えると味が変わって楽しい。

フォー

紙包み焼き

調理法 / フランス

食材をクッキングペーパー(パーチメント紙)またはアルミホイルで密封してオーブンで焼くフランス料理の調理法。密封された蒸気で食材が蒸し焼きになり、素材の旨みと香りが閉じ込められる。テーブルで包みを開けると立ち上る香りも演出の一部。イタリアのカルトッチョも同じ原理。

素材の風味をシンプルに楽しみたいとき。見た目の演出も楽しめる。

紙包み焼き

インフューズ

調理法 / 国際

液体や油脂にハーブ、香辛料、果皮、茶葉などを浸して香りや成分を移す技法。オイル、クリーム、シロップ、酒、だしに広く使われる。温度と時間を調整して抽出量をコントロールする。

香りを楽しむ料理で重要。苦手なハーブやスパイスがある場合は確認。

インフューズ

ナージュ

ソース / フランス

白ワイン、香味野菜、ハーブで作るクール・ブイヨン風の煮汁で魚介を静かに加熱し、その煮汁をそのままソースとして使うフランス料理の仕立て。「ア・ラ・ナージュ(泳がせて)」という意から名がついた。

濃厚なクリームソースより軽い魚介料理を選びたいときに向く。煮汁ごとスープ皿で出てくることもある。

ナージュ

ローズマリー

香辛料 / 地中海

地中海・イベリア半島原産の常緑低木ハーブ(Salvia rosmarinus)。中国には220年(漢代)に伝わり、英国にはローマ占領期(43年)に持ち込まれた。松に似た芳香と樹脂のような風味で、ラム・鶏・豚のローストや焼き野菜との相性が抜群。高温でも香りが飛びにくいため長時間調理に適する。

肉のロースト・グリル料理で香りづけに使われる。少量でも香りが強いため、強めのハーブが苦手な場合は注意。ラム肉との相性が特に良い。

ローズマリー

ミント

香辛料 / 地中海

シソ科ハッカ属(Mentha)ハーブの総称。ペパーミントはウォーターミントとスペアミントの交雑種で、主成分のメントールが清涼感をもたらす。中東ではラム料理に欠かせず、英国ではミントソース・ゼリーで肉に添え、南アジアではカレーや飲み物(プディナ)に使う。世界中に数十種が自生・栽培される。

羊肉や中東料理との相性が良く、脂っこさを清涼感でリセットする。甘い料理にも塩味の料理にも合う万能ハーブ。強いメントール感が苦手な場合は控えめに。

ミント

グリーンカレー

料理 / タイ

青唐辛子、レモングラス、こぶみかんの皮、ガランガルなどを合わせたペーストをココナッツミルクで溶いて作るタイ中部発祥のカレー。緑の色と強い香り、ピリッとした辛みが特徴で、タイバジルと魚醤で味を整える。

タイ料理らしい香りと辛さを楽しみたいときに。辛さは強め。

グリーンカレー

トムヤムクン

料理 / タイ

レモングラス・ガランガル・こぶみかんの葉・唐辛子・ナンプラー・ライムを使う酸辛いタイのスープ。「トム」は煮る、「ヤム」は混ぜるを意味し、海老(クン)入りが最も一般的。

スープに入ったレモングラスやガランガルは硬く食べにくいため、香りを楽しんで避けるのが一般的。辛さは店によって大きく異なる。

トムヤムクン

ブンチャー

料理 / ベトナム

ハノイ発祥のベトナム料理で、炭火で焼いた豚肉のパティや豚バラを甘酸っぱいニョクチャム(魚醤ベースのたれ)に浸し、米麺(ブン)と生ハーブとともに食べる。2016年にオバマ大統領とアンソニー・ボーデインがハノイで食べたことで世界的に有名になった。

ハノイのソウルフード。ランチの定番で、つけだれに麺と肉を浸しながら食べる。パクチーが苦手な場合は抜いてもらえるか確認を。

ブンチャー

シヴィット・オシィ

料理 / ウズベキスタン(ヒヴァ)

ディルを練り込んだ緑色の麺に、羊肉や牛肉、野菜の煮込みとヨーグルトを添えるウズベキスタン・ヒヴァ周辺の名物料理。「シヴィット」はウズベク語でディルを意味し、香草の爽やかな香りが際立つ一皿。

香草が平気なら試す価値が高い名物。普通の麺料理より軽く感じやすい。

ヤイラチョルバス

料理 / トルコ

ヨーグルト、米、小麦粉、卵を合わせて作るトルコの「高原のスープ」。ミントとバターで仕上げた白いスープで、イラクやイランにも類似料理があり、温かくて酸味のある軽い一皿としてトルコ料理の前菜に欠かせない。

