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日本の東北地方(青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島)の地域・食文化を指す。
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鮭の頭の軟骨(氷頭)を薄切りにし、酢・砂糖・塩で和えた北海道・東北の正月料理。透き通った軟骨のコリコリした食感と酢の酸みが特徴。
東北・北海道の正月料理。コリコリした食感とさっぱりした酢の物が好きな人向け。旬は鮭の季節(秋〜冬)。
塩・米・米麹を3:5:8の割合で混ぜた漬け床に野菜や魚を漬け込む東北地方の発酵漬物。麹の甘みと旨みが素材に染み込む。
東北の家庭料理・定食の漬物として。米麹の甘みがあってまろやか。塩麹料理が好きな人に。
東北地方、特に山形を代表する郷土料理。里芋・牛肉・こんにゃく・ねぎを醤油ベースで煮込んだ鍋料理で、秋の野外鍋として親しまれる。
和食の鍋・煮物が好きなら迷わず注文。里芋好きに特におすすめ。シンプルな醤油味で万人向け。
山形県天童市の老舗蕎麦店「水車生そば」が発祥とされる郷土麺料理。和風だしをベースにした中華風しょうゆスープで中華麺を食べる一品で、もともとは賄い料理だったがB級グルメとして全国に知られた。
蕎麦と中華スープの組み合わせに興味があれば迷わず選ぶべき。あっさり系が好きな人にも向いている。
山形県河北町谷地が発祥の郷土そば。甘辛のしょうゆ出汁で煮た歯ごたえのある親鶏のもも肉をたっぷりのせた蕎麦で、スープを冷ましてから提供する「冷たい肉そば」がとくに有名。2011年B-1グランプリで全国区に。
鶏肉の甘辛煮がのったそばを楽しみたい人向け。冷たい肉そばは夏の絶品グルメ。
山形市発祥とされる冷たいラーメン。冷たいしょうゆベースの透明スープに中華麺を合わせた夏の名物で、全国のラーメン店にも広まっている。
暑い季節に食べたい山形発の冷麺スタイル。冷たいスープが苦手でなければ積極的に試してほしい一品。
山形県発祥の屋台料理。薄く溶いた小麦粉生地をソース・ネギ・天かすで味付けして鉄板で焼き、割り箸に巻いて提供する昭和の庶民的軽食。
お好み焼きより軽く手軽。屋台・縁日で見かけたら試す価値あり。シンプルな味付けで食べやすく、1本でちょうどよい量。
福島市発祥のご当地餃子スタイル。小ぶりの餃子をフライパンに円盤状に並べて焼き、外側を香ばしく内側をふっくら仕上げる。戦後の屋台文化から広まり、福島の名物として定着した。
餃子好きなら必食。浜松らしさを楽しむなら円盤スタイルを選ぶべき。もやしとともに食べるのが地元流。ビールとの相性は抜群。
福島県浪江町発祥のB級グルメ焼きそば。1955年頃に生まれ、2013年B-1グランプリ優勝で全国区に。うどんほどの極太麺・豚バラ肉・もやしをラードと濃厚ソースで炒め、一味唐辛子をかけて食べるのが定番スタイル。
太麺が好き・ボリューム重視・B級グルメ好きなら迷わず注文。細麺焼きそばとは別物の食べごたえ。
福島県の郷土料理。細切りのするめ(乾燥イカ)と千切り人参を醤油・みりん・日本酒で漬け込む常備菜で、松前漬けの源流ともいわれる。するめが戻りながら旨みが人参に染み込み、素朴でやみつきになる味。
酒の肴・ご飯のお供として最適。福島の食文化を手軽に体験できる一品。
福島県会津地方の伝統的な郷土料理。干し貝柱のだしで野菜・里芋・きのこ・しらたきを薄味に煮た汁物で、冠婚葬祭などの晴れの席に欠かせない。
会津の伝統の味を体験するなら必食。あっさりした上品なスープが好みなら迷わず注文。
