RDish料理図鑑

酸味の料理一覧

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酢・柑橘・発酵などによる酸の風味。料理に爽やかさやキレを加える。

エスカベッシュ

料理 / スペイン

ペルシア語起源の「アル・シクバジュ」がムーア人を通じてスペインに伝わった保存調理法。揚げた魚や肉を酢・オイル・野菜のマリネ液に漬け込む。スペイン・ポルトガルのほかラテンアメリカ・フィリピンにも広まり、イタリアでは「スカペーチェ」と呼ばれる。

酸っぱめの前菜が好きならぴったり。食欲増進にもなる。

エスカベッシュ

マリネ

調理法 / フランス

食材を酢・オイル・ハーブなどの漬け液に浸して味をつける調理法。魚介や野菜によく使われ、前菜として冷製で提供されることが多い。

さっぱりした前菜を探しているときや食欲を刺激したいときに。

マリネ

バルサミコ

ソース / イタリア(モデナ)

ブドウ果汁を使うイタリア系の甘酸っぱい酢。伝統的なDOP品はモデナまたはレッジョ・エミリアで12年以上熟成する高級品で、一般的な「アチェート・バルサミコ・ディ・モデナIGP」はブドウ果汁とワイン酢を使い、最低熟成期間が短い日常向けのものも多い。サラダドレッシング・肉料理のソース・デザートに使われる。

ラベルのDOP/IGPで品質と用途が変わる。トラディツィオナーレDOPは少量を仕上げに、IGPはサラダや肉料理に使いやすい。

バルサミコ

チャツネ

ソース / インド

インドおよび南アジア発祥のフルーツ・野菜・スパイスを組み合わせた甘酸っぱい調味料。生のフレッシュチャツネ(コリアンダーやミントチャツネ)と煮込んだ保存タイプがある。代表的なものにマンゴーチャツネ、タマリンドチャツネがあり、カレー・サモサ・チャートに添えられる。

カレーやスナック(サモサ・パコラ)と一緒に頼むと相乗効果で味が広がる。甘いものから辛いものまでバリエーションが豊富。

チャツネ

ガストリック

ソース / フランス

砂糖・酢をカラメル化してから果汁などを加えて作るフランス料理の甘酸っぱいソース。鴨料理やフォアグラに合わせることが多い。

鴨料理の横についているソースがこれなら積極的に一緒に食べよう。

ガストリック

タコス

料理 / メキシコ

トウモロコシ粉(ニシュタマル化したマサ)または小麦粉のトルティーヤに肉・野菜・ソースなど様々な具材を包んで食べるメキシコの国民食。「タコ」は古くはトルティーヤを折り畳んで何かを包む形式全般を指した。

複数種類の具材を注文して食べ比べるのが楽しい。必ずライムを搾って食べると格段においしくなる。

タコス

パッタイ

料理 / タイ

タマリンドベースの甘酸っぱいソースで炒めたライスヌードル料理。1930〜40年代にプレーク・ピブーンソンクラーム首相が国民統合政策の一環として普及させた、比較的新しいタイの国民食。海老・豆腐・もやし・卵・砕いたピーナッツが定番。

タイ料理入門に最適な一品。辛さは後から自分でチリで調整できることが多い。ライムを絞ると風味が増す。

パッタイ

魚香肉絲

料理 / 中国(四川)

「魚香」と名がつくが魚は使わない四川料理の逸品。泡辣椒(四川の塩漬け唐辛子)に由来する魚香ソースで豚肉の細切りを炒めたもの。成都では「母親が魚の残り調味料で豚肉を炒めたのが起源」という逸話がある。甘・酸・辛・塩が一体となった複雑な味わい。

四川家庭料理の定番。甘辛酸の複雑な味わいが初めての人でも食べやすい。ご飯が進む。

アグロドルチェ

ソース / イタリア

イタリア語で「酸っぱい+甘い」を意味する甘酸っぱいソースまたは調理スタイル。砂糖と酢をベースに野菜・肉・魚に幅広く使われる。

甘酸っぱい味付けが好きな人に向く。さっぱりした後味で食べやすく幅広い人に受け入れられる。魚・野菜・肉いずれにも使われる。

アグロドルチェ

エマルジョン

調理法 / 国際

本来混ざらない水と油を乳化剤の働きで均一に分散させた状態。卵黄のレシチンがマヨネーズ・オランデーズソースを乳化し、マスタードはビネグレットを安定させる。エマルジョンは本来不安定で、泡立てなどの機械的エネルギーで維持される。

