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記念日・宗教的な祝い・季節の行事などに合わせて作る特別な料理。
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高知県(土佐)の宴席料理。神事の直会(なおらい)を起源とし、大きな皿(皿鉢)に刺身・寿司・煮物・焼き物などを七・五・三の奇数で豪快に盛り付け、皆で取り分ける土佐の宴文化の象徴。
高知の宴席文化を体験したいなら最高の選択。複数人で楽しむ料理で、土佐の地酒と合わせると最高。
身欠きニシンやサケを昆布で巻き、かんぴょうで結んで甘辛く煮た正月のおせち料理。富山では定番の一品として、北海道では「よろこぶ」の語呂合わせで縁起を担ぐ縁起物として親しまれる。
正月のおせちの定番。年間を通して惣菜店でも購入できるので手軽に試せる。
富山湾でとれる小ぶりのバイ貝を殻ごと甘辛く煮た、縁起物として親しまれる郷土料理。
「倍」の語呂で縁起物とされる一品。正月や祝いの席で出会えたら試したい。
醤油風味の寒天に溶き卵を流し込んだ、あめ色とべっ甲のような見た目が特徴の富山の祝い菓子。
正月や祝い事の定番。東西で甘さの違いがあるので食べ比べも一興。
香川県で春にサワラが瀬戸内海に入る時期に作られる押し寿司。型にすし飯と旬の具材を層にして押し出す、彩り豊かな祝い料理。
サワラ漁が盛んになる4月下旬から6月に、香川県内のスーパーや飲食店、家庭で作られる。婚礼や来客時の手土産としても用いられてきた。
岡山県備前市日生町で明治中期から作られる、酢締めのサワラと古たくあん(こうこ)を混ぜ込んだちらし寿司風の郷土寿司。
備前市日生地域で、しょうぶの節句やお祭り、船降ろしなどの祝いの席で作られる。直売所や地元飲食店でも味わえる。
滋賀県湖北地域で葉茎漬けの手法を応用し、白菜の葉に唐辛子や昆布を挟んで漬け込む、冠婚葬祭に欠かせない漬物。
9月末から5月末の白菜の漬け込み時期に、湖北地域の報恩講や正月、法事、結婚式などの席で振る舞われる。地元有志の商品化品も購入可能。
奈良県東吉野村・川上村に伝わる、米粉の生地であんを包み朴の葉で巻いて蒸す端午の節句の伝統菓子。
端午の節句にあたる5月から6月にかけて、東吉野村・川上村の朝市や地元の食品加工施設で購入できる。
三重県内で5月の節句や野上りの祝いに食べられる、サルトリイバラの葉で包んだあん入りの餅菓子。
5月の節句や野上り(農作業終了の祝い)の時期に三重県内全域の和菓子店や家庭で作られる。日常のおやつとしても親しまれる。
名古屋市・尾張地域で端午の節句に食べられる、くちなしの実で黄色く染めたもち米に黒豆を炊き込んだお祝いのおこわ。
端午の節句の時期に名古屋市・尾張地域の和菓子屋で購入できる。男子の初節句祝いのお返しとして重箱で配る風習もある。
約500年の歴史を持つ新潟の郷土菓子。よもぎを練り込んだ団子生地で小豆あんを包み、笹の葉で俵形に包んで蒸す。
端午の節句や祭りの時期を中心に、新潟県下越地方の和菓子店やスーパーで通年購入できる。新潟土産の定番として全国的にも知られる。
岐阜市南部特産の希少野菜「千石豆」と鶏肉・根菜を甘辛く煮て炊きたてご飯に混ぜ込む、祭りやハレの日に振る舞われる混ぜご飯。
千石豆の旬は7〜9月。岐阜市内の直売所や道の駅で入手できる時期に、家庭料理として味わうのがおすすめ。
酢でしめた旬の魚とすし飯を木枠で一晩押し固める、石川県金沢・加賀地域で祭りや正月に作られるハレの日のすし。
正月や祭りの時期に金沢・加賀地域の惣菜店やすし店で購入できる。一晩置いた後がもっとも美味。
干ししいたけや野菜、さつま揚げを合わせ酢飯に混ぜ、地酒の風味を効かせた鹿児島県の春の祝い膳を彩るちらしずし。
3月の雛祭りや卒業・入学シーズンに鹿児島県内の家庭や惣菜店で味わえる。地酒(灰持酒)の風味が本格的な味の決め手。
米が貴重だった時代に一辺約15センチの正方形の木型「物相」で均等に分けたことに由来する、大分県中津・宇佐地域の祭り寿司。
4月の金毘羅祭りや2月の稲荷祭りの時期に中津市・宇佐市周辺で味わえることがある。現在は家庭で作られる機会が減っているため、自治体のレシピ発信を参考にするのもよい。
塩・酢でしめたハタハタの腹に、ご飯の代わりに炒ったおからを詰めた鳥取県賀露地域の郷土ずし。賀露神社のホーエンヤ祭で振る舞われる珍しい寿司として知られる。
春が旬。鳥取港海鮮市場などで通年購入可能で、2年に一度4月末開催の「ホーエンヤ祭」の時期は特に賑わう。
ワカサギなどの小魚を三角形に切ったアラメで巻いて長時間煮込んだ、富士河口湖町の富士山信仰にまつわる郷土料理。
4月の河口浅間神社春祭り(めまき祭り)の時期に富士河口湖町周辺で振る舞われる。祭事以外での常時提供は少ない。
着色したもち米をまぶした米粉まんじゅうで、愛知県西三河地域のひな祭りに作られる縁起菓子。
3月3日のひな祭り前後、愛知県西三河地域(岡崎市など)の和菓子店で購入できる。田植え前や秋の彼岸に作る家庭もある。