会津地方を代表するそば料理。刻んだ白ねぎをたっぷり乗せたシンプルな蕎麦で、薬味ではなく主役として大量のねぎを使う点が特徴。会津の厳しい冬に培われた素朴な郷土食。
蕎麦好き・ねぎ好きには迷わずおすすめ。シンプルな素材の組み合わせで食べ飽きない。
福島県土湯温泉などのラジウム泉で低温加熱した温泉卵。ラジウム(微量の放射性鉱物)を含む泉質の温泉水を利用して65〜70℃前後でじっくり加熱することで、白身がぷるぷると柔らかく固まり黄身がとろりとした独特の食感になる温泉地の名物。
温泉地で食べるなら必食の定番。卵が好きなら外れなし。シンプルな調理だが素材の旨みが際立つ。
宮城県丸森町や名取市など県内各地で春に収穫される孟宗竹のたけのこを、人参や油揚げとともに炊き込んだ春の炊き込みご飯。
4月から5月半ばの春の時期に、宮城県内の家庭料理や行楽弁当として親しまれている。丸森町・名取市周辺の直売所でたけのこと共に紹介されることが多い。
宮城県の方言でふきのとうを指す「ばっけ」を刻み、くるみと合わせて練り込んだ、春を告げる香り豊かな練り味噌。
春先のふきのとうの季節に宮城県内の家庭で作られ、温かいご飯やおにぎりの具として通年楽しまれる。土産物店や直売所でも見かける。
山形県最上地域で伝わる、丸太のように切ったうどと凍み大根、身欠きニシンを甘辛く煮込んだ早春の郷土料理。
うどが芽吹く早春に最上地域の家庭で作られる日常料理。郷土料理店や道の駅で提供されることもある。
生産量日本一を誇る山形県のわらびを包丁で叩いて繊維を断ち切り、味噌と山椒でとろとろに仕立てた春の郷土料理。
わらびが収穫される5月から7月に、山形県北部の家庭や郷土料理店でご飯や蕎麦の付け合わせとして味わえる。
鶴岡市湯田川温泉周辺で採れる「湯田川孟宗」を、酒粕と味噌でコクよく仕立てた庄内地域の初夏を告げる汁物。
4月下旬から6月初旬にかけて庄内地域の家庭や飲食店で味わえる。湯田川温泉では「孟宗まつり」も開催される。
青森県下北地方に伝わる、もち米粉とうるち米粉を色付けして模様を作り、端午の節句に食べる郷土菓子。
端午の節句(6月)の時期に青森県の道の駅や和菓子店で購入できる。スライスして蒸すか、軽く焼くと風味が増す。
里芋や白石温麺、豆腐などをしいたけ出汁で煮て葛でとろみをつけた、宮城県で彼岸やお盆の精進料理として食べられる汁物。
春秋の彼岸やお盆の時期に宮城県南部の家庭や道の駅で提供される。精進料理のため肉・魚を使わないものが本来の形。
乾燥保存された身欠きにしんを山椒の葉と交互に重ね、酢・酒・醤油に漬け込んだ会津地方の郷土料理。
山椒の葉が採れる春から初夏にかけて会津地方で仕込まれる。専用の「にしん鉢」は現在も福島県内で販売されている。
うるち米粉を練って軍配うちわ状にし、くるみ醤油だれを塗って焼いた岩手県盛岡市周辺のおやつ・小昼食。
岩手県盛岡市・県央地域の道の駅や和菓子店で通年購入できる。もとは盆・彼岸の行事食だが今は日常のおやつ。
米沢藩主・上杉鷹山が垣根として推奨したうこぎの若芽を、焙焼した味噌と細かく刻み和える山形県米沢市の郷土料理。
うこぎの若芽が柔らかい5月頃が食べ頃。山形県米沢市・置賜地域の家庭料理で、直売所で若芽が並ぶ時期に作られる。
もち米を笹の葉で包み、イ草などで結んで煮た端午の節句の行事食。秋田県全域、山形県(鶴岡市南部は灰汁水で煮る独自製法)に伝わるちまきの一種。
初夏、端午の節句や田植え後の「さなぶり」の時期に秋田県内全域(三種町・由利本荘市・仙北市など)で作られる。地域ごとに巻き方が異なる。
うこぎの若芽と味噌漬け大根、くるみを細かく刻んで和えた岩手県盛岡周辺の郷土料理。箸からほろほろこぼれることが名前の由来。