ソースの口当たりを示す言葉。酸味や油脂感が苦手なら内容を確認。

エマルジョン

ケチャップ

ソース / アメリカ

名前は厦門語「茄汁(ke zap)」またはホッキエン語「膎汁(魚・貝の塩漬け汁)」に由来する。17世紀の英国ではキノコが主原料だったが、1812年にジェームズ・ミーズが初めてトマト版レシピを発表。H.J.ハインツ社が砂糖と酢を増量した保存性の高い現代の製法を確立した。

親しみやすい味。料理の個性より安心感を足すソース。

ケチャップ

マスタード

ソース / ヨーロッパ

紀元前9000年頃のシリアで使用された記録があり、古代ローマでは未発酵ブドウ果汁とマスタード種を混ぜた「ムスタム・アルデンス(燃えるマスト)」が原型とされる。1856年にジャン・ネジョンがディジョンマスタードの製法(酢をヴェルジュに替える)を確立した。

肉や揚げ物に合う。辛味が苦手なら少量から。

マスタード

ディジョンマスタード

ソース / フランス

フランス・ブルゴーニュ地方のディジョン発祥のマスタード。ブラウンマスタードシードに白ワインまたはヴェルジュ(未熟ブドウ汁)を合わせた製法でシャープな酸味と鮮明な辛味が生まれる。19世紀にジャン・ネジョンが酢の代わりにヴェルジュを使ったことが現在の原型とされ、EU地理的表示(IGP)で保護されている。フレンチドレッシング(ヴィネグレット)の乳化剤としても機能し、ビストロからホテルフレンチまで幅広く使われる調味料。

単体で塩代わりに使うより、肉料理のソースやドレッシングに混ぜて味の骨格を作る使い方が典型。ステーキやローストポークへの添えとして提供される場合は少量でも風味が際立つ。辛みが苦手な場合は量を調整して。

ディジョンマスタード

サウザンドアイランドドレッシング

ソース / アメリカ

マヨネーズとケチャップをベースに、みじん切りのピクルス(レリッシュ)、ゆで卵などを加えたアメリカ発祥の甘酸っぱいピンク色のドレッシング。正式名はサウザンドアイランドドレッシング。カクテルシュリンプや肉料理のソースにも使われる。

濃厚で食べやすいサラダ向け。軽さ重視ならヴィネグレットがよい。

サウザンドアイランドドレッシング

コールスロードレッシング

ソース / アメリカ

マヨネーズまたはビネグレットをベースに酢・砂糖・塩で味付けする、千切りキャベツのサラダ(コールスロー)用ドレッシング。名称はオランダ語の「koolsla(キャベツサラダ)」に由来し、アメリカでバーベキューや揚げ物の付け合わせとして広く普及した。

揚げ物や濃い肉料理の横にあると口直しになる。マヨ系が苦手なら注意。

コールスロードレッシング

トムヤムクン

料理 / タイ

タイを代表する酸辛スープで「トム(煮る)+ヤム(混ぜる)+クン(海老)」の意味。レモングラス・ガランガル(タイ生姜)・こぶみかんの葉・唐辛子・ナンプラー・ライムで作る芳香豊かなスープに海老を主役に据える。ヤシ油やコナッツミルクを加えた白濁クリーミー版(トムカー)と区別されることもある。国際的知名度が非常に高く、タイの食堂なら必ずある国民食の一つ。レモングラスとガランガルの香りを油で炒めて引き出すことで、単なる酸っぱいスープを超えた複雑な風味が生まれる。

スープに入ったレモングラスやガランガルは硬く食べにくいため、香りを楽しんで避けるのが一般的。辛さは店によって大きく異なる。

トムヤムクン

ブンチャー

料理 / ベトナム

ハノイ発祥のベトナム料理で、炭火で焼いた豚肉のパティや豚バラを甘酸っぱいニョクチャム(魚醤ベースのたれ)に浸し、米麺(ブン)と生ハーブとともに食べる。2016年にオバマ大統領とアンソニー・ボーデインがハノイで食べたことで世界的に有名になった。

ハノイのソウルフード。ランチの定番で、つけだれに麺と肉を浸しながら食べる。パクチーが苦手な場合は抜いてもらえるか確認を。

ブンチャー

冷やし中華

料理 / 日本

1937年に仙台の料理店が考案した日本の夏の麺料理。冷やした中華麺に錦糸卵、きゅうり、ハム、トマトなどをのせ、甘酸っぱい醤油酢だれかごまだれをかけて食べる。夏季限定メニューとして各地に広まった。