田植え完了を祝う「五月やすみ」など集落の祭りで田の神に供える福井県小浜市・若狭町の柏餅。もち米粉とうるち米粉を混ぜた生地が特徴。
5月半ば〜7月上旬、福井県小浜市・若狭町の各集落の祭り(五月やすみ・半夏生など)の時期に地元和菓子店や直売所で出会える。
鯖街道で運ばれた焼きサバを甘辛く煮て、そうめんに盛り付けた滋賀県湖北地域のハレの日料理。長浜曳山まつりでも振る舞われる。
4月の長浜八幡宮曳山まつりの頃に滋賀県湖北地域で振る舞われる。春の農繁期の「五月見舞い」にも作られる。
もち米を笹の葉で包み、イ草などで結んで煮た端午の節句の行事食。秋田県全域、山形県(鶴岡市南部は灰汁水で煮る独自製法)に伝わるちまきの一種。
初夏、端午の節句や田植え後の「さなぶり」の時期に秋田県内全域(三種町・由利本荘市・仙北市など)で作られる。地域ごとに巻き方が異なる。
佐賀で「ふつ」と呼ぶよもぎともち米で作るよもぎ餅。桃の節句に菱餅の代わりに供える佐賀県全域の風習菓子。
春のよもぎの若葉が芽吹く3月頃、佐賀県内の和菓子店や道の駅で購入できる。3月3日・5月5日の節句や花祭りの供物として作られる。
わけぎとタコを白味噌・からし・酢で和えた、香川県のひな祭りに食べる子孫繁栄の縁起物。
3月3日のひな祭り前後、春の時期に香川県内全域の家庭や郷土料理店で味わえる。小豆郡豊島では「ぐるぐる」という独自の巻き方もある。
白砂糖と黒砂糖の生地を組み合わせ、木の葉形に仕上げた北海道の郷土菓子。端午の節句に食べられることが多い。
5月の端午の節句前後に道内の和菓子店やスーパーで購入しやすい。
春から夏に獲れる季節外れの鮭「トキシラズ」を焼いて醤油だれに漬け込んだ北海道の郷土料理。ごちそうとして親しまれてきた。
5〜7月ごろが旬なので、この時期に北海道の郷土料理店やお取り寄せで探すとよい。
よもぎを練り込んだ米粉の餅で、ひな祭りにひな飾りへ供える栃木県の伝統料理。きな粉をまぶして食べる。
3月のひな祭りの時期に県内の菓子店や直売所で購入しやすい。
柏の葉が自生しない福岡県北部で、代わりにがめ(サンキラ)の葉で包んだ端午の節句のお菓子。あんを包んだ餅生地を葉で挟んで蒸す。
端午の節句が近づく5月前後に、福岡県北部の和菓子店や直売所で探すとよい。
天草地域では鯛のあら炊きの煮汁をそうめんにかけて食べ、山都町ではタイを姿煮にした豪華な祝い料理として親しまれる熊本県の郷土料理。
結婚式や祝い事など特別な席で出されることが多いので、天草地域の飲食店で郷土料理として頼むとよい。
尾張地域の水郷地帯でとれる淡水魚モロコを甘辛く煮て、木枠の押し寿司にした愛知県の郷土料理。祭りやハレの日に作られる。
尾張津島天王祭の時期は特に予約が集中するので、事前予約がおすすめ。
米粉を蒸してくるみやごま、砂糖醤油で味付けした岩手県中央部の行事菓子。桃の節句などのお供えやおやつ「こびり」として親しまれる。
桃の節句の時期に盛岡市・花巻市・遠野市などの菓子店や産直で探すとよい。
鳴門の渦潮を模した渦巻き模様が特徴の、引田地域に伝わるひなまつりの郷土菓子。
3月のひなまつりシーズンに引田地区の和菓子店を訪れると本場の味に出会える。
サルトリイバラの葉で包む山口県独自の柏餅。端午の節句や田植えの際に各家庭で作られてきた祝い餅。
端午の節句前後(5月上旬)に和菓子店で販売されることが多い。
石見銀山の代官の奥方が江戸の味を伝えたのが起源とされる、肉魚を使わず野菜だけで作る島根県のハレの日の押し寿司。
祝宴や祭りなど「ハレの日」に地域の家庭料理店で出会えることが多い。
上杉謙信ゆかりの伝承を持つ、クマ笹の葉に酢飯と季節の具材をのせた新潟県上越地方のハレの日の郷土寿司。
お盆や祭り、七夕(糸魚川の「笹ずしの日」)の時期に訪れると本場の笹寿司に出会いやすい。
木曽義仲の時代に由来するとされる、朴の葉であんこ入り餅を包んで蒸した長野県木曽地域の祝い餅。
端午の節句(木曽地域では6月5日)前後の「ほう葉祭り」の時期に木曽の菓子店を訪れると出会いやすい。
花巻市大迫町で桃の節句に子どもたちが家々を巡ってもらう風習とともに伝わる、花や果物の形をした米粉の蒸し菓子。
3月3日の桃の節句前後に大迫町の「おおはさま宿場のひなまつり」を訪れると数多くの意匠に出会える。
鯛の腹におからを詰めて蒸し上げる、加賀藩の武家文化を伝える金沢の祝い料理。
金沢市の料亭や祝い膳を扱う店で提供。婚礼や祝宴の際に登場するため、事前予約がおすすめ。
米が育ちにくい土地柄から具材を豊富に混ぜて量を増やした徳島の祝い寿司で、甘く煮た金時豆が特徴。
徳島県内の祝い事や祭りの席で提供される。郷土料理店や道の駅の惣菜コーナーでも通年購入できる場合がある。
薩摩藩主の花見の宴に由来する、地酒(灰持酒)をまぶしたご飯に旬の具材を重ねて発酵させる祝いの押し寿司。
鹿児島県内の郷土料理提供店で祝いの席向けに提供されることが多く、事前予約が望ましい。
小豆島の肥土山農村歌舞伎で振る舞われる、長方形の木箱を斜めに割った独特の形の押し飯弁当。
