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羊肉を使った煮込みを国を問わず集めました。各国の似た料理を比べながら、味の特徴・注文のコツを調べられます。
円錐形の土鍋(タジン鍋)で肉・野菜・スパイスを蒸し煮にするモロッコ料理。複雑なスパイスの香りとしっとりとした食感が特徴。
モロッコ料理の真髄を楽しめる一品。クスクスと一緒に頼むのがベスト。
新疆ウイグル自治区を起源とし、中央アジア全域で親しまれる手延べ麺料理。ラム肉や牛肉、ピーマン、セロリなどの野菜をトマト風味のスープで煮て、手で引き延ばした太麺にかける。名前は中国語の拉麺に由来するとされる。
麺料理が食べたいときの安定選択。辛さは控えめな店が多いが、香辛料の香りはある。
ディルを練り込んだ緑色の麺に、羊肉や牛肉、野菜の煮込みとヨーグルトを添えるウズベキスタン・ヒヴァ周辺の名物料理。「シヴィット」はウズベク語でディルを意味し、香草の爽やかな香りが際立つ一皿。
香草が平気なら試す価値が高い名物。普通の麺料理より軽く感じやすい。
ひよこ豆を羊肉のだしや香辛料で柔らかく煮るウズベキスタンの豆料理。「ノハット」はウズベク語でひよこ豆、「ショラック」はスープや汁を意味し、豆スープ全般を指すこともある。
豆料理と肉料理の中間。重すぎない主菜が欲しいときに向く。
小麦粉の薄い皮に羊肉や牛肉、玉ねぎ、タイムで味付けした餡を包んで茹でるウズベキスタンの小ぶりな餃子。四角く切った生地を折りたたんで端をつまみ、肉のスープやヨーグルト、サワークリームと合わせる。
軽めの温かい主菜やスープが欲しいときに向く。餃子系が好きなら食べやすい。
羊肉や牛肉、じゃがいも、にんじん、玉ねぎなどを大きめに切って長時間煮込む中央アジアの具だくさんスープ。料理名はペルシャ語で「塩気のある煮込み」を意味する言葉に由来し、中央アジアから中東まで広く食べられる。
温かいスープと肉を同時に食べたいとき向き。羊肉が苦手なら肉種確認。
「液体のプロフ」とも呼ばれるウズベキスタンとタジキスタンの米入りスープ。ラム肉をカザンで炒め、にんじん、じゃがいも、トマトと煮込み、米を加えて仕上げ、酸味のあるカティックやヨーグルトを添えて食べる。名前はタジク語で「ヨーグルト水」を意味する。
重すぎない一皿飯感覚。スープだけでなく腹持ちも欲しいときに向く。
羊や牛の頭、足、内臓などを長時間煮込むアルバニアの濃厚なスープ料理。ゼラチン質のとろみと強い肉の旨みが特徴で、にんにくや酢、唐辛子を加えて臭みを和らげ、朝食や寒い季節の滋養食として食べられる。
内臓料理が好きな人向け。初心者は具材を確認してから頼むと安心。
羊肉や子牛肉をタラゴン、チャービル、パセリなどの大量のハーブとトケマリ(野生の青梅プラム)の酸味、白ワインで煮るジョージアの春の煮込み料理。
ハーブと酸味が好きならぜひ。通常の肉煮込みより爽やかで香草感が強い。春から初夏の季節料理のため、通年提供していない店もある。
骨付き羊肉とキャベツを粒胡椒と少量の水だけでじっくり煮込むノルウェーの伝統家庭料理。10月を中心に食べられるノルウェーの国民食とも呼ばれ、茹でたじゃがいもを添えて食べる素朴な秋冬の主菜。
羊肉の香りが好きなら本命。北欧料理店やノルウェー料理イベントで、寒い季節の煮込みとして選ぶとよい。
脂の乗った羊肉の薄切り(肥羊)を豆板醤・花椒ベースの麻辣スープで煮る四川料理。水煮肉片・水煮魚と同じ「水煮」技法の羊肉版で、仕上げに熱した油をかけ香りと辛みを一気に引き立てる。
麻辣の刺激と羊肉のコクを両方楽しみたいなら満足できる一品。羊肉特有の香りが苦手な人には不向き。
トマト、レンズ豆、ひよこ豆、玉ねぎ、米または細い麺、羊肉・牛肉・鶏肉などを煮込み、小麦粉のとろみで仕上げる北アフリカのスープ。モロッコやアルジェリアで親しまれ、ラマダンの断食明けにもよく食べられる。
軽食名でも量はしっかり。断食明けの料理として出す店ではデーツや甘い菓子付きのセットもある。辛味が欲しいならハリッサを別で足す。
セネガルの米と肉の一鍋料理。牛肉や羊肉を香味野菜、唐辛子、にんにく、玉ねぎなどで煮込み、その旨味で米を炊く。魚版のチェブジェンに対する肉版として知られる。
魚が苦手ならチェブジェンよりこちら。肉の種類と辛さを確認。大皿シェア向き。
羊肉を紅糟、酒、香味野菜で煮るまたは炒め煮にする福建系の料理。紅糟の赤い色、酒香、羊肉の濃い旨味を合わせる。
羊肉のクセが苦手なら注意。白飯や麺線と合う。
大正時代、第一次世界大戦の勃発により、羊毛の輸入が困難になると、国策として、綿羊飼育が奨励された。当時、北海道でも綿羊飼育が盛んとなり、このころから羊肉が食べられるようになったといわれている。
北海道に伝わる郷土料理。地元の食文化に触れてみたい人向け。
角切りの羊肉と野菜を炒めてから煮てスープにし、小麦麺を加えるモンゴルの麺入りスープ。家庭や食堂の日常食。
胃に優しめの温かい一品が欲しいときに。焼きうどん系のツォイワンより軽く食べられる。
羊肉と牛肉の合いびきにミントなどのハーブを効かせたミートボール(チョフテ)を、パプリカペースト入りのブイヨンで煮込んだアルバニアの家庭料理。
ミートボール好きなら安心して頼める。中東寄りのハーブの香りが特徴。
焼いたパンを敷き、ご飯と煮込んだ羊肉や牛肉をのせ、ニンニクと酢を効かせたトマトソースをかけたエジプトの祝祭料理。特に犠牲祭(イード・アル=アドハー)に欠かせない。
がっつり食べたい日に。ニンニクと酢の風味が強いので好みは分かれるが、肉とご飯好きには刺さる。量が多いのでシェア推奨。
ラム肉をシナモンやしょうが、コリアンダーなどのスパイスと玉ねぎでじっくり煮込み、プルーンとアーモンドを加えたモロッコの甘じょっぱいタジン料理。祝いの席でも供される。
肉料理なのに甘いという独特の味わいで、酢豚や甘辛煮が好きなら楽しめる。スパイスは香り中心で辛くない。ラムの香りが苦手なら鶏肉のタジンを選ぶとよい。