暑い日の軽めの麺に向く。ごまだれか醤油だれか確認。

冷やし中華

酸菜魚

料理 / 中国

発酵白菜(酸菜・パオツァイ)と白身魚を使った四川発祥のスープ料理。酸味と辛みが絶妙に絡み合い、魚の旨みが溶け込んだ複雑な味わいが特徴。

酸味と辛みの両方が得意なら必食。麻辣系より酸味が前面に出るので、辛さだけでなく酸っぱさも楽しみたい人向け。

酸菜魚

糟辣

香辛料 / 中国

生の唐辛子を塩漬け発酵させた「糟辣椒(ザオラージャオ)」に由来する辛味表現。貴州料理を代表する味型で、発酵が生む酸味・旨み・辛味の三位一体が特徴。

酸味のある発酵辛味が好きなら向く。普通の辣油系よりクセがある。

酸辣

香辛料 / 中国

酢の酸味と唐辛子・白胡椒の辛味を合わせた中国料理の代表的な味型。酸辣湯(サンラータン)が代名詞で、さっぱりした酸味がこってりした旨みとバランスをとる。

こってりより酸味で食べ進めたい時に。辛さが弱めでも酸味は強いことがある。

ばってら

料理 / 日本

酢で締めた鯖を酢飯の上に乗せ木型で押し固めた大阪発祥の押し寿司。名前はポルトガル語の「bateira(小舟)」に由来し、形が小舟に似ていることから。鯖の代わりにコノシロを使っていた時代もある。

鯖が好きなら大阪に来たら必食。コンビニや駅弁でも買えるが専門店のものは格別。鯖の生臭みが苦手な人は注意。

ずいき

料理 / 日本

里芋の葉柄(茎部分)を使った関西の伝統的な食材・料理。生のずいきを酢の物や煮物にしたり、乾燥させた干しずいきを炊いたりする。京都・大阪で古くから食べられてきた野菜。

あまり知られていない伝統野菜料理。和食好きや食文化に興味がある人は試してみる価値あり。酢の物として夏に食べるのが定番。

ずいき

大阪漬

料理 / 日本

大根・きゅうり・なすなどの野菜を塩・酢・みりんで漬け込んだ大阪の郷土漬物。甘みが強く酸味が穏やかなのが特徴で、大阪の商人文化とともに発展してきた。

定食や和食コースの箸休めとして提供されることが多い。大阪の漬物文化を感じたいなら黒門市場や老舗漬物店で購入を。

かりもり

料理 / 日本

愛知県の伝統野菜・かりもり瓜を浅漬けや奈良漬け風に漬け込んだ名古屋の郷土漬物。「かりもり」は緑と白の縞模様の小型の瓜で、パリパリした食感が特徴。

名古屋の夏の郷土食材。漬物好きなら試す価値あり。愛知の道の駅や市場で購入できる。

酸湯醤

ソース / 中国

貴州・四川の発酵唐辛子やトマトを使い、酸っぱく辛いスープを作る中華調味ソース。貴州の酸湯料理(酸湯魚など)に使われる白酸湯と、唐辛子ベースの紅酸湯の2種がある。

酸味のある辛い鍋や魚料理が好きなら向く。酸辣湯より発酵感が強いことが多い。

酸湯醤

鎮江香酢

ソース / 中国

もち米を多段階発酵させた江蘇省鎮江産の黒酢。グルタミン酸やテトラメチルピラジンが生む複雑なコクと酸味、熟成香が特徴で、餃子や小籠包のたれ、酢豚、黒酢煮込みに幅広く使われる。

小籠包や餃子のたれで見かける。酸味が好きなら黒酢料理も選びやすい。

泡辣椒

香辛料 / 中国

唐辛子を塩水で乳酸発酵させた四川省の発酵辛味食材。生唐辛子にはない酸味と発酵旨みが加わり、魚香肉絲や酸辣湯など四川料理の酸辛い味わいを生み出す調理素材として欠かせない。

魚香、泡椒、酸湯の料理で重要。辛味だけでなく酸味が欲しい人向け。

シャルキュティエール

ソース / フランス

「豚屋のソース」を意味するフランス古典料理のソース。白ワインとエシャロットを炒めてデミグラス系の肉汁を加えたソース・ロベールに、刻んだコルニション(小ピクルス)とマスタードを合わせた豚肉料理の定番。