毎年5月3日の肥土山農村歌舞伎の際に小豆島で振る舞われる。訪れる際は事前に開催日程を確認するとよい。
北前船交易を通じて伝わったあんかけ調理法で仕上げる、庄内地域のサクラマスを使った祝いの春料理。
5月の酒田まつりや鶴岡天神祭の時期に庄内地方の料理屋や仕出し屋で提供される。祝い事に合わせて訪れるとよい。
丹波地域特産の大粒な黒大豆を弱火でじっくり煮含めた、艶やかで上品な甘みの煮豆。京都・兵庫にまたがる丹波エリアの特産品で、お節料理の定番。
お節料理の定番だが、通年で家庭料理店やお惣菜として味わえる。豆ご飯にしても楽しめる。
小豆あんを包んだ餅の皮に色付けしたもち米の粒を散らして蒸した、広島の秋祭りの定番菓子。
秋祭りの時期、広島県内の和菓子店や露店・スーパーで購入できる。家庭で作ることは少なく購入が一般的。
茹でてつぶした青大豆に米粉と砂糖を練り込んだ生菓子。岩手県では庭じまいの行事に、青森県南部地方では12月の「神様の年取り」に供えられる、餅の原型ともいわれる郷土菓子。
秋の庭じまい行事の頃、岩手県内の直売所や冷凍食品として購入できる。素朴な和菓子を好む人向け。
赤エイを甘辛く煮て冷やし固めた、奈良県葛城地域でハレの日に食べられる郷土料理。
正月や結婚式などハレの日に葛城地域の家庭でよく作られる。魚のゼリー寄せに慣れていない人は少量から。
ほぐしたタラの卵と人参・大根・凍み豆腐などを和えた、青森県の正月に欠かせない縁起物料理。
正月前後、青森県内の家庭や郷土料理店で提供。子どもにも人気の食感を楽しみたい人向け。
椀からはみ出すほど大きな焼きハゼの出汁が香る、江戸時代末期から続く仙台の豪華な雑煮。
正月三が日、仙台市周辺の家庭や郷土料理店で提供。豪華な具だくさん雑煮を味わいたい人向け。
かぶと丸餅を煮干し出汁の澄まし汁に仕立てた、山口県萩地方の正月雑煮。
正月三が日、山口県萩地方の家庭で作られる。餅を茹でるため汁にとろみが出るのが特徴。
大晦日の夜に歳神様へ感謝し新年を迎えるため家族で囲む、宮崎県の豪華な年越し料理一式。
大晦日の夜、宮崎県内の家庭で受け継がれる年越しの膳。家庭ごとに構成が異なる行事食を体験したい人向け。
キンメダイのそぼろを紅白にのせた、静岡県稲取地方で祝いの席に作られる大ぶりの押し寿司。
七五三や成人式など祝いの席で東伊豆町稲取の家庭で作られる。ボリュームある押し寿司を楽しみたい人向け。
新鮮なイワシを酢締めにして寿司飯にのせた、秋祭りなど人が集まる機会に作られる三重県の祝い寿司。
秋祭りの時期を中心に三重県内、特に伊賀・名張地域の家庭や祭事で作られる。海から遠い内陸部の祝い料理として味わいたい人向け。
さやに16粒の豆が入ることが名の由来の愛知県伝統野菜「十六ささげ」を、ごまと赤味噌のタレで和えた夏の一品。
盛夏、愛知県内の家庭やお盆のお供え料理として作られる。長いさやいんげんに似た野菜を味わいたい人向け。
骨切りした淡白な白身のハモを照り焼きや塩焼きにした、祇園祭にも欠かせない京都の夏の魚料理。
初夏から盛夏、秋にかけて京都市内の料亭や飲食店で提供。祇園祭の時期「はも祭り」として味わうのも一興。
豚肉とそうめんをだし汁で乳化させながら炒めた、奄美地域の八月踊りに欠かせない郷土料理。
祝いの席や八月踊りなど人が集まる機会に奄美地域で作られる。沖縄のそうめんチャンプルーと食べ比べたい人向け。
白いういろうに小豆をのせ三角形に切り分けた、夏越しの祓で無病息災を願って食べる京都の郷土菓子。
6月30日の夏越しの祓の時期、京都府内の和菓子店やスーパーで購入可能。抹茶味や黒糖味のアレンジもある。
柏の葉が自生しない島根県でサルトリイバラの葉を代用した、端午の節句に食べる伝統餅菓子。
端午の節句や田植え後の「泥落とし」の時期、島根県内の和菓子店や家庭で作られる。地域ごとの呼び名の違いも楽しみたい。
ウニとアワビをだしでさっと煮た、盛り付けが朝露に霞む野いちごに見えることから名付けられた青森県の贅沢な吸い物。
7月ごろの旬の時期、青森県八戸市周辺の料亭や結婚式などの祝いの席で提供。特別な日に味わいたい高級吸い物。
黒砂糖とくるみ、味噌でつくった餡を小麦粉の皮で包みゆでた、青森県南部地方の「金貨餅」とも呼ばれる郷土菓子。
お盆や年取りの行事食として青森県南部地方の家庭で作られてきた。餡が非常に熱いため食べる際は注意。
季節の野菜を葛でとろみをつけて甘く煮た、弘前の禅寺に由来する冠婚葬祭のおもてなし料理。
弘前地方の慶弔行事に欠かせない一品。青森県内の家庭や仕出し料理店で提供される。
塩締めしたサバを酢飯とともに渋柿の葉で包んだ、五條市・吉野地域の夏祭りに欠かせない押し寿司。
夏祭りの時期、奈良県五條市・吉野地域の郷土料理店や土産物店で通年購入可能。冬は炙って食べるのもおすすめ。
枝豆をすりつぶした「のた」を半つきご飯にのせた、諏訪地域の盆や彼岸に欠かせない鮮やかな緑色の郷土料理。
8月から9月中旬の盆や彼岸の時期、長野県諏訪地域・上伊那地域の家庭で作られる。ずんだ餅と食べ比べたい人向け。