うこぎの新芽が出る春の時期に岩手県盛岡周辺の家庭料理として作られる。専門店での提供は少ない。
山菜「みず(ウワバミソウ)」の赤い茎をたたいて味噌などで和えた岩手県奥羽山系の郷土料理。とろみとしゃきしゃきの食感が持ち味。
5〜10月が旬なので、この時期に岩手県の郷土料理店で山菜料理として注文するとよい。
気仙沼市に伝わる、白菜の古漬けとメヌケのあらを酒粕で煮込んだ郷土料理。発酵の酸味とうま味が凝縮された冬から春の味。
冬から春にかけて気仙沼市の食堂や家庭料理店で提供されることが多い。
米粉を蒸してくるみやごま、砂糖醤油で味付けした岩手県中央部の行事菓子。桃の節句などのお供えやおやつ「こびり」として親しまれる。
桃の節句の時期に盛岡市・花巻市・遠野市などの菓子店や産直で探すとよい。
三種町特産のじゅんさいを鶏だしの鍋に加え、つるりとした食感を楽しむ秋田の夏の郷土鍋。
収穫期の5〜8月、特に6月下旬〜7月上旬の「世界じゅんさい摘み採り選手権大会」の時期に三種町を訪れると新鮮なじゅんさいが楽しめる。
花巻市大迫町で桃の節句に子どもたちが家々を巡ってもらう風習とともに伝わる、花や果物の形をした米粉の蒸し菓子。
3月3日の桃の節句前後に大迫町の「おおはさま宿場のひなまつり」を訪れると数多くの意匠に出会える。
ホッキ貝を煮た煮汁で米を炊き込み、身をのせた漁師町の郷土料理。宮城県山元町、福島県相馬市松川浦ともに名産のホッキ貝を活かした炊き込みご飯。
宮城県山元町・亘理町周辺の食堂や仙台市内の郷土料理店で提供。旬の12月〜5月に訪れると新鮮なホッキ貝を使った一品を味わえる。
清流にのみ生息するイワナを串焼きにした素朴な塩焼きで、宮城県は日本初のイワナ養殖地として知られる。
栗原市など県北の渓流沿いの食事処や道の駅で通年味わえる。天然物は夏が特に脂がのっておすすめ。
ついた餅を寒風にさらして乾燥させた秋田県の保存食で、農繁期の携帯食として親しまれてきた。
秋田県横手市など県内各地の直売所で購入可能。腹持ちが良いためおやつや行動食としてもおすすめ。
海産物の乏しかった津軽内陸部で塩マスを余さず使い切る知恵から生まれた、秋のキャベツと合わせた漬物。
津軽地方の直売所や家庭で秋のキャベツの時期に作られる。ご飯のお供や酒の肴として楽しめる。
北前船交易を通じて伝わったあんかけ調理法で仕上げる、庄内地域のサクラマスを使った祝いの春料理。
5月の酒田まつりや鶴岡天神祭の時期に庄内地方の料理屋や仕出し屋で提供される。祝い事に合わせて訪れるとよい。
マダラは、日本海の荒波の中で産卵期を迎える魚であり、庄内地域の冬の味覚として親しまれている。「鱈」は魚偏に雪と書くことからもわかるように、雪が降る季節に旬を迎える魚。
庄内地域の冬の定番料理として根づいている。 郷土の味を試したい人向け。
日本で白菜が栽培されるようになったのは明治時代からで、宮城県では日清・日露戦争の凱旋の際に中国から種子を持ち帰った。大正時代に入ると、日本の白菜の原型のひとつといわれる「松島白菜」が誕生。
ご飯のおかずや、お茶うけとして食される。 郷土の味を試したい人向け。
ほかの地域では「ババガレイ」「インドガレイ」と呼ばれているナメタガレイ。ぬめりが多いことから「滑多鰈(ナメタガレイ)」と呼ばれるようになったという。
大みそかから正月にかけて、煮つけにしたナメタガレイを食す。 郷土の味を試したい人向け。
ドンコは、エゾイソアイナメ、チゴダラの別名で、秋から冬にかけて旬を迎える魚である。宮城県内では主に石巻港と気仙沼港で水揚げされ、漁獲量は年々減っている。
秋から冬にかけて旬を迎えるので、この時期は宮城県内のスーパーマーケットでも販売される。 郷土の味を試したい人向け。
