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動物の可食部位の総称。牛・豚・鶏・羊など多種多様で、世界中の料理の主材料となる。
フランス語で「跳ばす」を意味するソテー。少量の油を入れた広口のフライパンを中高温に熱し、素材を短時間で炒め焼きする。澄ましバターや高煙点のオイルを使い、素材を素早く動かして均一に焼き色をつける。仕上げに鍋底のうまみをデグラゼしてソースにすることも多い。
素材の味をシンプルに楽しみたいときの定番調理法。
金網や鉄板に食材を載せて輻射熱・直火で焼く調理法。高温の熱が食材表面に格子状の焼き目をつけ、香ばしいメイラード反応の風味を生み出す。炭火グリルはスモーキーな独自の香りを加える。ガスグリル・炭火・魚焼きグリルなど多様な形態がある。
シンプルに食材の旨みと香ばしさを楽しみたいときに。
型に詰めて加熱し、冷やしてスライス提供するフランスの型詰め料理。肉・魚介・野菜を使った冷前菜として出され、断面の美しさが特徴。
フランス料理の伝統的な前菜を楽しみたいときに。見た目も洗練されている。
イタリア語で「切る」を意味する調理・盛り付けスタイル。薄切りにした肉や魚を重ねて盛り付ける手法で、タリアータとほぼ同義で使われることが多い。
盛り付けが美しくビジュアルも楽しみたいときに。
古代エジプト(紀元前2500年頃)やインド(紀元前1500年頃)に遡る歴史を持つ調理法。150〜200°Cの油で食材を加熱し、マイラード反応とカラメル化で表面に香ばしい焦げ目をつける。日本では江戸時代に菜種油の普及と楽市・楽座の流通改革で天ぷら文化が花開いた。
満足感ある一皿が欲しいときに。軽い揚げ物ならフリットも候補。
旧石器時代に起源を持つ最古の保存・調理法のひとつ。冷燻(15〜25°C、数週間)・温燻(30〜80°C、数時間〜3日)・熱燻(120〜140°C、数時間)の3種があり、使う木材(サクラ・ナラ・ブナ・ヒッコリー)で風味が異なる。日本の伝統燻製品はかつお節やいぶりがっこ。
香りの強い前菜が欲しいときに。燻製香が苦手なら避ける。
若い羊の肉。ラム特有の香りは成羊(マトン)より穏やかで、地中海・中東・中央アジア・インド・オーストラリアなど羊肉文化圏で主要なタンパク源。ミント・ローズマリー・クミンなど香草やスパイスと相性が良い。
羊肉の香りが好きならおすすめ。初めてならグリルや煮込みから。
カモ目カモ科の水鳥の肉。マガモ・アヒル・ルーアン鴨など種類があり、赤身に近い筋肉質で牛肉に似た濃い旨みを持つ。皮下脂肪が厚く脂の甘みが強い。フランス料理のコンフィ・マグレ・ロースト、中国料理の北京ダック、アジア料理に広く使われる。
鶏より肉の味が濃く脂が強い。脂質が苦手な場合は注意。皮目をしっかり焼いたものが最もおいしい。
生後数ヶ月以内の仔牛の肉。筋肉が発達しておらず筋繊維が細かいため非常に柔らかく、ミオグロビンが少ないため淡いピンク〜白みがかった色が特徴。上品で繊細な旨みを持ち、イタリア料理のミラノ風カツレツ(コトレッタ)・オッソブーコ、フランス料理のブランケット・ド・ヴォーなどに使われる。飼育環境について倫理的議論がある食材。
重すぎない肉料理が欲しいときに最適。仔牛の飼育倫理が気になる場合は避けてよい。カツレツ(コトレッタ)系は揚げ物なので軽くはないが肉質はさっぱり。
トウモロコシのトルティーヤに肉や豆、チーズを巻き、チリソースをかけてオーブンで焼くメキシコ料理。赤チリ、モレ、サルサベルデ、クリーム系など複数のソースがあり、スペイン語で「チリで味付けした」を意味する。