重曹を加えた小麦粉の皮で小豆あんを包み蒸した、麦作地帯・栃木県の盆行事に欠かせないふるさとの味。
小麦収穫後の盆行事の時期、栃木県内の和菓子店や家庭で作られる。黒糖や芋あんなどのバリエーションも豊富。
伊勢神宮に献上されてきた海藻アラメでイワシやサンマを巻いて甘辛く煮た、鳥羽志摩地域の正月に欠かせない郷土料理。
正月料理として、また通年で三重県鳥羽志摩地域の土産物店や家庭で提供。地域によって使う魚の違いを楽しみたい人向け。
枝豆をすりつぶした餡をつきたての餅に絡めた、正月や婚礼など行事に欠かせない宮城県を代表する郷土菓子。
正月・婚礼・法事など行事の席で宮城県内の和菓子店や家庭で提供。長野の「のたもち」と食べ比べたい人向け。
炊いた餅米を赤じそと酢で漬け込み発酵させた、秋田県北地方のお盆に欠かせない鮮やかな赤色の行事食。
お盆の時期、秋田県北地方の家庭で作られる行事食。各家庭で1升の餅米を仕込む伝統的な製法を体験したい人向け。
江戸時代から続く夏の船祭りに奉納される、三浦半島佐島地域の平たいあんころもち。
夏の船祭りの時期、神奈川県横須賀市佐島地域の家庭や祭事で作られる。豊漁と無病息災を願う行事食を体験したい人向け。
蒸さずお湯でゆでてもちもちに仕上げる、埼玉県所沢市の新小麦を使ったお盆の供え物まんじゅう。
お盆の時期、埼玉県所沢市周辺の家庭で新小麦を使って作られる。七夕や十五夜にも配られる地域の風習を体験したい人向け。
八剣神社の「みそぎ神事」にちなんで名付けられた、あん入り団子に味噌だれを塗って焼く岐阜県羽島市の菓子。
6月30日のみそぎ神事の前後、岐阜県羽島市竹鼻の商店街や菓子店で購入可能。無病息災を願う縁起菓子を体験したい人向け。
国内有数の水揚げを誇る播磨灘のマアナゴを串刺しにしてたれで焼いた、兵庫県で行事に欠かせない郷土料理。
7〜9月の旬を中心に通年、兵庫県播磨地区の魚屋や飲食店で提供。年末年始や節分、祭りの贈答品としても人気。
農作業の疲れをほぐすと伝わる旧暦6月1日の節目に食べる、みょうがの葉で包んだ岡山県新見市の焼き餅。
旧暦6月1日「ロッカッシテェ」の頃、岡山県新見市の家庭で作られる。厄払いの意味を持つ行事食を体験したい人向け。
梅干しや塩吹き昆布を入れたおむすびにきなこをまぶした、田植え終わりを祝う広島県北広島町の行事食。
5月終わりから6月頭の田植え時期、広島県北広島町の「はやし田」行事で振る舞われる。豊穣祈願の行事食を体験したい人向け。
見た目がカニ(鹿児島弁でがね)に似ていることから名付けられた、さつまいもと野菜の甘めのかき揚げ。
通年で鹿児島県内の家庭や惣菜店、学校給食でも人気。おかずにもおやつにもなる万能な郷土の味を試したい人向け。
先の見通しが良いとされ縁起物としても親しまれる、全国有数の産地・愛西市のれんこんを使った愛知県の秋の煮物。
秋から翌春の収穫期、愛知県愛西市周辺の家庭や直売所で提供。正月や慶事の縁起物としても親しまれる。
干し柿の赤と大根の白の紅白が縁起物とされる、ブランド柿「西条柿」を使った島根県の祝いのなます。
正月など祝いの席、島根県内の家庭で作られる紅白のなます。生柿を使ったアレンジも試したい人向け。
地域の秋祭りや行事に欠かせない、鶏肉・ごぼう・干ししいたけなどを炊いたご飯に混ぜ込む熊本県の混ぜご飯。
10月17日の六嘉神社の例大祭など秋祭りの時期、熊本県内の家庭で作られる。馬肉を使う地域限定バージョンも味わいたい人向け。
アブラギリの葉で酢飯とマスを包んだ、薄紅色が祝い事にふさわしいとされる福井県永平寺地区の押し寿司。
お祭りやお盆の時期、福井県永平寺町周辺の家庭で前日に仕込まれる。葉をむいて手を汚さず食べられる工夫も楽しみたい人向け。
農耕の神様「亥」が山へ帰る旧暦10月の亥の日に感謝を込めて供える、和歌山県の秋の収穫祝いの餅。
旧暦10月の最初の亥の日、和歌山県北部・南部地域の家庭で作られる。わらべうたを唱えて家々を回る風習も興味深い行事食。
白和えにも似た見た目で主食にもおかずにもおやつにもなる、熊本県山都町の祝い事に作られる大豆と野菜の炒め煮。
秋から冬、熊本県上益城地域山都町の家庭や祝いの席で作られる。コロッケにアレンジした「おしよせコロッケ」も試したい人向け。
「ごんぼ祭り」とも呼ばれる秋祭りに供えられる、枝豆の餡とごぼうを和えた滋賀県甲賀市信楽町の郷土料理。
秋、滋賀県甲賀市信楽町三所神社の秋祭りの時期に振る舞われる。1年間の健康を願う縁起料理を体験したい人向け。
「鯖街道」の恵みを活かした、大津や長浜の曳山祭りに欠かせない滋賀県の棒状に握る鯖寿司。
秋から冬のサバの旬、滋賀県大津市・長浜市の曳山祭りの時期に提供。土産物や返礼品としても人気。
海のない山梨県で稲刈り後の祝いに欠かせない、旬のサンマと新米を炊き込む秋の郷土料理。
秋の稲刈り後、山梨県中北地域の家庭で祝いの日に作られる。しそや柚子を加えたアレンジも試したい人向け。
香り高く肉厚な宇都宮の寒冷ゆずを大根で巻いて甘酢に漬けた、栃木県のおせちや秋祭りに欠かせない箸休め。