豚肉、マスタード、ピクルスの組み合わせが好きなら相性良い。酸味が苦手なら注意。

サングリア

飲み物 / スペイン

赤ワインにフルーツ・砂糖・ブランデーを加えた冷たいスペインのカクテル。夏の定番ドリンクでピッチャーでシェアして飲むスタイルが多い。

スペイン料理との相性が抜群。暑い日やシェアドリンクとして最適。

サングリア

ボケロネス・アラ・ビナグレタ

料理 / スペイン

新鮮なカタクチイワシを酢でマリネして白く変性させたスペインのタパス。オリーブオイル・にんにく・パセリをかけて提供されるさっぱりとした前菜。

魚介好きなら必ず試したい。缶詰アンチョビとは全く異なる新鮮な味わいで、ワインのお供に最適。

ボケロネス・アラ・ビナグレタ

ベリー

食材 / アメリカ

ストロベリー、ブルーベリー、ラズベリー、ブラックベリーなど甘酸っぱい小粒果実の総称。生食、ジャム、ソース、タルト、ムースのトッピングなど甘みと酸味のバランスを活かして幅広く使われる。

デザートのトッピングや彩りとして定番。鮮度が重要なので旬の時期がベスト。

ベリー

パニプリ

料理 / インド(北インド)

小麦粉や米粉で作った薄くて丸い揚げ菓子(プリ)に穴を開け、スパイス入りのタマリンド水やミント水を注いで一口で食べるインドの定番ストリートフード。

一口で食べ切るのがルール。酸味・辛味・炭酸感が苦手なら合わない。ストリートフードとして数個セットで提供されることが多い。

パニプリ

バイス

飲み物 / 日本

しそ・梅をベースにした甘酸っぱい炭酸飲料を焼酎で割ったサワー系ドリンク。東京の大衆居酒屋・もつ焼き屋で根強い人気を誇るご当地ドリンク。

ホルモン・もつ焼きなど脂っこい料理との相性が抜群。甘酸っぱくて飲みやすく、アルコールが苦手な人でも入りやすい一杯。東京下町のご当地ドリンクとして体験価値あり。

バイス

レモンサワー

飲み物 / 日本

焼酎にレモン果汁と炭酸水を合わせた日本の居酒屋定番ドリンク。1960年代に東京・目黒のもつ焼き店「ばん」が発祥とされ、1980年代のハイサワー発売で全国に広まった。

居酒屋では最もポピュラーな選択肢のひとつ。揚げ物・焼き物との相性が特によい。甘いドリンクが苦手な人向け。生レモン使用店はより香り高く、コスパも良好。

梅サワー

飲み物 / 日本

焼酎に梅干しや梅リキュールを加えて炭酸水で割った居酒屋定番ドリンク。梅の甘酸っぱさが焼酎の辛味をまろやかにし、幅広い層に支持される。

お酒が苦手な人でも飲みやすい甘酸っぱい味わい。梅干し使用の「梅割り」スタイルは塩気と酸味が強め。甘めが好みならリキュール使用店を選ぶとよい。揚げ物・焼き鳥との相性が良い。

マリナーラ

料理 / イタリア(ナポリ)

トマト、にんにく、オレガノ、エクストラバージンオリーブオイルをのせて焼くナポリの伝統的なピッツァ。モッツァレラを使わないため、トマトの酸味、にんにくとハーブの香り、生地の香ばしさが前面に出る。

チーズなしで軽いピッツァを食べたい時に向く。にんにくの香りが強いので、香味野菜が苦手ならマルゲリータの方が無難。

マリナーラ

マルゲリータ

料理 / イタリア(ナポリ)

トマト、モッツァレラ、バジル、エクストラバージンオリーブオイルをのせて焼くナポリの代表的なピッツァ。赤、白、緑のシンプルな具材で、生地、トマト、チーズのバランスを味わう定番。

ナポリ系ピッツァの基準を見たい時の定番。具材は少ないが、チーズ入りで満足感もある。迷ったら最初の一枚にしやすい。

マルゲリータ

ペスカトーレ

料理 / イタリア

魚介を主役にしたピッツァ。トマトソースやモッツァレラを土台に、エビ、イカ、ムール貝などをのせて焼く。名前は「漁師風」の意味合いで、魚介の旨みとトマトの酸味を味わう一枚。

肉より魚介を食べたい時向き。チーズなしの店もあるため、乳製品を避けたい時は注文前に確認。

ペスカトーレ

フロマージュブラン

チーズ / フランス

フランス北部からベルギー南部に由来する、酸凝固タイプの白いフレッシュチーズ。名前はフランス語で「白いチーズ」。ヨーグルトに近いなめらかさと穏やかな酸味があり、ジャムや果物を添えるデザート、パンのスプレッド、料理のソースに使われる。

