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料理の味を整えるために使う食品の総称。塩・砂糖・醤油・酢・みりん・スパイスなど。
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宮城県の方言でふきのとうを指す「ばっけ」を刻み、くるみと合わせて練り込んだ、春を告げる香り豊かな練り味噌。
春先のふきのとうの季節に宮城県内の家庭で作られ、温かいご飯やおにぎりの具として通年楽しまれる。土産物店や直売所でも見かける。
春の山菜ふきのとうを刻んでアク抜きし、白味噌や田舎味噌と合わせた島根県で親しまれる春の常備菜。
旬は1月〜4月初旬。島根県内の道の駅や直売所で購入できるほか、冷凍品は通年入手可能。
4月の花山椒の時期に、刻んだ山椒の葉とちりめんじゃこを醤油と酒で炒め煮した京都市の佃煮。ご飯のお供やお茶漬けに使う。
4月の山椒の葉が出回る時期に京都市の乾物店・土産物店で購入できる。ご飯のお供やおにぎりの具として使うとよい。
しその実を醤油とみりんで甘辛く煮詰めた、岡山県美作地域のご飯のお供。
夏の収穫期、美作地域の家庭や土産物店で購入できる。ご飯のお供・お茶請けとして。
中国から伝わった製法をもとに、なすやうりなどの夏野菜を大豆・麦・米の麹で漬け込んだ、和歌山県湯浅町由来のおかず味噌。
夏の仕込み時期を経て通年、和歌山県湯浅町周辺の味噌蔵や土産物店で購入可能。「茶がゆ」との組み合わせもおすすめ。
江戸時代から庄内地域で作られる、大豆・小麦・米の麹を塩水で発酵させた万能調味料。
7月末に仕込み8月末から食べ始めるが、保存食として通年、山形県庄内地域の食堂や家庭で親しまれる。
長曾我部元親が朝鮮の役から持ち帰ったとされる、ブリの刺身に醤油の代わりにかける高知県独自の万能調味料。
冬の葉にんにくの旬、高知県内の家庭や飲食店で日常的に使われる。ブリの刺身にぬたをかける独自のスタイルを体験したい人向け。
伊達政宗ゆかりの米味噌。大豆比率が高く濃い山吹色で、塩なれした旨味とすっきりした辛口の味わいが特徴。
郷土料理の「ばっけ味噌」「しそ巻き」や味噌汁で本場の味を確認したい人向け。豆味噌・白味噌に慣れた人には塩味が強く感じられることがある。
アカネ科クチナシの果実を乾燥させた天然着色料。黄色色素クロシンを含み、栗きんとんやたくあんなどを鮮やかな黄金色に染める。香りより色づけが主目的の香辛料。
鮮やかな黄色の和菓子や漬物を楽しみたいときに。サフランやターメリックと違い、香りより色づけが主目的。
ミカン科サンショウの果皮や若葉を使う日本の香辛料。しびれるような辛味成分サンショオールを含み、中国の花椒に比べて穏やかな辛さと爽やかな香りが特徴。鰻の蒲焼に振りかける粉山椒が代表的な利用法。
脂の乗った鰻や肉料理をさっぱり食べたいときに。花椒より辛みが穏やかなので日本の味付けになじみやすい。
唐辛子を主体に山椒・麻の実・胡麻・陳皮・青のり・けしの実など6種の副原料を合わせた日本発祥の混合香辛料。製造元によって配合が異なり、江戸の辛口から京都の香り重視まで個性がある。うどんや蕎麦、牛丼の薬味として定番。
麺類や丼物にアクセントを足したいときに。京都系は香り重視、江戸系は辛さ重視と個性が分かれる。
ショウガ科の根茎を使う香辛料・薬味。ジンゲロールなど200種以上の香り成分による独特の辛みと香りが特徴で、加熱するとショウガオールに変化しまろやかになる。魚や肉の臭み消しから飲み物まで幅広く使われる。
魚や肉の臭みを消してさっぱり食べたいときに。生のシャープな辛さと加熱後のまろやかな風味で使い分けられる。