10〜12月のゆず収穫期に仕込み、正月や秋祭りに栃木県宇都宮市北部の家庭で食べられる。干した大根を使う保存性の高いバージョンも試したい人向け。
エビの赤と大根の白が縁起物とされる、水神祭のごちそうとして栃木県南部で作られる冬の川エビ料理。
冬の川エビ漁の時期、栃木県小山市南西部の家庭や水神祭で作られる。現在は桜エビで代用されることも多い一品。
歌舞伎「義経千本桜」の鮨屋のモデルにもなった、吉野川流域の香魚アユを使う上品な奈良県の姿寿司。
夏から秋のアユの旬、奈良県吉野地域の郷土料理店で提供。縁起の良い魚として人が集まる席で味わいたい人向け。
餅米の代わりに里芋の粘りを活かす、奈良県ならではの水田地帯の知恵が詰まったぼた餅。
11月の「亥の日」を中心に、奈良県内の家庭でお彼岸や秋祭りに作られる。他県のじゃがいもやさつまいも版との違いも味わいたい人向け。
高良大社例大祭「高良山くんち」の参道を彩る、秋の収穫祭と結びついた福岡県久留米市の縁起の良い寿司。
9月9日の重陽の節句前後、高良山くんちの時期に福岡県久留米市の参道や家庭で作られる。カマスの旬の時期に味わいたい人向け。
南部と北部で製法が異なる、正月に取り出す十津川村ならではの内陸のなれずし文化を代表する郷土料理。
秋に仕込み正月に食べ頃を迎える、奈良県吉野郡十津川村の郷土料理。南北で異なる製法を食べ比べたい人向け。
「高麗川マロン」など県内トップクラスの栗産地・日高市が誇る、手間暇かけて仕上げる贅沢な栗の甘露煮。
秋の栗の収穫期、埼玉県日高市の直売所で購入可能。冷凍保存して冬まで楽しめる贅沢な郷土菓子。
海から遠い山間部で鳥取から運ばれた塩さばを活かす、岡山県北部の秋祭りに欠かせない棒寿司。
秋祭りの時期、岡山県真庭市・高梁市周辺の家庭で大量に作られる。塩さばを使うため通年作れるが秋さばの旬が特に美味。
かつて高級魚だったイボダイ(ボウゼ)を魚の形のまま包む、徳島県秋祭りの代表的な姿寿司。
秋祭りの時期、徳島県内の家庭で赤飯やかきまぜ寿司とともに作られる。ボウゼが手に入らない場合のサバやサンマ代用版も試したい人向け。
けんか祭りとして知られる伊万里くんちに欠かせない、もち米・栗・小豆を蒸した佐賀県の秋祭りのごちそう。
10月のくんちの時期、佐賀県伊万里市など県内各地の家庭で作られる。伊万里くんち「トンテントン」の熱気とともに味わいたい人向け。
10時間かけて骨まで柔らかく煮込む、佐賀県鹿島市の恵比寿様への正月供え物として続く冬の郷土料理。
冬の閑漁期、佐賀県鹿島市を中心にハレの日やおくんちで振る舞われる。10時間煮込む手間暇かけた郷土の味を体験したい人向け。
唐津くんちの「くんち料理」として振る舞われる、10kgにもなる大きなアラ(クエ)を丸ごと1日かけて煮込む豪快な一皿。
11月の唐津くんちの時期、佐賀県唐津市の家庭で親しい人へのもてなし料理として振る舞われる。ユネスコ無形文化遺産の祭りとともに体験したい人向け。
栗おこわの残り材料を無駄にしないため生まれた、伊万里くんちに欠かせない鶏肉と根菜の佐賀県の煮込み料理。
10月のくんちの時期、佐賀県伊万里市周辺の家庭で栗おこわとともに作られる。残り物を活かす知恵の料理を体験したい人向け。
合掌造りで知られる世界遺産・白川村で豆腐づくりの過程から生まれた、報恩講のハレの日に飲まれる大豆の汁物。
晩秋から春、岐阜県白川村の寄り合いや報恩講の際に振る舞われる。世界遺産の合掌造り集落の食文化を体験したい人向け。
専用容器から箸1本でついで回る作法が名の由来の、唐辛子の辛みと砂糖の甘みが同居する郡上市の珍しい吸い物。
10月の報恩講の時期、岐阜県郡上市明宝寒水地区でのみ味わえる珍しい郷土料理。専用容器でつぎ回る独特の作法を体験したい人向け。
西の鯖街道の終着地・丹波篠山でちょうど良い塩加減になった塩鯖を使う、姿寿司・棒寿司など多様な形の兵庫県の秋祭り料理。
秋祭りの時期、兵庫県丹波篠山市周辺の家庭で作られる。田植え後の「さなぶり」で作るにぎり寿司との違いも味わいたい人向け。
地域の寄り合いの手間を省くため長老の提案で生まれた、丹波篠山市大山地区に120年伝わるおかず混ぜご飯。
地区の運動会や冠婚葬祭の時期、兵庫県丹波篠山市大山地区の集会で作られる。鯖街道が内陸まで伸びた歴史も感じたい人向け。
田の神への豊作祈願「さびらき」で朴葉に包んで供えられた、丹波篠山特産の大粒黒大豆を炊き込んだ紫がかったご飯。
6月の「さびらき」の行事や田植え・祝い事、法事の際に兵庫県丹波篠山市の家庭で作られる。不祝儀の際の「白蒸し」の違いも興味深い一品。
「ご飯を借りに行くほど美味しい」が名の由来の小魚を酢飯にのせる、農山漁村の郷土料理百選にも選ばれた岡山の代表料理。
10月頃の脂ののった旬の時期、岡山県瀬戸内海沿岸地域の家庭や飲食店で提供。お祭りや祝いごとに欠かせないハレの日の味を体験したい人向け。
漬かるほどに骨まで柔らかくなる、岡山を代表する小魚ママカリを甘酢に漬けた祝いの日のごちそう。
10月頃の旬の時期、岡山県瀬戸内海沿岸地域の家庭や祝いの席で提供。ままかりずしとともに岡山のハレの日の味を体験したい人向け。