軽いチーズデザートや朝食向き。チーズの強い香りが苦手でも食べやすい。濃厚なチーズケーキ感を期待するならクリームチーズやマスカルポーネ寄りを選ぶ。

フロマージュブラン

カッテージチーズ

チーズ / アメリカ

脱脂乳や低脂肪乳を凝固させたカードを水切りし、クリームや塩を合わせて作る非熟成のフレッシュチーズ。粒状の白いカードと軽い酸味が特徴で、比較的低脂肪・高たんぱくなチーズとしてサラダ、果物、トースト、デザートに使われる。

軽いチーズや高たんぱく系メニューで出やすい。なめらかさより粒感を楽しむチーズ。デザートにもサラダにも使えるが、濃厚なチーズ感は控えめ。

カッテージチーズ

シャウルス

チーズ / フランス(オーブ県)

フランスのシャンパーニュ地方シャウルス村に由来する牛乳製の白カビソフトチーズ。AOCに認定され、オーブ県とヨンヌ県の管理区域で作られる。乳酸凝固を主体にゆっくり水切りし、2〜4週間ほど熟成。中心はややほろっとし、熟すと口溶けが増す。

白カビチーズの中でも酸味と軽いほろほろ感を楽しみたい時に向く。ブリーより少し個性的だが、青カビほど強くない。シャンパーニュや辛口白ワインと合わせやすい。

シャウルス

サントモール

チーズ / フランス(トゥーレーヌ)

フランス・トゥーレーヌ地方のAOC/AOP山羊乳チーズ。灰をまぶした細長い丸太形で、中心に生産者番号入りの藁が通る。若いものは白くやわらかく酸味があり、熟成すると水分が抜けて締まり、山羊乳の香りと旨みが強くなる。

山羊チーズ入門に向くが、独特の香りはある。若いものは食べやすく、熟成品はより個性的。藁は食べずに外して切る。

サントモール

クロタン ド シャヴィニョル

チーズ / フランス(ロワール、シャヴィニョル)

フランス・ロワール地方シャヴィニョル村周辺のAOC/AOP山羊乳チーズ。小さな円筒形で、熟成段階により若い白い状態から、青みを帯びた硬い熟成品まで変化する。若いものは酸味とクリーミーさ、熟成品はナッツ香と強い山羊乳の風味が出る。

山羊チーズを段階別に楽しめる。初めてなら若いものや温かいサラダから。サンセールなどロワールの白ワインと相性が良い。

クロタン ド シャヴィニョル

ヴァランセ

チーズ / フランス(ベリー)

フランス中部ベリー地方のAOC/AOP山羊乳チーズ。切頭ピラミッド形が特徴で、表面に木炭粉をまぶし、自然のカビで青灰色の外皮になる。若いものは柑橘のような酸味があり、熟成すると山羊乳らしいナッツ香と旨みが増す。

見た目で選んでも楽しい山羊チーズ。若いものは初心者向き、熟成品は香りが強い。ロワール系の白ワインと合わせやすい。

ヴァランセ

マコネ

チーズ / フランス(ブルゴーニュ、マコネ)

フランス・ブルゴーニュ南部マコネ地方のAOC/AOP小型山羊乳チーズ。小さな切頭円錐形で、山羊乳または山羊乳主体に少量の牛乳を合わせて作られる。若いものは酸味がありクリーミーで、熟成すると締まり、山羊乳の香りと旨みが増す。

小さく試しやすい山羊チーズ。強いクセが苦手なら若いものを選ぶ。ブルゴーニュやマコネの白ワインと合わせると良い。

マコネ

スメタナ

食材 / ロシア

中央・東ヨーロッパおよび中央アジアで広く使われる発酵乳製品。生クリームを発酵させて作り、乳脂肪分9〜42%と西洋のサワークリームより脂肪分が高く、加熱しても分離しにくい。