重い肉料理の前に合う。酸味のある乳製品が好きなら選びやすい。

ヤイラチョルバス

タラトール

料理 / ブルガリア

ヨーグルト、きゅうり、にんにく、オリーブオイル、ディルを混ぜた冷製スープまたはソース。10世紀のアラビア料理書にも記録がある古い料理で、ブルガリアでは夏の冷たいスープとして、トルコではジャジュクとして、ギリシャではツァツィキとして親しまれる。

暑い日の前菜向き。酸味のある乳製品と香草が好きなら選びやすい。

タラトール

チャカプーリ

料理 / ジョージア

羊肉や子牛肉をタラゴン、チャービル、パセリなどの大量のハーブとトケマリ(野生の青梅プラム)の酸味、白ワインで煮るジョージアの春の煮込み料理。

ハーブと酸味が好きならぜひ。通常の肉煮込みより爽やかで香草感が強い。春から初夏の季節料理のため、通年提供していない店もある。

チャシュシュリ

料理 / ジョージア

ジョージアを代表する肉の煮込み料理。仔牛や牛肉を強火で焼き付けた後、トマト・玉ねぎ・にんにく・アジカ(唐辛子ペースト)とともに弱火でじっくり煮込み、仕上げにパセリ・ディル・コリアンダーなどの生ハーブをたっぷり加える。トマトの酸味と香草の爽やかさが肉の旨みを引き立てる。

濃い肉煮込みが欲しいとき向き。パンと合わせるとよい。

アジャプサンダリ

料理 / ジョージア

なす、トマト、ピーマン、じゃがいもなどの夏野菜をにんにく・香草とともに煮込むジョージアの家庭料理。フランスのラタトゥイユに近い構成だが、コリアンダーやフェヌグリークなどコーカサス系スパイスを使う点が異なる。温かくても冷たくても食べられる。

肉なしのジョージア料理が欲しいときに便利。副菜にも前菜にもなる。

ローリエ

香辛料 / フランス

月桂樹(Laurus nobilis)の葉を乾燥させたハーブ。オレガノやタイムに似た草本系の香りとほのかな苦みを持ち、スープ・ブロス・煮込み料理・ブイヨンのブーケ・ガルニに欠かせない。食べると苦みと刺激が強いため調理後に必ず取り除く。

ローリエ風味と書かれていたら、強い辛味や酸味ではなく煮込み系の香りづけと考えるとよい。

ローリエ

ブーケガルニ

香辛料 / フランス

タイム・ローリエ・パセリの茎を束ねたフランス料理の定番香草束。必要に応じてローズマリー・セロリの葉なども加える。煮込み・スープ・ソースに入れて香りを移し、仕上げ前に取り出す。束ねて漉し袋に入れることもある。

メニューに出る場合は香草で香りをつけた煮込みやソースを意味する。強い辛味ではなく穏やかな香りづけで、食べない部分。

ブーケガルニ

セージ

香辛料 / 地中海

灰緑色の葉を持つ多年生常緑ハーブ(Salvia officinalis)。セージ特有のほろ苦く薬草的な香りは少量でも料理全体に行き渡り、バターと合わせたソース・豚料理・詰め物・塩漬け豆によく使われる。イタリアのサルティンボッカやサルヴィア・フリッタ(揚げセージ)が代表的な用例。

セージバターや肉料理で見かける。香草の香りが好きなら相性がよい。

セージ

木姜油

ソース / 中国

木姜子(リタアクベバ)の果実から得られるシトラール主体の精油を食用油に移した香味油。レモンに近い鮮烈な柑橘香が特徴で、貴州・雲南の酸湯魚、和え物、魚料理に少量加えて爽やかなアクセントを与える。

貴州系の酸湯や香り強い料理で見かける。香りがかなり個性的なので少量から。

シフォナード

調理法 / フランス

葉野菜やハーブを重ねて筒状に丸め、細いリボン状に切るフランス料理の切り技法。語源はフランス語の「小さなぼろ布」で、バジルやほうれん草、ソレルなど平らな葉に適している。スープやサラダ、パスタの仕上げに使う。

料理名より切り方の用語。ハーブや葉野菜が細く入ると考えるとよい。

シフォナード

ドランブイ

飲み物 / イギリス

スコットランドのスコッチウイスキーにヘザーの蜂蜜、ハーブ、スパイスを合わせた甘口リキュール。アルコール度数40%。1910年にエジンバラで商業生産が始まり、ラスティ・ネイルなどのカクテルにも使われる。蜂蜜とハーブの甘さとウイスキーの深みが調和している。

