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肉を主材料とする料理の総称。焼く・煮る・揚げるなど調理法は多様。
グリルまたはロースト後にスライスして盛り付けるイタリア料理の調理・提供スタイル。牛のタリアータが有名で、ルッコラとパルミジャーノを添えて提供される。
ステーキほど重くなく肉の旨みをしっかり楽しみたいときに選びたい一品。
オーブンで肉や野菜を乾熱で焼き上げる調理法。外はカリッと中はジューシーな仕上がりが特徴で、ローストビーフやローストチキンが代表的。
大きな肉料理で食べ応えを求めるなら迷わず選んでいい。
ユーラシア原産の水生植物で、人類が食べてきた最古の葉野菜のひとつ。明治期に西洋野菜として日本に伝わり、各地の水辺に自生している。ピリッとした辛みはシニグリンという成分で、ワサビと同じ「アリルイソチオシアネート」に変化する。ビタミンKが特に豊富で栄養価が高い。
肉料理の付け合わせとして出てきたら、一緒に食べると口の中がリフレッシュされる。
地中海原産のシソ科ハーブ。古代エジプトではミイラ作りに、古代ギリシャでは勇気の象徴として神殿に捧げられた。ローマ帝国の遠征とともに欧州各地に広まる。主成分のチモールには抗菌・防腐作用があり、乾燥させても風味が残る点が料理上の強み。ブーケガルニとエルブ・ド・プロヴァンスの必須素材。
料理の背景にある香りとして気づくことが多いハーブ。積極的に選ぶというより素材として楽しむ。
ブドウ果汁を使うイタリア系の甘酸っぱい酢。伝統的なDOP品はモデナまたはレッジョ・エミリアで12年以上熟成する高級品で、一般的な「アチェート・バルサミコ・ディ・モデナIGP」はブドウ果汁とワイン酢を使い、最低熟成期間が短い日常向けのものも多い。サラダドレッシング・肉料理のソース・デザートに使われる。
ラベルのDOP/IGPで品質と用途が変わる。トラディツィオナーレDOPは少量を仕上げに、IGPはサラダや肉料理に使いやすい。
「緑のソース」を意味し、国によって内容が異なる。イタリア版はパセリ・ケッパー・アンチョビ・オリーブオイル・ニンニクのハーブソース。メキシコ版はトマティーヨベースで全く別物。ドイツ・スイスにも同種のハーブソースがある。
肉料理や焼き魚にかけると爽やかさが加わり食べやすくなる。イタリア版とメキシコ版では全く異なるので、料理のジャンルに注意。
ローストした肉の焼き汁(フォン)をベースに小麦粉やコーンスターチでとろみをつけた褐色のソース。イギリス・アイルランド・北米の家庭料理に欠かせず、ローストビーフ・サンクスギビングのターキー・ビスケットに添えられる。
ローストビーフやローストチキンに必ず添えて食べると旨みが何倍にもなる。マッシュポテトにかけるのも定番の食べ方。
エスパニョールソース(褐色の母ソース)と褐色のフォン・ド・ヴォーを合わせて長時間煮詰めたフランス料理の複合ソース。「半艶(demi-glace)」の名の通り、光沢ある濃厚な褐色ソースで肉料理に広く使われる。
ハンバーグやビーフシチューのソースとして親しみやすい。肉料理を選ぶ際にデミグラスソースとあればコクのある仕上がりを期待できる。
肉を焼いたときに出る焼き汁(肉汁)をベースにした軽いフランスのソース。フォンより軽くナチュラルな旨みが特徴で、素材の味を生かす。
フォンやジュが使われた料理は素材の品質が活きている証し。
バスマティライスをスパイスとともに肉(鶏・ラム・牛)または野菜と炊き上げたインド亜大陸の炊き込みご飯。ムガル帝国時代に宮廷料理として発展し、インド・パキスタン・バングラデシュを代表する豪華な一品。
インド料理の中でも特別感のある一品。スパイス好きなら必ず試したい。地域によって(ハイデラバード式・コルカタ式など)風味が異なる。
セモリナ(粗挽きデュラム小麦粉)を水で湿らせて蒸した粒状のパスタ。北アフリカ(モロッコ・アルジェリア・チュニジア)の主食で、野菜・肉・スパイスの煮込み料理(シチュー)と合わせて食べる。フランスでも移民文化を通じて普及した。
北アフリカ料理の入門として最適。ハリッサは辛いので少量ずつ混ぜながら自分好みの辛さに調節しよう。
「焼く・炭火で焼く」を意味するアッカド語を語源とし、10世紀のバグダッドの料理書にも登場する中東発祥の肉料理の総称。串焼きのシシケバブ、縦回転焼きのドネルケバブ、ひき肉を握り固めたコフテなど形態は多様で、オスマン帝国の拡大とともにインド・東欧・西欧へ広まった。
肉料理として食べ応えがあり満足感が高い。スパイスの香りが食欲をそそる。
トルコ語の「チェヴィルメ(回転)」を語源とし、19世紀のオスマン帝国時代に縦型ロースターで肉を焼く技法が生まれた中東のファストフード。薄切りにした羊・鶏・牛肉を重ねてゆっくり炙り、削ぎ取ってピタパンやラファに包む。クミン・カルダモン・シナモンなどで香り豊かに仕上げる。
ケバブに似た一品だが、より本格的な中東の雰囲気を楽しめる。