岩手県北部は冷涼な気候で米が育ちにくいため、厳しい環境でも育つヒエやアワ、そばなど雑穀の生産を続けてきた。そのため雑穀を使った料理が多く生まれることとなり、そば粉を使った「柳ばっと」はその一つ。
冬の栄養源として、また体が温まる食べ物として食される。 郷土の味を試したい人向け。
12月24日(旧暦11月24日)の「大師講」という民間行事の日に供える菓子。その昔、弘法大師が貧しい農家に泊まった際、家人が団子を作ってお出ししたところ、中に藁が入っていた。
12月24日(旧暦11月24日)の「大師講」の日に供えて食する。 郷土の味を試したい人向け。
岩手県は、秋鮭の水揚げが本州トップクラス。特に津軽石川は宮古湾最奥部に注ぐ清流で、鮭の遡上する川として有名である。
正月料理の一品として食される。 郷土の味を試したい人向け。
岩手県は寒冷な気候であり、ときには冷害で米だけでは食生活が安定しないこともあったため、古くから小麦、そばをはじめ、あわやきびなどの雑穀を生産していた。そのため小麦粉や雑穀粉を利用した食文化が発達した。
農作業の合間の小昼(休憩)や人が集まる行事、また普段の手軽なおやつとして食された。 郷土の味を試したい人向け。
「どんこ」とは三陸沿岸でよく獲れるエゾイソアイナメ、チゴダラのこと。どんこは冬になると身が締まり、肝にも脂が乗る。
陰暦10月20日の恵比寿講の際に、尾頭付きのどんこ汁を神前に供えた。 郷土の味を試したい人向け。
「くるみ雑煮」は「くるみ餅」とも言われ、三陸沿岸の宮古地方で元日の朝に食べられる代表的な料理である。正月だけでなく、結婚式のお祝いや不祝儀の膳、特別なおもてなしの際の最高のごちそうとしてふるまわれる。
正月をはじめ、結婚式のお祝いや不祝儀、特別なおもてなしの際のごちそうとしてふるまわれた。 郷土の味を試したい人向け。
秋田の代表的な燻製干しのたくあん漬け。今では県内全域で作られているが、かつては県内陸部の農家で作られていた郷土料理である。
収穫したての大根や人参等の根菜を降雪の時期が訪れる前に仕込みはじめる。 郷土の味を試したい人向け。
ハタハタは元来深海に住む魚で、海が荒れて雷鳴がとどろくような時に、産卵期の一時期のみ大群で近海に現れることから、雷光の古語である「霹靂神(はたはたがみ)」の名をとってこう呼ばれるようになった。別名カミナリウオともいう。
ハタハタの頭、えら、内臓を取りのぞいて漬けた一匹ずしは大みそかや正月のお供え用として、一口サイズの切り身にして漬けた切りずしは正月料理に欠かせない一品。 郷土の味を試したい人向け。
鶏ガラベースの汁に鶏肉や野菜、すり鉢でついたご飯を団子にしたものが入った、秋田の冬には欠かせない、家庭で作られている郷土料理。八郎潟周辺の南秋地方が発祥の地といわれている。
秋田県には「庭あらい」といって、収穫したばかりの新米を炊き、つぶして団子をこしらえ、だまこを食べる風習がある。 郷土の味を試したい人向け。
「柿漬け」とはたっぷりの大根と渋柿を塩と砂糖で漬けた漬け物。発酵文化が根づいてきた秋田県では「いぶりがっこ」や「なた漬け」など様々な漬物が伝承されてきたが、柿漬けもそのひとつ。
正月料理として食されてきた。 郷土の味を試したい人向け。
「なた漬け」は大根をなたで切って甘酒に漬けた漬け物。秋田三代名物がっこ(漬け物)には、いぶりがっこ、外干し、生漬けがある。
厳寒期に食するがっこのひとつ。 郷土の味を試したい人向け。
鱈は欠かすことのできない秋田県の冬の味覚の魚。一般的にタラコと言えばスケトウダラの卵を指すが、秋田県では真鱈の卵のことをタラコと呼んでいる。