赤飯を炊く際の失敗から生まれたという逸話を持つ、鶏肉や栗、山菜を豪華に混ぜ込む蒜山地域の祭りのおこわ。
田植え後の祝いや祭りの席、岡山県真庭市蒜山地域の家庭で作られる。昭和30年代に生まれた比較的新しい郷土料理の物語も興味深い一品。
米の節約のため酢飯の代わりにおからを使う、尾道市・福山市に伝わるママカリの握り寿司。
秋祭りや正月の時期、広島県尾道市・福山市周辺の家庭で作られる。三次市周辺の鮎を使う「卯の花ずし」との違いも味わいたい人向け。
貴重な島豚を余すことなく使う奄美の年越し料理、大晦日から正月に欠かせない豚骨と島野菜の大鍋煮込み。
大晦日、鹿児島県奄美地域の家庭で「三献」とともに新年を迎える行事食として作られる。島豚を余さず使う知恵を体験したい人向け。
「今年もひょっといいことがありますように」の願いを込める、上杉鷹山の救荒書にも記された縁起の良い正月の煮物。
正月、山形県村山・置賜地域の家庭で縁起を担いで作られる。土用の丑の日の早朝収穫という伝統的な採取法も興味深い一品。
年末年始の餅つきに合わせて作られる、蒸したさつまいもと餅をつき混ぜてきなこをまぶす鹿児島県の郷土おやつ。
年末年始の餅つきの時期、鹿児島県内の家庭でおやつや行事食として作られる。さつまいもと餅の絶妙な配合比も試したい人向け。
西郷隆盛の祝言にも用いられたと伝わる、餅・刺身・肉の吸い物を順に食べ焼酎で祝う奄美地域の正月儀式料理。
正月の元旦、鹿児島県奄美地域の家庭で行われる伝統儀式。室町時代の本膳料理の名残を体験したい人向け。
薩摩藩主島津家に献上されていた焼きエビを椀からはみ出すほど盛る、鹿児島県薩摩地域の豪華な正月雑煮。
正月三が日、鹿児島県薩摩半島の家庭で作られる。エビは長寿、里芋は子孫繁栄を願う縁起物としての意味も味わいたい人向け。
正月の残りのサケの頭と節分の残り豆を無駄にしない、鎌倉時代の説話にも登場する茨城県西部の初午の縁起料理。
2月最初の午の日「初午」の時期、茨城県西部地域の家庭で縁起物として作られる。熱燗と一緒に楽しむ地域の風習も体験したい人向け。
丸餅・頭芋・金時人参など縁起物を揃える、平安時代発祥とされる白味噌文化の本場・京都府の正月雑煮。
正月三が日、京都府内の家庭で作られる。丸餅は円満、頭芋は立身出世を願う縁起物の意味も知りたい人向け。
能登伝統野菜を活かした、正月のおせちやハレの日に欠かせない根菜中心の石川県能登地域の煮物。
正月やハレの日、石川県能登地域の家庭で大量に作られる。能登伝統野菜のブランド食材を使ったバージョンも味わいたい人向け。
北海道の棒ダラと京の伝統野菜えびいもを組み合わせる、京料理の“であいもん”を代表する冬の炊き合わせ。
秋から冬のえびいもの時期、京都府内の家庭や料亭で提供。正月のめでたい席で楽しまれる“であいもん”を体験したい人向け。
翁に似た顔から長寿の縁起物とされる、愛知県特産のたまり醤油で仕上げるおせちに欠かせないハゼの佃煮。
9〜11月のハゼ釣りシーズンを経て年末、愛知県沿岸地域の佃煮屋で購入可能。おせちの縁起物としても味わいたい人向け。
観音の化身が伝えたという伝承を持つ、宇治田原町特産のつるさない干し柿「古老柿」を使う正月のなます。
11月中旬から干し始め冬に食べ頃を迎える、京都府宇治田原町周辺の正月料理。バターを挟んで食べる地元流も試したい人向け。
光厳法皇に献上された藁苞納豆に由来する、京都府京北地区の正月に味噌汁とともに食べる納豆入り餅。
正月、京都府京北地区の家庭で味噌汁とともに食べる風習がある。納豆発祥の地とされる伝承も興味深い一品。
北前船が運んだ北海道のニシンと昆布を組み合わせる、能登地域の海運交易史を物語る正月の郷土料理。
正月や祝宴、石川県能登地域の家庭で年末に大量に作られる。奥能登の魚醤「いしる」を隠し味にしたバージョンも試したい人向け。
「名を上げる」の語呂合わせに由来するとも伝わる、角餅と餅菜だけのすまし汁仕立ての愛知県のシンプルな雑煮。
正月三が日、愛知県内の家庭で作られる。三河地域の味噌仕立てなど地域による違いも味わいたい人向け。
里芋の茎を乾燥させた保存食いもがらを、れんこんやこんにゃくと炒め煮する茨城県の正月やハレの日の常備菜。
通年、特に正月や祝い事の際に茨城県内の家庭で作られる。けんちんそばの具材としても使われる乾物文化を体験したい人向け。
しっかり酢に漬けたイワシを甘酢おからと合わせる、茨城県のおせちにも使われる保存性の高い漬物。
11月からのマイワシの時期、茨城県北部地域の家庭でおせちや保存食として作られる。しっかり酢漬けした保存性の高さを体験したい人向け。
琴柱に似た形が名の由来の海藻コトジツノマタを使う、鹿島灘沿岸のおせちの箸休めとなる寒天状の一品。
正月、茨城県鹿行地域の家庭で箸休めとして作られる。人参やごぼうを混ぜ込んだアレンジも試したい人向け。
ニシンを追い込んでくれる縁起の良い動物として崇められた鯨を使う、道南地域の正月に欠かせない郷土汁。
正月、北海道道南地域の家庭で作られる。ニシン漁の豊漁祈願という縁起物としての背景も体験したい人向け。