薄く叩いた肉にパン粉をつけてバターで揚げ焼きしたオーストリア・ドイツの定番料理。正式な「ウィーナー・シュニッツェル(Wiener Schnitzel)」はオーストリアの法律により仔牛肉のみ使用が義務付けられており、豚肉版は「シュニッツェル・ウィーナー・アルト(Wiener Art)」と区別される。
とにかく大きい。一枚で十分お腹いっぱいになる。レモンをたっぷり絞って食べるのがおすすめ。
フィン・ウゴル系の先住民族(コミ人・ウドムルト人)が起源の小さな肉入り茹で餃子。名前はコミ語・ウドムルト語で「耳のパン」を意味し、現在はロシアを代表する料理として定着。ウラル地方では牛肉・羊肉・豚肉のミックスが伝統的。
餃子が好きなら安心して注文できる。サワークリームとの相性が絶妙。
加熱中の肉や魚に、溶け出した肉汁・油脂・バターを繰り返しかけるフランス料理の調理技法。乾燥を防ぎ、表面に艶と香ばしさを与える。
メニューにこの言葉があれば、丁寧に火入れした料理のサイン。技法名として覚えるとフランス料理が読みやすい。
フランス語でローストを意味する調理法で、150°C以上のオーブンや直火のドライヒートで食材を焼き上げる。低温長時間で大きな肉をジューシーに仕上げる方法と、高温で素早く焼き色をつける方法があり、19世紀末に薪の高価な燃料コストから富裕層の料理とされていた。肉汁(ジュ)が旨みの源。
メニューでロティとあれば、フランス式ローストとして食べ応えある主菜を期待できる。
牛肉などを温度(0〜4℃)・湿度・風量を厳密に管理した熟成庫で数週間から数ヶ月かけて乾燥熟成させる技法。酵素による自己消化でたんぱく質が分解され、旨みが凝縮するとともにナッツ・チーズに似た熟成香が生まれる。
肉の香りと旨みを楽しみたい人向け。独特の熟成香が苦手なら通常の肉を選ぶ。
紀元前9000年頃のシリアで使用された記録があり、古代ローマでは未発酵ブドウ果汁とマスタード種を混ぜた「ムスタム・アルデンス(燃えるマスト)」が原型とされる。1856年にジャン・ネジョンがディジョンマスタードの製法(酢をヴェルジュに替える)を確立した。
肉や揚げ物に合う。辛味が苦手なら少量から。
フランス・ブルゴーニュ地方のディジョン発祥のマスタード。白ワインまたはヴェルジュ(未熟ブドウ汁)を使うことでシャープな酸味と繊細な辛味が生まれる。EU地理的表示(IGP)で保護された名称で、フレンチドレッシングやソースの要として世界中で使われる。
普通のマスタードより酸味と繊細な香りを楽しみたいときに。フレンチ料理では定番の調味料。
地中海・イベリア半島原産の常緑低木ハーブ(Salvia rosmarinus)。中国には220年(漢代)に伝わり、英国にはローマ占領期(43年)に持ち込まれた。松に似た芳香と樹脂のような風味で、ラム・鶏・豚のローストや焼き野菜との相性が抜群。高温でも香りが飛びにくいため長時間調理に適する。
肉のロースト・グリル料理で香りづけに使われる。少量でも香りが強いため、強めのハーブが苦手な場合は注意。ラム肉との相性が特に良い。
牛の挽き肉を成形して焼いたパティを丸いパンに挟み、レタス、トマト、玉ねぎ、ピクルス、ケチャップなどを加えるアメリカ料理。19世紀末にドイツ系移民の食文化から発展し、20世紀に世界へ広まった。
満足感ある定番。肉の焼き加減やサイズで重さが変わる。
牛の挽き肉にパン粉、卵、牛乳、香味野菜を混ぜてパウンド型に詰め、オーブンで焼くアメリカの家庭料理。ヨーロッパの挽き肉料理を起源とし、19世紀末に北米で定着した。温かいメイン料理としても翌日の冷製サンドイッチとしても食べられる。
家庭的で食べ応えある肉料理が欲しいときに。軽さは少ない。
具を詰めたトルティーヤを細長く巻き油でカリッと揚げるメキシコ料理。フルートに似た形から名づけられ、鶏肉や牛肉の具にサルサ、サワークリーム、ワカモレを添える人気の軽食。
揚げ物が食べたいときに向く。前菜なら数人でシェア、本格的に食べるならライスや豆付きの皿を選ぶ。
牛肉を柑橘果汁やにんにく、クミンなどの香辛料でマリネし炭火または鉄板でしっかり焼くメキシコの肉料理。薄切りにしてタコスの具に使うほか、ライスと豆を添えた単品皿でも定番の一品。
肉をしっかり食べたいときに。タコスで頼むと軽く、プレートで頼むと主食付きで満足度が高い。
牛肉や羊肉、レバーなどをクミンとにんにく、トマトで煮込む北アフリカの肉料理。チュニジアやエジプト、アルジェリアなど広い地域で食べられ、名前はアラビア語でクミンを意味する言葉に由来する。
クミンや内臓料理が好きなら合う。パンやクスクスと合わせると満足度が高い。
青菜や豆、肉をスパイスでじっくり煮るチュニジアの家庭的な煮込み料理。アラビア語で「埋められたもの」を意味し、もともとは土中や炭火で食材を蒸し焼きにする調理法に由来する。
素朴な煮込みが好きな人向き。見た目より重く、主菜として考えるとよい。