おせち料理の一品として、正月のご馳走に食される。 郷土の味を試したい人向け。
「かまぶく」とはゆでてつぶしたじゃがいもに餅粉と砂糖を加えて、かまぼこ状に成型した菓子。日本において巻物料理、たとえば伊達巻や太巻きなどは広くハレの日に食されてきたが、秋田県ではこのかまぶくをかまぼこに見立てて、お祝い事や祭りに欠かせない口取り菓子の一品として作られてきた。
主にお正月や冠婚葬祭だが、運動会など行事食にも食す風習がある。 郷土の味を試したい人向け。
「鱈汁」は鱈とネギを味噌ベースの汁で煮た鍋料理。秋田県では「鱈」といえば、「ハタハタ」と同様冬を代表する魚で、2月前後に産卵のため浅瀬に上がってくるため冬が旬となる。
鱈漁がもっとも盛んで、白子が成熟してくる1~3月に食べられている。 郷土の味を試したい人向け。
「なすの花ずし」は輪切りにした大ぶりのなすを漬けて中に餅米、菊の花、南蛮(赤とうがらし)を重ねた漬け物。米を使用するため、「すし」と呼ばれる。
いぶりがっこと並んで秋田では欠かせない漬け物の一つで、正月料理や祝い事に食される。 郷土の味を試したい人向け。
「鯉の甘煮」は、血抜きした鯉を輪切りにして甘辛くじっくりと煮付けた料理。秋田県以外では、山形県、茨城県、長野県などでも食されていることが知られている。
正月料理、結婚式などハレの日 郷土の味を試したい人向け。
「しょっつる鍋」とは秋田に伝わる魚醤・塩魚汁(しょっつる)を出汁に、ハタハタを入れた鍋料理。11~12月に旬を迎え、秋田沖が日本で最も獲れる漁場でもあることから、秋田の冬のなじみの鍋とされる。
ハタハタが獲れる11~12月をはじめ、冬の期間。 郷土の味を試したい人向け。
「とろろまんま」はすり鉢ですりおろした「やまのいも」に濃いめの味噌汁を入れてのばした料理。長芋よりもコシのあるやまのいもで作るのが秋田流。
お正月の三が日および、ご祝儀の翌日。 郷土の味を試したい人向け。
「きゃのっこ汁」は細かく刻んだ野菜や山菜、金時豆などを出汁と味噌で味つけた汁料理。秋田県や青森県などの東北地域において、年末年始のさまざまな行事を終え、ようやくほっとする1月15日からの小正月に、無病息災を願い食されてきた行事食。
小正月(旧正月) 郷土の味を試したい人向け。
福島県では大豆が多く生産されており、「おおすず」や「ふくいぶき」「里のほほえみ」など多様な品種が栽培されている。生産された大豆は納豆や豆腐、味噌、醤油などの加工品はもちろんのこと、郷土料理にも使われている。
豆数の子は基本的に、正月に供される郷土料理として親しまれ、福島県内で作られるおせちに含まれている。 郷土の味を試したい人向け。
福島県で柿が食べられるようになったのは、江戸時代頃からと言われている。梁川町(現伊達市)に住んでいた七右衛門という人物が、柿の木を植えたのが始まりとされている。
あんぽ柿はもともと、砂糖が貴重とされていた頃に、甘いお菓子の代わりとして親しまれていた。 郷土の味を試したい人向け。
海藻にまいたけ、川魚のハヤと、海と山、川の恵みがバランスよく取り入れられた煮物。平たいお椀に盛りつけて提供されることから「おひら」という名が付いた。
お祝い事の際に食べられる料理として知られている。 郷土の味を試したい人向け。
「打ち豆と切り昆布の煮物」は、打ち豆、切り昆布などの長期保存のきく食材をうまく使った郷土料理。福島の冬は積雪が多く、新鮮な野菜を収穫することが難しい。
昔はお盆や法事、結婚式など、行事の際に振る舞われていた。 郷土の味を試したい人向け。
ハレの日の郷土料理として伝承されている「塩引きずし」は米沢市の発祥。サケを塩漬けにしたものを使った押しずしで、昔は鮮魚が手に入らなかった内陸の米沢市でもつくることができたたすし。
