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日本(福岡県)の料理・食材・調理法をまとめています。
豊前海でとれる数種の小型エビ「ざっこ」を甘醤油でさっと煮て、その煮汁でそうめんを食べる福岡県豊前地域の漁師料理。
旬は5〜10月。豊前海沿岸の水産直売所や食堂で新鮮な地エビを使ったものを味わうのがおすすめ。
福岡でわけぎを指す「せんぶき」をゆでて折り曲げ、タニシと酢味噌で和えたひな祭りの郷土料理。福岡県筑豊地区に伝わる。
3月3日のひな祭り前後、2〜3月が食べ頃の福岡県筑豊地区の家庭料理。専門店での提供は少なく郷土料理まつり等で出会える。
スズメダイを塩漬けにして鱗も内臓も取らずに直火で焼く、福岡市に伝わる豪快な魚料理。初夏の脂の乗った時期が旬。
3月〜夏終わりが旬で、初夏の産卵期前が特に脂が乗る。福岡市の鮮魚店・スーパー・郷土料理店で購入・注文できる。
柏の葉が自生しない福岡県北部で、代わりにがめ(サンキラ)の葉で包んだ端午の節句のお菓子。あんを包んだ餅生地を葉で挟んで蒸す。
端午の節句が近づく5月前後に、福岡県北部の和菓子店や直売所で探すとよい。
扁平な姿が靴底に似ることから名付けられたシタビラメを、生姜や山椒とともに甘辛く煮つけた有明海沿岸の郷土料理。
クロシタと呼ばれる種類は身が締まり価格も高めなので、店で種類を尋ねて選ぶとよい。
有明海・筑後川河口域だけに生息する希少魚エツを唐揚げにし、野菜とともに南蛮酢に漬け込んだ初夏限定の郷土料理。
漁解禁期間の5月〜7月に大川市周辺の郷土料理店や「えつ狩り船」で味わえる。時期限定なので旬を逃さず訪れたい。
南蛮貿易で伝わったポルトガル語由来の名を持つ、白瓜やれんこんなど夏野菜を甘酢と唐辛子で漬けた博多の保存食。
お盆の時期、福岡県内の家庭で作られてきた常備菜。現在は通年、家庭の食卓に上る。
「水の都」柳川市発祥の、開いたドジョウをごぼうとともに煮て卵でとじる、どぜう鍋とは異なる名物鍋料理。
通年で福岡県柳川市周辺の専門店で提供。冬直前の脂ののったドジョウが特に美味とされる。
高良大社例大祭「高良山くんち」の参道を彩る、秋の収穫祭と結びついた福岡県久留米市の縁起の良い寿司。
9月9日の重陽の節句前後、高良山くんちの時期に福岡県久留米市の参道や家庭で作られる。カマスの旬の時期に味わいたい人向け。
小骨が多く捨てられていたクロアナゴを味噌仕立ての鍋にした、福岡県宗像市大島でのみ受け継がれる希少な漁師料理。
秋から冬の脂がのる時期、福岡県宗像市大島地区でのみ味わえる希少な郷土料理。旅館や一般家庭でハレの日に楽しみたい人向け。
「博多雑煮」に欠かせない材料のかつお菜は、博多に古くから伝わる野菜で高菜の仲間である。茎の部分がカツオ節の風味があることから、この名になったそうだ。
お正月の元旦に、お膳に数の子、歯固め、黒豆をつけ、お屠蘇(とそ)がまわったところでこの雑煮を出していた。 郷土の味を試したい人向け。
「酢もち」は、器に大根おろし、だいだいのしぼり汁、醤油、砂糖を入れておき、正月の最後の餅を片栗粉をつけず、手で一口サイズに切り、つきたての餅を合わせた郷土料理で、福岡県東部の豊前地域では正月前にたくさんの餅をつき、最後の餅で「酢もち」をつくり、皆で食べる風習があった。地域によっては、「おろし餅」とも呼ばれている。
毎年正月に集まった人々で餅をつき、「酢もち」を食べる。 郷土の味を試したい人向け。
「のうさば」は、天日干しにしたホシザメを調味料液に漬けて食べる郷土料理である。ホシザメは、日本各地でとれる小型のサメの一種。
鐘崎地域の正月には「のうさば」が欠かせない。 郷土の味を試したい人向け。
昔は小笠原藩の保存食だったぬか漬けが、小倉の旧家に伝わりそれが庶民の間に広まり、今に伝わっている。小倉の旧家では、漆、朱塗りの桶に屋号を入れた床漬けが先祖代々受け継がれ、嫁ぐ娘に継ぎダネを分けてやる。