タコスよりソース感とボリュームが欲しいときに。辛さは確認。
ハム・ベーコン・ソーセージ・パテ・テリーヌ・リエット・コンフィなど豚肉を中心とした食肉加工品とその技術の総称。フランス語で「加熱した肉」を意味し、塩漬け・発酵・燻製・脂で覆う(コンフィ)などの保存技法が発展した。シャルキュトリ板として前菜やワインのつまみに供される。
ワイン前菜やシェア向き。肉加工品を少しずつ食べたいときに選ぶ。
薄切りの牛肉・仔牛肉・豚肉・鶏肉、または薄くスライスした茄子や魚に、チーズ・ハーブ・野菜などの具材を乗せて巻き、フライパンやオーブンで焼くか、トマトソースや白ワインで煮るイタリア料理。イタリア系アメリカ料理の「ロラティーニ」の元になった本家の一品。
内容確認が大事。肉、魚、野菜のどれを巻くかで軽さも味も変わる。
フランス語で「刻んだ・挽いた」を意味する料理用語。野菜や香味野菜を細かく刻む下ごしらえの技法を指すと同時に、ステック・アッシェ(フランス風ハンバーグ)のように挽き肉を使う料理名としても広く使われる。
ステーキ・アッシェなどで見たら挽き肉系と考えるとよい。塊肉より食べやすい。
薄く叩いた肉や魚に小麦粉をまぶしてバターでソテーし、レモン汁・白ワイン・ケイパーのソースで仕上げるイタリア料理。日本では豚や鶏に卵をまとわせて焼くアレンジが「ピカタ」として定着している。
揚げ物より軽い肉料理が欲しい時に良い。卵が苦手なら避ける。
豚肉・レバー・脂身を粗く刻んでハーブと混ぜ、型に詰めて焼いたフランスの田舎風パテ。なめらかなフォアグラパテと異なり粗挽き食感で素朴な旨みが特徴。バゲットやコルニッション(ピクルス)と合わせる。
シャルキュトリやワイン前菜が好きなら定番。レバー風味が苦手なら注意。
フランス語で「詰めた」を意味する調理法。トマト・ズッキーニ・ナス・ピーマンなどをくり抜いて容器にし、挽き肉・米・パン粉・ハーブ・チーズなどを詰めてオーブンで焼く料理。古代ローマ以来の伝統を持つ。
詰め物料理が好きなら選びやすい。中身は肉系が多いので、苦手な食材がある時は確認するとよい。
脂の少ない赤身肉や骨付き鳥肉の表面に、薄切りベーコンや脂身を巻いて縛ってから加熱するフランス料理の技法。焼き中に乾燥を防いで肉汁を保ち、ベーコンの塩気と旨みを肉に移す効果がある。
脂の旨みが好きなら良い。軽い肉料理が欲しい時は重く感じる。
仔羊や豚などの背骨に直角に切り取った骨付き背肉の部位。通常8本のリブ骨が並び、骨先端を露出させたフレンチトリム仕立てでローストされることが多い。見栄えが美しく、特別な席の主菜として珍重される高級部位。
ラムや豚の骨付き肉が好きなら選びやすい。ナイフで食べるしっかりした主菜。
仔羊、豚、仔牛など各種肉の肋骨付き薄切り肉の部位名。フランス語のコートレット(côtelette)は「あばら骨」を意味し、骨付きのまま焼き物やパン粉焼きにする。日本の「カツレツ(かつ)」もこの言葉が語源。
骨付き肉が好きなら選びやすい。手やナイフで骨まわりを食べる料理。
牛・豚・羊の内臓を包む網状の薄い脂膜。フランス語でクレピーヌと呼ばれ、パテやファルス、クレピネット(腸詰め)を包んで焼くことで調理中の乾燥を防ぎ、旨みのある脂を全体に行き渡らせる。加熱すると溶けて消える。
シャルキュトリや肉詰めが好きなら合う。脂が苦手なら重い。