先が見通せる縁起物のれんこんに邪気を払う赤い小豆を詰める、茨城県霞ヶ浦周辺の正月の縁起料理。
正月、茨城県霞ヶ浦周辺の家庭で縁起物として作られる。豆から一緒に煮込む「紫峰色」の仕上がりを体験したい人向け。
質素倹約令の中で贅沢な赤飯の代わりに生まれたという、くちなしの実で染めた山吹色の大分県臼杵市の祝い飯。
大晦日から三が日、大分県臼杵市の家庭で祝いの席として作られる。スペインのパエリアとの関連説も興味深い一品。
生米を浸水してつく「しとぎ」の古語が名の由来、青のりや白ごまを練り込む茨城県南部の正月の餅。
正月を中心に通年、茨城県南部・鹿行地方の菓子店や道の駅で購入可能。雑煮に入れるアレンジも試したい人向け。
天日干しした大根で柚子を巻き昆布で結ぶ、茨城県北部のおせちに欠かせない爽やかな酢漬け。
正月、茨城県北部地域の家庭でおせちの箸休めとして作られる。塩もみで作る時短版も試したい人向け。
古事記の因幡の白兎の傷を癒したとされる、汽水湖・中海特産のサルボウガイを使う島根県の正月料理。
冬から春、島根県出雲地方の家庭で正月料理として提供。干拓事業で減少した貴重な中海の恵みを味わいたい人向け。
「縁を切らず」の願いを込めた縁起物、正月前の豆腐づくりの副産物おからを活かす佐川町尾川地区限定の餅菓子。
正月前、高知県佐川町尾川地区でのみ伝わる希少な郷土菓子。よもぎやきび粉を加えたアレンジも試したい人向け。
年越しそばの代わりに食べられてきた、冬の厳しい海で採る岩のり「めのり」を混ぜ込む高知県大月町の年越し料理。
冬の年越しの時期、高知県大月町の家庭で作られる。胸まで浸かって採る「めのり採り」の厳しい伝統漁も興味深い一品。
捕鯨基地があった八戸市に伝わる、大物にあやかる願いを込めた正月の縁起料理。
正月、青森県下北半島・八戸市の家庭で祝い料理として作られる。北海道の鯨汁との地域差も味わいたい人向け。
土佐捕鯨発祥の地・室戸市の歴史を物語る、くじら肉で「大物になる」ことを願う高知県の年越しの縁起煮物。
大晦日、高知県内の家庭で年越しの縁起物として作られる。竜田揚げやハリハリ鍋など他のくじら料理も体験したい人向け。
貴重な紅サケを使う色鮮やかな縁起物、津軽地方でもち米の発酵力を借りて仕込む冬の保存食。
年越し・正月の時期、青森県津軽地方の家庭でもてなし料理として作られる。麹仕込みの奥深い味わいも試したい人向け。
献上品の歴史を持つ十六島のりを使う、地域ごとに出汁が異なる島根県の醤油仕立てのすまし雑煮。
正月三が日、島根県内の家庭で作られる。東部と西部で出汁や具材が異なる地域差を体験したい人向け。
津軽の方言で「捨てるもの」を意味するアラを丸ごと使う、「鱈正月」という言葉もある青森県の正月の浜料理。
正月、青森県津軽地方の家庭や浜で寒ダラを使って作られる。「鱈正月」という言葉が残るほどの冬の定番を体験したい人向け。
岩手県花巻市に伝わる漬物。中をくり抜いたしろうりに、昆布で巻いたにんじん・ごぼう・だいこん等を隙間なく詰め、味噌床で長期間漬け込んで作る。輪切りにすると花や家紋のような美しい断面が現れ、「漬物の芸術品」とも呼ばれる。
漬物・発酵食品好きなら試す価値あり。断面の美しさも楽しめる一方、味噌漬け特有の強い塩気と濃厚さがあるため、あっさりした漬物を好む人には重く感じられることも。
鶴岡市の雛祭りに供される、鯛や海老、庄内の特産品を模した練りきりや干菓子。京菓子の伝統を受け継ぐ色鮮やかな雛菓子。
3月のひな祭りシーズンに鶴岡市の和菓子店で販売。見た目も華やかで手土産に向く。
酢飯の上に甘辛く煮た淡水魚「もろこ」を並べて押し寿司にした西濃地域の郷土料理。正月や祭りなど人が集まる際のもてなし料理として重宝されてきた。
川魚漁の減少で作られる機会が減った郷土料理。西濃地域の祭りや法事の際に出会えることがある珍しい一品。
大根と人参の酢の物に干し柿を加えた岐阜県中濃・岐阜・西濃地域の郷土料理。柿の産地・岐阜県ならではの正月料理として親しまれている。
正月料理の箸休めとして食べやすい一品。岐阜県産の富有柿や堂上蜂屋柿の干し柿が手に入る冬に出会いやすい。
わらを編んだむしろ「こも」で豆腐を包み茹でた飛騨市・高山市周辺の郷土料理。スが立つことでできる無数の気泡に旨味が染み込み、盆や正月のもてなし料理として振る舞われる。
飛騨地域のお正月やお盆、法事など人が集まる席の定番料理。飛騨高山の郷土料理店やお節料理で出会いやすい。
干ししいたけ・れんこん・ごぼう・人参・凍りこんにゃくをそれぞれ別々に煮て味付けし、合わせ酢で和えた中南勢・伊勢志摩地域の郷土料理。元は葬式料理「組みもの」の端材活用から生まれたと伝わる。
法事や正月に作られる家庭料理のため店頭で見る機会は少ない。松阪市・伊勢市周辺の郷土料理店の行事メニューで出会えたら貴重。
熊野灘でとれた脂肪分の少ないサンマを開いて塩漬けし、柑橘酢で締めてすし飯にのせた東紀州地域の郷土料理。熊野市有馬町の産田神社では骨付きのまま食べさせ子の健やかな成長を願う「奉飯」の風習も残る。