青柚子の皮と青唐辛子を刻んで塩とすり合わせ、熟成させてつくる九州発祥の薬味・調味料。大分県日田市が発祥地の一説とされ、九州地方で古くから唐辛子を「こしょう」と呼ぶ習慣があったことが名前の由来。柚子の爽やかな香りと唐辛子の辛みを同時に感じられる。
少量で香りと辛みが強く出るため、まずは箸先ほどの量から試すとよい。鍋物やうどん、蒸し鶏、刺身との相性が良い。
ちりめんじゃこと山椒の実を醤油や酒で炊き合わせた京都名物の佃煮風のおかず。ご飯のお供や土産物として定番。
京都の料理店や土産店で定番。山椒の香りが好きなら満足度が高い。山椒のしびれが苦手な人は少量から。ご飯にのせて食べるのが一番わかりやすい楽しみ方。
大根・茄子・蓮根・なた豆・きゅうり・しそなど7種類前後の野菜を刻み、醤油とみりんなどの甘い調味液に漬けた漬物。明治期に東京・上野で生まれ、カレーライスの付け合わせとして定着した。
カレーライスに無料で添えられることが多い定番。甘めの漬物が好きなら気に入る。酸っぱい漬物を好む人には甘すぎると感じることも。
愛知県岡崎市八帖町で作られる、大豆と塩だけで仕込み長期熟成させた豆味噌。濃い赤褐色で、渋みと酸味のある濃厚な味。
名古屋めしの味噌料理で体験できる。米味噌に慣れた人には渋く感じることも。
長野県で作られる米味噌。淡い山吹色で、さっぱりとした辛口。全国の味噌生産量の約半分を占める。
日本で最も一般的な味噌のタイプで、スーパーの味噌の多くがこれにあたる。
唐辛子だけを粉末にした香辛料。七味唐辛子と違い他の素材を混ぜないため、純粋な辛みが特徴。
卓上調味料として使う。七味より辛みが直接的なので少しずつ。
カラシナの種子(主にオリエンタルマスタードシード)から作る香辛料。鼻に抜ける強い辛味が特徴で、おでんや納豆、トンカツの薬味に少量使う。
少量ずつ付けるのが基本。洋風のマスタードより辛いので、初めてなら控えめに。
ヤシの花序・幹から採取した樹液を煮詰めて固めた東南アジアの天然甘味料。白砂糖よりまろやかでキャラメルのような芳香な深みのある甘みが特徴。
単体でオーダーするものではなく料理の甘み成分。タイ料理でほっこりとした甘みを感じたらパームシュガーが使われている。
マメ科の熱帯植物の莢の果肉で、甘みを伴うまろやかな酸味が特徴。タイ料理・インド料理・中東料理などで酸味付けとコク出しに広く使われる。
単体オーダーはしないが、パッタイの甘酸っぱさやカレーの複雑な酸味はタマリンド由来。料理の奥深い甘酸っぱさが好きなら要注目の食材。
乾燥唐辛子を炒る、または軽く焼いてから粗く砕いたタイの粉唐辛子。クイッティアオ屋台の卓上調味料として、辛みと香ばしさを後から足す。
タイ麺を自分で辛くしたいときに使う。最初から大量に入れず、ひとつまみずつ足すのが安全。
プリックはタイ語で唐辛子全般。生、乾燥、粉、酢漬けなどで使われ、タイ料理の辛味を作る基本食材。
辛さ指定の基準になる語。辛いものが苦手なら「プリック少なめ」と伝える。
バイ・ホラパーはタイバジルの葉。甘いアニス香があり、グリーンカレー、レッドカレー、炒め物、麺料理に使われる。
カレー好きなら覚えると便利。バイ・カパオとは別種で香りが甘い。
クラチャイはフィンガールートとも呼ばれるショウガ科の根茎。タイ料理では魚料理、カレー、炒め物に使い、土っぽく爽やかな香りを出す。
単体で食べるより香味素材。魚の匂い消しとカレーの奥行きに使われる。
食材をすり潰したり練ったりして濃い半固形に仕上げたもの。香辛料ペースト、ナッツペースト、野菜ペースト、豆ペーストなど種類が多く、ソースのベースや調味料、スプレッドとして使われる。
パンや前菜に添えられていたら少量から試す。香辛料系は辛さを確認。