山形県に伝わる郷土料理。地元の食文化に触れてみたい人向け。
山形県では、寒天を用いた料理は昔から食べられており、お茶うけとしても振る舞われる。庄内地域では甘いデザートとしての寒天が主流で、なかでも人気があるのが「卵寒天」。
「からかい」とは北海道でとれるエイ(カスベ)のヒレで軟骨部分を乾燥させた乾物のこと。昔は海が遠い内陸部で魚といえば「塩引き鮭」や「棒ダラ」、「からかい」などの干し魚だった。
「おかひじきのからし和え」で使われる「おかひじき」は、もともと海岸に自生する野草で、見た目が海藻のひじきに似ていることからこの名前で呼ばれるようになったといわれる。山形県では海沿いの庄内地域に自生していたおかひじきの種が最上川を船で渡って砂地質である米沢藩領の砂塚村(現南陽市)に伝わり、そこで栽培がはじまったといわれている。
「鯉のうま煮」は、コイを輪切りにし、砂糖・醤油・酒で煮た郷土料理。コイはかつて内陸農村部で貴重なタンパク源として食べられていた食材。
「くじら餅」という名前だが、材料にくじらの肉を使っているわけではない。その名の由来は諸説ある。
「冷や汁」という名前から汁物を想像するが、季節の野菜と冷たいだし汁(浸し汁)を合わせて仕上げるおひたし料理。「冷や汁」は”上杉の城下町”として知られる米沢市の郷土料理。
南部せんべいは旧南部藩の領地だった青森県南東部から岩手県北部にかけての伝統食品で、小麦粉に塩と水を混ぜ鉄製の型で丸く焼いたもの。戦前、農家の多くは鉄製の型を持っており、せんべいは冷害が多く米がよく取れなかった地域の貴重な保存食だった。
青森県に伝わる郷土料理。地元の食文化に触れてみたい人向け。
秋が深まり稲刈りが終わり、農作業が一段落する11月には「秋仕舞い」の風習がある。隣近所や親戚らを招いて、米づくりが無事に終わったことを祝い、一年の農作業を労ってごちそうを振る舞う。
津軽地方に伝わる家庭料理で、イカを刺身にしたときに残る「ゲソ」を叩いてミンチにし、たまねぎや人参といった野菜とともに小麦粉でまとめて揚げたのがはじまりという。諸説あるが、終戦直後の食糧難の時代に、貴重なイカを残すところなく食べられるよう、また野菜くずを美味しく食べるために工夫されたといわれる。
古くからホタテ産地として知られた津軽湾周辺では、江戸時代からすでに「貝焼き味噌」を食べていたといわれる。網で海底をさらうと5から10年物の天然ホタテが獲れた時代で、直径20cmほどもある大きな貝殻を鍋代わりにして、イワシやサバの切り身と自家製の味噌をのせて焼いた素朴な漁師料理だった。
甘辛く煮た油揚げに酢飯を詰めた稲荷寿司。稲荷の神の使いとされるキツネの好物が油揚げであることに由来し、青森県津軽地方ではもち米に紅しょうがを加え、栃木県ではかんぴょうで結び俵に見立てるなど地域色がある。
寒冷で、江戸時代には数年間に及ぶ大飢饉にたびたび見舞われた南部地方で、人々は雑穀を工夫して食べる知恵を発展させた。「かっけ」はそば粉に少しの塩を入れ水でこねて生地を薄くのばし、三角形に切ったものをゆでて、にんにく味噌をつけて食べる料理。
江戸時代のはじめから大規模に新田開発がなされ、多彩な米料理が発達した津軽地方では、いろいろな具を入れて醤油味にしたごはんのことを「色飯」や「色ごはん」と呼んだ。「ごまご飯」「ごままま」もその一つだ。
昔、家庭でアイロンがけをする際、パリッとさせるために布に塗ったのが「米糊」で、水に浸した米をすりつぶしてつくっていた。この時うまくすりつぶせずに米のかすが残ったものを「糊かす」と呼び、これを無駄にしないよう黒砂糖をまぜて生地にし、フライパンで香ばしく焼いておやつにした。