甘い食後酒やウイスキー系カクテルが好きなら合う。甘い酒が苦手なら重い。

ドランブイ

フィーヌ・ゼルブ

香辛料 / フランス

パセリ、シブレット(チャイブ)、エストラゴン(タラゴン)、セルフィーユの4種を細かく刻んで合わせたフランス料理の伝統的なハーブミックス。強く煮込まず、仕上げや短時間の加熱で使うのが基本で、卵料理、鶏肉、魚、ブール・ブランソースに欠かせない。

ハーブの香りが好きなら選びやすい。強いスパイスではなく繊細な香り。

フィーヌ・ゼルブ

エルブ・ド・プロヴァンス

香辛料 / フランス

タイム、ローズマリー、オレガノ、セイボリー、マジョラムを合わせた南フランス・プロヴァンスのハーブミックス。乾燥した芳香が強く、グリル肉、魚介、ラタトゥイユ、ロースト野菜に地中海風の香りを足す。

ハーブの香る肉や野菜が好きなら合う。強い香草が苦手なら注意。

エルブ・ド・プロヴァンス

ペルシヤード

ソース / フランス

細かく刻んだ平葉パセリとにんにくを合わせたフランス料理の香味ミックス。焼いた肉や魚に散らしたり、オリーブ油とパン粉と混ぜてクルートにしたり、野菜のソテーの仕上げに幅広く使われる。

にんにくとハーブが好きなら合う。香り強めが苦手なら注意。

ペルシヤード

ヴェルモット

飲み物 / イタリア

白または赤ワインにニガヨモギをはじめとするハーブやスパイスを漬け込んで作る酒精強化ワイン。ドライとスウィートがあり、食前酒やマティーニなどカクテルのベース、魚介・鶏料理のソース香りづけに使われる。

食前酒や白ワインソースの香りづけで見かける。ハーブ酒が苦手なら注意。

ヴェルモット

カレーリーフ

香辛料 / インド

南インドやスリランカ料理で油に入れて香りを移す葉の香辛料。柑橘、ナッツ、青い香りが混ざり、カレーやダルに独特の風味を加える。

南インド料理やスリランカ料理の香りが好きなら歓迎材料。葉そのものを食べるより、香りづけとして考えると選びやすい。

カレーリーフ

マリナーラ

料理 / イタリア(ナポリ)

トマト、にんにく、オレガノ、エクストラバージンオリーブオイルをのせて焼くナポリの伝統的なピッツァ。モッツァレラを使わないため、トマトの酸味、にんにくとハーブの香り、生地の香ばしさが前面に出る。

チーズなしで軽いピッツァを食べたい時に向く。にんにくの香りが強いので、香味野菜が苦手ならマルゲリータの方が無難。

マリナーラ

マルゲリータ

料理 / イタリア(ナポリ)

トマト、モッツァレラ、バジル、エクストラバージンオリーブオイルをのせて焼くナポリの代表的なピッツァ。赤、白、緑のシンプルな具材で、生地、トマト、チーズのバランスを味わう定番。

ナポリ系ピッツァの基準を見たい時の定番。具材は少ないが、チーズ入りで満足感もある。迷ったら最初の一枚にしやすい。

マルゲリータ

ジェノベーゼピザ

料理 / イタリア(リグーリア州)

バジル、オリーブオイル、松の実、チーズ、にんにくで作るペスト・ジェノベーゼを使った緑色のピッツァ。トマトソースの代わりにペストを塗る、または焼き上げ後にかける構成が多く、ハーブの香りが主役。

バジル好きなら向く。通常の赤いトマトピザとは印象が違う。ナッツやにんにくが苦手なら注意。

フォカッチャ

料理 / イタリア(リグーリア州)

小麦粉、水、塩、酵母、オリーブオイルで作るイタリアの平焼きパン。古代ローマのpanis focaciusに語源を持つとされ、現在はリグーリア、とくにジェノヴァの名物として知られる。表面のくぼみに油と塩水が入り、外は香ばしく中はふんわりしっとりする。