フトモモ科チョウジノキの乾燥したつぼみを使う香辛料。精油成分オイゲノールによる強く甘い芳香が特徴で、少量で十分な香りづけができる。肉料理やチャイ、焼き菓子に使われる。
濃厚で甘い香りのスパイスが好きなら。少量でも存在感が強く、入れすぎに注意が必要な料理に使われる。
コショウ科コショウの未熟な果実を皮ごと乾燥させた香辛料。「スパイスの王様」と呼ばれ、ピペリンによる刺激的な辛みとピネン・リモネンなどの複雑な香りが特徴。ホール・パウダー・あらびきと形状によって用途が異なる。
肉料理をキリッと引き締めたいときに。ホールとパウダー、あらびきで香りと辛みの出方が変わる。
1870年代に広東省で誕生した調味料。牡蠣を茹でた煮汁を煮詰めて偶然生まれたとされ、現在は牡蠣エキス・砂糖・コーンスターチを原料に工業製造される。魚醤より甘みがあり香りが穏やかで、中国・タイ・ベトナム・インドネシアの炒め物や煮物に広く使われる。
中華のコクが好きなら安心。牡蠣由来なのでアレルギーは注意。
トウシキミの果実を乾燥させた星形の香辛料。アニスと共通の香気成分アネトールによる甘く独特な香りが特徴で、中国料理の代表的スパイス。五香粉の主要成分でもあり、北京ダックや東坡肉、フォーの出汁に使われる。
中華風の煮込みやスープに深い香りが欲しいときに。強い香りなので使いすぎに注意。
名前は厦門語「茄汁(ke zap)」またはホッキエン語「膎汁(魚・貝の塩漬け汁)」に由来する。17世紀の英国ではキノコが主原料だったが、1812年にジェームズ・ミーズが初めてトマト版レシピを発表。H.J.ハインツ社が砂糖と酢を増量した保存性の高い現代の製法を確立した。
親しみやすい味。料理の個性より安心感を足すソース。
唐辛子の粉末にクミン・オレガノ・ニンニク・パプリカなどを配合したアメリカ生まれのスパイスミックス。1890年代にテキサス州でウィリアム・ゲバートが考案したとされ、メキシコ料理の下ごしらえを簡略化する目的で広まった。チリ・コン・カーンに欠かせない調味料。
チリ・コン・カーンやタコスなど、テクス・メクス系の料理でピリ辛と香ばしさを楽しみたいときの目印になる。唐辛子粉単体よりマイルドな複合スパイスであることが多い。
ブドウ果汁を使うイタリア系の甘酸っぱい酢。伝統的なDOP品はモデナまたはレッジョ・エミリアで12年以上熟成する高級品で、一般的な「アチェート・バルサミコ・ディ・モデナIGP」はブドウ果汁とワイン酢を使い、最低熟成期間が短い日常向けのものも多い。サラダドレッシング・肉料理のソース・デザートに使われる。
ラベルのDOP/IGPで品質と用途が変わる。トラディツィオナーレDOPは少量を仕上げに、IGPはサラダや肉料理に使いやすい。
インドネシア・マレーシア発祥の唐辛子ベースの調味料。16世紀にポルトガル・スペインの貿易でチリが持ち込まれる以前は長コショウ等で辛味を出していた。インドネシアだけで212〜300種以上が記録され、生(サンバル・マタ)と炒め(サンバル・ゴレン)の二大系統がある。
辛味追加用。少量から試す。
フランス・ブルゴーニュ地方のディジョン発祥のマスタード。ブラウンマスタードシードに白ワインまたはヴェルジュ(未熟ブドウ汁)を合わせた製法でシャープな酸味と鮮明な辛味が生まれる。19世紀にジャン・ネジョンが酢の代わりにヴェルジュを使ったことが現在の原型とされ、EU地理的表示(IGP)で保護されている。フレンチドレッシング(ヴィネグレット)の乳化剤としても機能し、ビストロからホテルフレンチまで幅広く使われる調味料。
単体で塩代わりに使うより、肉料理のソースやドレッシングに混ぜて味の骨格を作る使い方が典型。ステーキやローストポークへの添えとして提供される場合は少量でも風味が際立つ。辛みが苦手な場合は量を調整して。