古来、冷害や飢饉に見舞われることの多かった南部地方では、米以外の雑穀で食文化を発展させてきた。「じゅね」とはえごまのことで、「じゅね餅」はえごまの実を炒って丁寧にすり、味噌と砂糖と混ぜ合わせてたれをつくり、薄く切った餅に絡ませてつくる。
青森市周辺では、おでんをすりおろしたしょうが入りの味噌だれで食べるのが普通である。この食べ方が生まれたのは戦後の闇市の屋台で、当時、極寒の真冬に北海道・函館へわたる青函連絡船に乗るお客さんの体を少しでも温めようと、屋台のおかみさんがおでんにしょうが入り味噌をかけて出したのがはじまりという。
はっとは、県北一帯で食べられている、小麦粉を使用した郷土料理。小麦粉に水を加え、耳たぶ程度のかたさになるまでよく練り、適当な時間寝かせ、指で薄く伸ばしてゆでる。
宮城県に伝わる郷土料理。地元の食文化に触れてみたい人向け。
寒さが厳しい東北地方では、古くから寒風に野菜や魚をさらして保存食をつくる習慣があった。 へそ大根もそうした保存食の一つで、県南の丸森町でつくられている。
宮城県は餅料理が豊かで50種類以上あるといわれる。正月、婚礼、法事、葬儀などの年中行事にはもちろん、農作業の区切りなどでも食されている。
米どころである宮城県では、昔から正月、婚礼、法事、葬儀などの年中行事には欠かさず餅が食べられている。また、彼岸や盆、農作業がひと段落したときなど、餅をハレの日の食として食べる習慣があった。
豊かな漁場を持つ宮城県では、気仙沼や石巻、塩竈、閖上といった漁港がある、明治の中頃からヒラメやスズキ、タイなどの魚が大量に獲れるようになったものの、今ほど輸送方法も発達していない時代にあっての保存方法として生まれたのが、「焼きかまぼこ」だった。それまでは各家庭で白身魚をすり身にして、手のひらでかたどって竹串に刺して焼いていたものが、加工品として出回るようになった。
きらず炒り、きしゃず炒りともいわれる伝統の郷土料理。きらずとは、豆腐をつくったときの搾りかすであるおからの別称。
小麦粉と黒砂糖を主体にした素朴な蒸しパン。雁(がん)の肉に似ることや、満月に向かって飛ぶ雁のような見た目が名前の由来とされ、宮城県・岩手県で親しまれるおやつ。
お盆になると豆腐店は精進料理に使用する油揚げ、豆腐づくりに精を出した。しかしながら今のような冷蔵技術がなかった時代は、油揚げも豆腐もすぐに傷んでしまうのが大きな課題だった。
乾燥させた棒鱈を一晩かけて戻し、骨まで柔らかくなるまで甘辛く煮込んだ山形県内陸部のハレの日料理。
戻しと煮込みに手間がかかる家庭料理。郷土料理店や旅館の正月膳で味わうのがおすすめ。
ひきわり納豆に塩と米麹を加えて二次発酵させた、味噌に似た見た目と塩味を持つ置賜地域の熟成発酵食品。
納豆の粘りが苦手でも味噌に近い風味なので試しやすい。塩分が強いので少量ずつご飯にのせるのが向く。
渋みの強い上山市原産の柿「紅柿」を蔵王おろしの寒風にさらして干した、300年以上続く特産の干し柿。天然の和菓子とも呼ばれる。
11月〜12月が旬。上山市の土産物店・直売所で購入可能。お茶請けやサラダの具材にも使える。
いわしを米ぬかと塩でたっぷりと漬け込んだ、鶴岡市山間部に伝わる保存食。発酵による甘みとうま味が凝縮している。
塩分が強いため少量ずつ。庄内地方の郷土料理店や土産物店で購入可能。アンチョビ代わりにパスタにも使える。
囲炉裏の火床で魚や山菜を串刺しにしてじっくり焼く、山村の伝統的な調理スタイル。炭火の遠赤外線で皮は香ばしく、身はふっくら仕上がる。
山里の旅館や古民家レストランでの体験型料理。囲炉裏の雰囲気とともに楽しむ料理体験。