食事前のパン、軽食、サンドイッチ向き。ピザよりパン寄りで、トマトソースやチーズが必ずのる料理ではない。焼きたては油と塩の香りが強く、シンプルな具材と合う。

フォカッチャ

レモングラス

香辛料 / タイ

レモンに似た爽やかな香りを持つイネ科の多年草。東南アジア料理の香りの基本として、スープ・カレー・ソーセージなど幅広い料理に使われる。

料理の香り成分なので単体オーダーは不要。スープやカレーで柑橘系の清涼感を感じたらレモングラスが入っている。

レモングラス

コブミカン

香辛料 / タイ

東南アジア原産の柑橘類で、独特のダブルリーフ(双葉状)の葉と凸凹のある果皮を香辛料として使う。強い柑橘の香りがグリーンカレーやトムヤムクンに欠かせない。

料理の香り成分。グリーンカレーやトムヤムクンで感じる独特の爽やかな柑橘の香りがこれ。タイ料理の本格的な香りを楽しむ上で重要な存在。

コブミカン

サイウア

料理 / タイ

タイ北部チェンマイで生まれた豚ひき肉のハーブソーセージ。レモングラス・コブミカン・ガランガル・レッドカレーペーストを練り込み、炭火で香ばしく焼き上げる。

北タイ料理店では必ず頼むべき一品。もち米と一緒に食べると相性抜群。ソムタムとセットで頼むのが定番スタイル。

サイウア

トムカーガイ

料理 / タイ

ガランガル(カー)・レモングラス・コブミカンの葉を効かせたスープにヤシの実ミルクを合わせたクリーミーな鶏スープ。トムヤムクンのマイルド版として人気。

トムヤムクンが辛すぎると感じた人に最適。辛さを抑えたクリーミーなタイスープで食べやすい。ただしガランガルの独特な香りが好みを分けることがある。

トムカーガイ

ガイ・ホー・バイトゥーイ

料理 / タイ

下味をつけた鶏肉をパンダンリーフで包み、香りを移しながら揚げるタイの前菜・主菜。

辛くないタイ料理を探す時に頼みやすい。葉は香り付けなので食べず、中の鶏肉だけ食べる。

ゼスト

食材 / フランス

柑橘類(レモン・オレンジ・ライム)の皮の表面部分で、精油成分を含む芳香の強い部分。フランス料理でソース・菓子・デザートの香りづけに使われる。

ゼストはメニューに独立して出るものではなく、料理の説明の中で「ゼスト添え」「レモンゼスト」などの形で登場する。柑橘の香りが加わることを示す。

ゼスト

プラー・クン

料理 / タイ

プラー・クンは、海老をレモングラス、ミント、ハーブ、唐辛子、ナンプラー、ライムで和えるタイのプラー系サラダ。海老は軽く火を通すか半生に近く仕上げる。

辛さと酸味が好きなら前菜に向く。生っぽい海老が苦手なら、海老にしっかり火を通せるか確認。

プラー・クン

トム・セープ

料理 / タイ

トム・セープは、豚肉、牛肉、鶏肉などを煮て、ライム、唐辛子、炒り米粉、ハーブで仕上げるイサーンの辛酸っぱいスープ。トムヤムより肉系で力強い味。

辛さが苦手なら辛さ控えめで注文。内臓入りの店もあるので、苦手なら肉の部位を確認すると安全。

ナム・プリック・ケーン

ソース / タイ

ナム・プリック・ケーンはタイカレーのベースになるカレーペースト。唐辛子、にんにく、エシャロット、レモングラス、ガランガル、こぶみかん皮などを搗いて作る。

単体で食べるものではなく調味ベース。辛さはペースト量で大きく変わる。

クンチャイ

野菜 / タイ

クンチャイはタイ料理で使う中国セロリ系の香味野菜。葉と細い茎に強いセロリ香があり、魚料理、スープ、炒め物に使う。

セロリが苦手なら注意。魚料理で香りが目立つことが多い。

バイトゥーイ

香辛料 / タイ

バイトゥーイはパンダンの葉。タイ菓子、飲み物、米料理、包み揚げに甘い香りと緑色を与える。

葉は香り付け用途が多い。緑色のタイ菓子でよく使われる。

バイ・ホラパー

香辛料 / タイ

バイ・ホラパーはタイバジルの葉。甘いアニス香があり、グリーンカレー、レッドカレー、炒め物、麺料理に使われる。

カレー好きなら覚えると便利。バイ・カパオとは別種で香りが甘い。

クラチャイ

香辛料 / タイ

クラチャイはフィンガールートとも呼ばれるショウガ科の根茎。タイ料理では魚料理、カレー、炒め物に使い、土っぽく爽やかな香りを出す。

単体で食べるより香味素材。魚の匂い消しとカレーの奥行きに使われる。

カー

香辛料 / タイ

カーはガランガルのタイ名。硬い根茎で、トムカーガイ、カレーペースト、スープに柑橘的で鋭い香りを与える。

スープの薄切りは硬いので無理に食べなくてよい。香りが強い食材。

バイ・カパオ

香辛料 / タイ

バイ・カパオはホーリーバジルの葉。胡椒やクローブに近い強い香りがあり、パッ・ガパオなどの炒め物に使われる。

日本の店ではホーラパーや普通のバジルで代用される場合もある。本格的な香りを求めるなら確認。

老虎菜

料理 / 中国

中国東北地方の家庭料理。パクチー・きゅうり・青唐辛子(またはピーマン)・長ネギを甘酢だれで和えた、ピリ辛でさっぱりとした冷菜サラダ。

油っこい中華料理の箸休めにぴったりなさっぱり系の一皿。パクチーが苦手な人には不向き。

老虎菜