ボルシチやペリメニなど東欧料理に添えられていたら積極的に使うべき。酸味が強い料理をまろやかにし、コクを加える。乳製品が好きなら試す価値あり。

スメタナ

タマリンド

食材 / タイ

マメ科の熱帯植物の莢の果肉で、甘みを伴うまろやかな酸味が特徴。タイ料理・インド料理・中東料理などで酸味付けとコク出しに広く使われる。

単体オーダーはしないが、パッタイの甘酸っぱさやカレーの複雑な酸味はタマリンド由来。料理の奥深い甘酸っぱさが好きなら要注目の食材。

タマリンド

ライム

食材 / 東南アジア

熱帯・亜熱帯原産の柑橘果実。レモンより鋭くシャープな酸味と爽やかな香りで、タイ料理・メキシコ料理・中南米料理に欠かせない。

タイ料理で提供されたら惜しまず絞ると料理全体が引き締まる。絞り加減で辛み・甘み・酸味のバランスを自分好みに調整できる。

ライム

ゲーン・ハンレー

料理 / タイ

タイ北部チェンマイを代表する豚肉カレー。ミャンマーのビルマ料理が起源とされ、タマリンドと生姜・落花生を使った甘酸っぱいコクが他のタイカレーと一線を画す。

辛すぎず甘酸っぱいカレーが好きなら絶対試すべき北タイの逸品。グリーンカレーとは全く異なる個性で、初めての北タイ料理に最適。

ソムタム

料理 / タイ

青いパパイヤを細切りにしてすり鉢で搗き、ナンプラー・ライム・パームシュガー・唐辛子で味付けしたイーサーン料理の代表的サラダ。

辛さを「ノット・スパイシー」と指定すれば初心者でも楽しめる。ガイヤーンとラープとセットで頼むイーサーンの黄金トリオ。

ソムタム

ラープ

料理 / ラオス

豚・鶏・牛などの挽肉をライム・ナンプラー・炒り米粉・唐辛子・ミントと和えたラオス・イーサーンの代表的ハーブサラダ。ラオスの国民的料理。

辛さの指定が重要。もち米と一緒に食べるのが必須。生肉バージョン(ラープディップ)は初めてなら加熱バージョンを選ぶのが安全。

ラープ

クイッティアオ・イェンタフォー

料理 / タイ

紅腐乳などでピンク色にしたスープに米麺、魚団子、練り物、空心菜などを入れるタイ式ヨンタオフー麺。見た目は派手だが味は甘酸っぱいうま味系。

普通のクイッティアオに飽きたら試す価値あり。魚介練り物と甘酸っぱいスープが好きな人向け。

クイッティアオ・イェンタフォー

プリック・ナムソム

ソース / タイ

刻み唐辛子を酢に漬けた、タイ麺屋台の定番卓上調味料。辛みと酸味を同時に足し、脂っぽい麺や甘い味付けを引き締める。

タイの麺が甘い、重い、ぼんやり感じるときに少量足す。酸味が強いのでスプーン半分から試す。

ソムタム・タイ

料理 / タイ

青パパイヤを唐辛子、にんにく、ライム、ナンプラー、パームシュガーで搗き和え、干し海老とピーナッツを加えるタイ式ソムタム。

初めてのソムタムならソムタム・タイが無難。辛さは少なめ指定が安全。

ソムタム・タイ

ヤム・ウンセン

料理 / タイ

春雨を海老、豚ひき肉、玉ねぎ、セロリ、トマトなどと和え、ライム、ナンプラー、唐辛子で仕上げるタイの酸辛い春雨サラダ。

さっぱりしたタイ料理がほしいときに良い。辛さは高めなので少なめ指定推奨。

ヤム・ウンセン

ゲーン・ソム

料理 / タイ

タマリンドの酸味と唐辛子の辛みを効かせ、魚や海老と野菜を煮るタイの酸っぱいカレー風スープ。ココナッツミルクは使わない。

甘いココナッツカレーではなく、酸っぱ辛いスープカレーが欲しいときに向く。辛さ強めのことが多い。

ゲーン・ソム

ナムトック

料理 / タイ

焼いた豚肉または牛肉を薄切りにし、ライム、ナンプラー、唐辛子、炒り米粉、ハーブで和えるイーサーン系の肉サラダ。

辛さが強いことが多い。もち米やソムタムと合わせると食べやすい。

ナムトック

ヤム・ヌア

料理 / タイ

牛肉をライム、ナンプラー、唐辛子、玉ねぎ、ハーブで和える、酸味と辛みの強いタイの牛肉サラダ。

軽い肉料理がほしい時に合う。辛さは高めなので調整指定が無難。

プラー・ヌン・マナーオ

料理 / タイ

白身魚を蒸し、ライム、にんにく、唐辛子、ナンプラーの酸辛いソースをかけるタイの魚料理。

魚をさっぱり食べたい時に最適。辛さと酸味が強いので、辛さ控えめ指定も可。

プラー・ヌン・マナーオ

アペリチフ

飲み物 / フランス

食事の前に飲む酒の総称。食欲を刺激し、会話を和ませる役割を持つ。シャンパン・ヴェルモット・カンパリなどが代表的。

レストランでコース前に「アペリチフはいかがですか?」と聞かれることが多い。飲めない場合はノンアルコールを希望してよい。消化を助け食欲を高める効果があるとされる。

アペリチフ

ソルベ

デザート / フランス

果汁や果肉に砂糖水を加えて凍らせた乳製品不使用の氷菓。フランス料理では口直しとしてコースの合間や、デザートとして提供される。

コース料理の合間に出てくる場合は口直しなので全部食べてよい。デザートのソルベは乳製品不使用なのでアイスクリームが苦手な人にも向いている。

ソルベ

コンポート

デザート / フランス

果物を水や薄い砂糖水で煮たヨーロッパの伝統的なデザート。ジャムより果実の食感と風味が残り、糖度も低い。ヨーグルトやアイスクリームに添えるほか、肉料理の付け合わせにも使われる。