フランス料理の古典的な詰め物の一種で、肉・内臓・きのこ・香味野菜などを炒めてペースト状または粗めに仕上げたもの。他のファルスや料理のベースに混ぜ込む補完材料として使われるほか、器に詰めてパン粉やチーズをかけてグラタン状に焼き上げることもある。
詰め物料理やグラタンが好きなら相性良い。軽い前菜を求める時は重く感じる。
肉の塊や丸鶏、詰め物をした食材などをタコ糸(フィセル)で縛り、加熱中に形を保つフランス料理の技法。均一な火通りを実現し、詰め物が外れるのを防ぎ、冷めても形が崩れにくくなる。ローストやポシェの前に行う基本的な下ごしらえ。
料理名より調理説明に出る用語。ローストやファルシなど、形を保つ必要がある料理で使われる。
鴨またはガチョウの肥大させた肝臓を使うフランス料理最高級食材。独特の濃厚な旨みとなめらかな脂をもち、テリーヌや冷製パテ、ポワレ、ソースなど多彩な形で用いられる贅沢な食材。
濃厚な前菜やワイン向け食材が好きなら向く。脂の強い内臓が苦手なら重い。
白コショウ・クローブ・ナツメグ・ジンジャーを混ぜたフランスの4種スパイスブレンド。シャルキュトリー(テリーヌ・パテ・ソーセージ)の風味付けに伝統的に使われ、ブーダン・ノワールやパテ・ド・カンパーニュには欠かせない。
テリーヌやパテに複雑なスパイスの香りをつけるフランス料理の隠し味。料理の注文には直接関係しないが、シャルキュトリーの特有の香りの元になる調合スパイス。
肉、魚、じゃがいも、野菜の表面をフライパンや天火でこんがりと金褐色に焼き色をつけるフランス料理の技法。メイラード反応による香ばしさと旨みが生まれ、食欲をそそる香ばしい焼き面を作り出す。
香ばしい焼き目が好きなら良い。焦げ感が苦手なら注意。
焼き上げた肉やパテ、こねた生地を一定時間休ませるフランス料理の工程。肉は繊維が緩んで肉汁が再分配されジューシーな状態を保ち、生地は弾力が落ち着いて成形しやすい状態になる。
料理名より工程用語。丁寧な火入れや製菓で重要な下ごしらえ。
薄く叩いた仔牛・豚・鶏肉に小麦粉、卵、パン粉の衣をつけてバターや油で揚げ焼きにする洋食系の肉料理。ウィーンのシュニッツェルを原形にもち、日本の洋食文化にも深く根付いている。
揚げ物系の洋食を食べたい時に選びやすい。軽い料理が欲しい時は重め。
牛、豚、鶏、羊など各種の肉を細かく挽いた食材の総称。ハンバーグ、ミートボール、ミートソース、餃子、詰め物など幅広い料理に使われ、塊肉より味が均一に染みやすい加工食材。
ハンバーグやミートソース系が好きなら安心。脂が多い場合は重く感じる。
角切りのじゃがいも、肉、玉ねぎを炒め、目玉焼きやビーツのピクルスを添えるスウェーデンの家庭料理。残り物活用料理として親しまれる。
気取らない北欧の食事を食べたい時に。ランチやビールの相手として向く。
肉・魚介・野菜などを小さな角切りにしてソースで和えたもの。詰め物・ガルニチュール・ボルオーヴァンの中身など多様な用途で使われるフランス料理の基本調理。
単体メニューとして見かけることは少なく、パイやシューの詰め物として登場することが多い。メニューで説明を読んで使われ方を確認するとよい。
醤卤は、醤油を軸に香辛料・酒・砂糖などを合わせた卤水で肉、卵、豆腐、内臓などを弱火で煮含める中国料理の調理法。料理名としては滷味・卤味の総称で出ることが多い。
初めてなら卤味拼盘や酱卤牛肉を選ぶと味の方向が分かりやすい。香辛料が苦手なら、八角や花椒の香りが強いか確認すると安全。
トントロは豚の首から頬にかけての脂の多い部位。焼肉や串焼きで使われ、歯切れのよさと脂の甘みが特徴。
脂が多い肉を食べたい時向き。軽く食べたいなら少量でよい。