福岡県に伝わる郷土料理。地元の食文化に触れてみたい人向け。
鶏肉と根菜類を炒めてから煮込む、全国的には「筑前煮」と呼ばれる郷土料理。福岡県博多が発祥とされ、佐賀県をはじめ九州各地の郷土料理として愛されている。
「若鶏の水炊き」は、福岡県を代表する郷土料理の一つである。鶏肉を骨ごと煮こんだスープの中に、季節によってお好みの野菜を加えてポン酢で食べる鍋料理で、元々は外国船が長崎に寄港した際に広まり、後に福岡に波及したとされている。
「おきゅうと」は、海藻であるエゴノリを干し、煮溶かして小判型に固めた食べ物で、海に面した福岡県ならではの郷土料理である。また、「おきうど」とも呼ばれており、アジア・太平洋戦争前までは、毎朝おきゅうとを売り歩く「おきゅうと売り」がいたほど、かつては朝ごはんに欠かせない一品であった。
九州地方では鶏肉のことを「かしわ」と呼び、炊いたごはんに、かしわや具材を煮詰めたものを混ぜた郷土料理を「かしわめし」と呼ぶ。古くから福岡県の各地域の家庭や食堂でつくられている定番の郷土の家庭料理であり、祭りや運動会等の行事、ハレの日など特別な日にも食されている。
昔から新鮮な魚介が揚がる福岡・博多。傷みやすいことから、全国的には生で食べることはなかったサバも、以前から博多では刺身としても食べられていた。
鶏肉の入らない精進料理がはじまりといわれ、仏事に必ずつくり、結婚式などの祝いごとの時にもつくる。里芋、こんにゃく、人参、しいたけ、油揚げ、花麩、れんこんなどの中から奇数の材料を選び、それぞれ三、四分角くらいに切る。
「ふなやき」は、筑後地域に古くから伝わる小麦粉を使ったおやつである。小麦粉と水を混ぜ、丸く薄く焼く。
県の北東部の豊前市三毛門地区は、1個が4kg近くになる大きな日本かぼちゃ、三毛門かぼちゃの産地で、「かぼちゃのだんご汁」がつくられてきた。三毛門かぼちゃは、約450年前にポルトガルから伝わった日本最古といわれるかぼちゃで、昭和3年(1928年)には昭和天皇に献上した歴史があり、平成30年(2018年)7月には豊前市の天然記念物に指定された。
福岡県の奥八女は日向神から有明に流れる矢部川の上流にある。弓掛地区はこの矢部川に沿ってできた集落で、熊本県との境にある山あいにある。
福岡県で鶏肉を食べる習慣が生まれた背景として、江戸時代の飢饉(享保の飢饉等)で福岡藩の財政が枯渇したことがある。福岡藩では「鶏卵仕組」という役所をつくり、藩内で養鶏を振興して鶏卵を上方に出荷することで、財政を立て直そうとしたため、養鶏が盛んになったといわれている。
高菜はからし菜の仲間で、葉や茎のピリリとした辛味が特徴である。高菜漬けの流通がはじまったのは明治時代。
家庭でつくられてきた郷土菓子である。福岡県は小麦の生産が盛んで、生産面積は上位を誇る。
九州地方では一般的な調味料として親しみのある「ゆずごしょう」。発祥の地は諸説あり、福岡県の英彦山周辺もその一つといわれている。
かわたけ(川茸)は、福岡県朝倉市の黄金川でしか収穫できない貴重な天然淡水海苔。昔から高級珍味として扱われ、江戸時代には将軍へと献上されていた貴重品である。
小麦生産量が多い福岡県では、昔から多くの農家で稲作のほかに小麦の栽培がおこなわれていた。小麦はそれぞれの家庭で粉にして、だんごなどをつくり農作業中のおやつにしたり、来客のおもてなしなどとして食べられ、さなぼりの時には必ずつくられている。
こんにゃくの歴史は古く、鎌倉時代には貴族や僧侶など身分の高い人たちの間で薬や間食として食され、室町時代になると道端で売り歩く商人がでるほど、庶民の間でも広く食べられるようになった。安土桃山時代には織田信長が赤こんにゃくをつくらせたという逸話も残っている。