デザートや付け合わせとして提供されるやさしい甘さの一品。ジャムが苦手でも食べやすい。肉料理のソース代わりに添えられる場合は甘酸っぱい風味が肉を引き立てる。

コンポート

ゼスト

食材 / フランス

柑橘類(レモン・オレンジ・ライム・グレープフルーツ)の果皮の最外層で、精油成分(リモネン・シトラールなど)を含む芳香の強い部分。白い綿状の中果皮(アルベド)は苦みが強いため、ゼスターやマイクロプレーンで外皮のみを削り取る。フランス料理・菓子では風味の引き締め役として欠かせず、ガトー・タルトのクリーム・ソースの仕上げなど様々な場面で使われる。微量でも料理全体の香りを引き上げる効果が高く、カクテルのリムやカルパッチョのアクセントにも活躍する。

ゼストはメニューに独立して出るものではなく、料理の説明の中で「ゼスト添え」「レモンゼスト」などの形で登場する。柑橘の香りが加わることを示す。

ゼスト

イスターバンド

料理 / スウェーデン

豚肉、大麦のひき割り、じゃがいもで作るスウェーデンの粗挽きソーセージ。伝統的には乳酸発酵させてから軽く燻製し、酸味とスモーキーさを持つ。ディル入りクリームポテトやビーツのピクルスと食べる。

普通のソーセージより酸味と個性を楽しむ料理。ビールやアクアヴィットと合わせると食べやすい。

イスターバンド

インラグド・シル

料理 / スウェーデン

ニシンを酢、砂糖、塩、玉ねぎ、香辛料などで漬けたスウェーデンの冷菜。ミッドサマー、クリスマス、イースターなどの食卓で定番。

北欧の前菜定番。魚の酢漬けが好きなら外しにくい。

インラグド・シル

カイピリーニャ

飲み物 / ブラジル

カシャッサ、ライム、砂糖、氷で作るブラジルの代表的カクテル。ライムを砂糖と潰して香りと酸味を出し、サトウキビ由来の蒸留酒を注ぐ。

甘さとアルコール感が強い。弱めがよければ砂糖少なめ、カシャッサ少なめを頼む。

カイピリーニャ

アサイー

デザート / ブラジル

アマゾン原産のアサイーヤシの紫色の果実。ブラジルでは冷凍ピューレをボウルにし、果物やグラノーラをのせるデザートや軽食として広まった。

店により甘さとトッピング量が大きく違う。食事代わりならグラノーラやナッツ入りを選ぶ。

アサイー

インジェラ

料理 / エチオピア

テフ粉を水で発酵させて焼く、酸味とスポンジ状の気泡を持つエチオピア・エリトリアの薄い発酵パン。皿や主食の役割を兼ね、ワットなどをのせて手でちぎって食べる。

酸味に慣れない人は少量から。ワットや野菜盛り合わせとセットで頼む。手でちぎって食べる。

インジェラ

松鼠桂魚

料理 / 中国

蘇州発祥の江蘇料理。桂魚を開いて細かく切り込み、リスのような形に揚げ、甘酢あんをかける華やかな魚料理。

骨が残る場合あり。甘酸っぱい味が好きなら向く。大皿なのでシェア向き。

松鼠桂魚

糟辣脆皮魚

料理 / 中国

魚を揚げて皮を香ばしくし、貴州系の糟辣椒を使った甘酸っぱく辛いソースをかける魚料理。発酵唐辛子の酸味と揚げ魚の食感を組み合わせる。

骨付きが多い。白米と相性がよい。辛味と酸味が苦手なら注意。

坦仔麺

料理 / 中国(香港)

香港発の米線チェーン譚仔で知られる、雲南米線を香港式に辛さ・スープ・具材を選んで食べる麺料理。麻辣、酸辣、清湯などのスープと豊富なトッピングが特徴。

辛さ段階に注意。初回は低めの辛さで、トッピングを絞ると食べやすい。

酸豆角肉泥

料理 / 中国

発酵させた酸豆角を刻み、豚ひき肉や肉末と炒める家庭的な湖南系の惣菜。酸味、塩気、唐辛子の辛味があり、ご飯や麺の具に向く。

単品よりご飯や麺のトッピング向き。塩分強めなので量注意。

刴椒

ソース / 中国

赤唐辛子を細かく刻み、塩などと一緒に漬けて発酵・熟成させる湖南系の唐辛子調味料。剁椒魚頭などの蒸し料理、炒め物、和え物に使う。

料理名に剁椒があればかなり辛い可能性。卓上調味料なら少量から。

茘枝肉

料理 / 中国

豚肉に花刀を入れて揚げ、甘酸っぱい赤いソースを絡める福州・莆田系の代表料理。形が荔枝に似るため名が付くが、果物のライチは通常入らない。

酢豚に近く初心者向き。甘めが苦手なら注意。

茘枝肉

酔排骨

料理 / 中国

小さく切った排骨を揚げ、酒、酢、砂糖、醤油、香味料の甘酸っぱいたれに絡める福州料理。酒香と酢の効いた冷菜/熱菜として食べる。

骨付き注意。酒香と甘酸味が好きなら向く。

酸菜炒肉

料理 / 中国

中国東北地方の家庭料理。冬に漬け込む酸菜(発酵させた白菜)を豚肉と炒め合わせた、酸味とコクのある一皿。

酸味のある発酵野菜が好きでご飯物と合わせたい人向け。酸っぱい味が苦手なら少量から試すとよい。

ザワークラウト

料理 / ドイツ

刻んだキャベツを塩とともに漬け込み、乳酸発酵させたヨーロッパの保存食。酢を使わず発酵だけで酸味を生み、冷蔵技術がない時代にビタミンCを冬まで保存する手段として広まった。

酸味のある付け合わせが好きなら注文して良い。脂の多い肉料理の口直しにも合う。

ザワークラウト

梅干し

料理 / 日本

熟した梅を塩漬けし、天日で干して作る日本の伝統保存食。塩分約20%の高濃度で長期保存が利き、戦国時代には陣中食、江戸時代には現在の製法が確立された。

強い酸味と塩気が特徴。酸っぱいものが苦手なら量に注意。ご飯のお供として少量ずつ食べるのが一般的。

梅干し

カムルチー

魚介 / 中国

細長い体と獰猛な性質を持つ淡水魚。骨が少なく身が厚いため、酸味のあるスープや炒め物など幅広く使われる。

骨が少なく食べやすいため川魚の中でも初心者向き。酸味の効いたスープや麻辣仕立てで様々な味を楽しめる。

カムルチー

泡椒黄辣丁

料理 / 中国

コウライギギを四川名物の漬け唐辛子「泡椒」と共に煮込んだ、酸味と辛味が効いた一品。

酸味と辛味のバランスが良く、こってりしすぎない味付けなので食欲がないときにもおすすめ。

酸湯烏魚

料理 / 中国

カムルチー(烏魚)を酸味のあるスープで煮込んだ一品。トマトや漬物由来の酸味でさっぱりと仕上がる。

こってりした料理が続いたときの箸休め的な一品としてもおすすめ。酸味が好きなら満足度が高い。

酸湯烏魚

オゼイユ

野菜 / ヨーロッパ

タデ科スイバ属の多年草でフランス語名オゼイユ、英語名ソレルとも呼ばれるハーブ野菜。シュウ酸による爽やかな強い酸味とほろ苦さが特徴で、フランス料理でソースやスープに使われる。

酸味の効いたソースや魚料理を好むなら試しやすい。少量がアクセントとして使われることが多い。

オゼイユ

ルバーブ

野菜 / シベリア南部

シベリア南部原産のタデ科の多年草で、赤みがかった太い茎を食用にする。強い酸味とアンズに似た芳香を持ち、砂糖で煮てジャムやパイなど果物のように調理される。

酸味のあるデザートが好きなら試しやすい。イチゴと合わせたタルトなどが定番で食べやすい。

ルバーブ

白ボルシチ

料理 / ポーランド

小麦を発酵させた酸味のある「ザクファス」をベースにした、ポーランドの白いスープ。生の白ソーセージ(ビャワ・キェウバサ)・じゃがいも・茹で卵・クリームを加えて仕上げる。ライ麦発酵液を使う「ジューレック」より酸味がまろやかで、主にイースターの時期に食べられる。

酸味のあるスープが好きなら試す価値あり。真っ赤な(通常の)ボルシチとは別物で、見た目も味も白くまろやか。ポーランド料理店ではイースター前後の季節メニューとして出ることが多い。

白ボルシチ