東紀州地域を代表する名物料理で、尾鷲市・熊野市の飲食店で通年味わえる。祭りや正月の折詰としても定番。
東西の文化が混淆する三重県ならではの雑煮。北勢地域は角餅、中南勢・伊賀地域は丸餅など地域ごとに餅の形状や汁の味付け(すまし汁・みそ汁)が異なる、正月に欠かせない一品。
正月に各家庭で作られる料理で、地域によって味付けや具材が大きく異なるのが面白い。三重県の郷土料理店で正月メニューとして出会える。
3月3日の桃の節句に雛人形とともに供える菱形の餅。赤(桃色)・白・緑の3色を重ねたものが多く、地域によって2色や5色のものもある。
主に飾るための行事食で、飲食店で単品注文することはまれ。雛祭りの時期に和菓子店で見かけたら、季節の風物詩として。食べるなら焼いて砂糖醤油やきな粉で。
もち米を蒸してつき、粘りのある塊にした日本の伝統食品。正月の雑煮や鏡餅をはじめ、焼き餅・あんころ餅など多彩に食べられる。東日本は四角い切り餅(角餅)、西日本は丸餅が主流。
日本人にはなじみ深い基本食材で、磯辺焼きやきな粉餅なら誰でも食べやすい。正月や餅つきイベントで食べる機会が多い。粘りが強いので、高齢者や小さな子どもは小さく切って少しずつ。
細く切った大根やにんじん、魚介などを酢を基本にした調味料で和えた日本の料理。正月のおせちに入る大根とにんじんの「紅白なます」が代表的。
酢の物が好きならまず問題なく食べられる、あっさりした副菜。正月以外でも和食店の小鉢で出る。酸っぱいものが苦手な人は少量から。
正月に食べる祝い料理。重箱に黒豆・数の子・田作り・紅白なます・昆布巻きなど、縁起を担いだ料理を詰める。
正月の特別な料理で、デパートや料亭の予約品が一般的。少しずつ多品目を楽しめる。冷たい料理や甘い味付けが多いので、温かい料理を好む人は雑煮と組み合わせるとよい。
酢飯の上に刺身や錦糸卵、煮た野菜などの具を散らした寿司。江戸前の刺身をのせるものと、具を混ぜ込む関西風(ばら寿司)がある。ひな祭りの定番料理。
寿司店のランチや祝いの席で定番。生魚が苦手でも、家庭風の五目ちらしなら火を通した具が中心で食べやすい。
3月3日の桃の節句に食べる色とりどりのあられ菓子。関東は米粒を膨らませた甘いポン菓子風、関西は餅を揚げた塩味や醤油味のあられが主流。
雛祭りの時期にスーパーや和菓子店に並ぶ季節菓子。子ども向けで食べやすい。
里芋・にんじん・ごぼう・れんこん・こんにゃく・しいたけなどを、汁気がなくなるまでじっくり煮含めた煮物。正月のおせちや祝い事の定番。
おせちや法事の定番の煮物。やさしい味でクセがない。
フカヒレを使った中国の高級宴席スープ。澄んだまたはとろみのある鶏ベースのスープに、フカヒレの糸状の食感を合わせる。現代ではサメ資源保護の観点から代替品や提供中止を選ぶ店も増えている。
高級宴席料理の定番。自然保護の観点からフカヒレを使用しない代替品を選ぶ選択肢もある。
卵とカニ肉を合わせてふんわり焼く中国系の卵料理。欧米ではエッグ・フー・ヤング、日本ではカニ玉に近い形で広まり、甘酢あんやグレイビーをかける地域もある。
蟹と卵のやさしい味を楽しみたい人向け。中華の炒め物より穏やかで食べやすい。
タウナギを一匹丸ごととぐろ状に丸めて揚げ煮にする見た目にも豪快な料理。外はパリッと中は柔らかく仕上がる。
見た目のインパクトが強い一品。タウナギを丸ごと食べる料理のため、抵抗がなければ話のタネにもなる。
中国の旧正月(春節)に食べる餅。「年高(一年ごとに向上する)」と同音で縁起物とされる。甘い蒸し菓子タイプと、うるち米で作り炒め物やスープにする料理タイプがある。
上海料理店の炒め年糕は主食代わりに頼みやすい定番。餅好きなら間違いない。甘い年糕は春節シーズンに出回る季節菓子。どちらのタイプか確認してから注文するとよい。
アブラナ科カラシナ類の高菜の品種群で福岡県の特産野菜。煮物や汁物に使うと鰹だし不要なほどの旨みが出ることからこの名がついた。博多の雑煮に欠かせない縁起物。
高菜の辛みが苦手でも旨みだけを楽しめる。博多雑煮を試すなら欠かせない一品。
小麦粉の皮に羊肉などのひき肉餡を包んで蒸すモンゴルの蒸し餃子。旧正月ツァガーンサルに各家庭で大量に作られる。
小籠包や肉まんが好きなら最初の一品に最適。ウランバートルの食堂(ゴアンズ)定番メニュー。
羊の背中から尾にかけての部位を丸ごと調理した大きな肉塊で、旧正月ツァガーンサルの食卓の中心に供されるモンゴルの儀礼料理。
レストランで頼む料理ではなく、正月に招かれた家庭で出会う儀礼食。切り分けの作法があるので家の人に従うこと。
揚げたひと口サイズのカップに、野菜や海老を詰めたニョニャ料理の人気前菜。形から「トップハット」とも呼ばれる。
ニョニャ料理店で最初に頼みたい前菜。辛くなく、見た目も楽しく初心者向け。
バラの香りの赤いシロップを水で割り、柑橘リマウ(ライム)を搾ってさっぱり仕上げたマレーシアの甘いジュース。
暑い日や辛い料理にぴったりの冷たいドリンク。甘すぎる場合は「クラン・マニス(甘さ控えめ)」を試す。
ローズシロップを水で割り練乳を加えた、華やかなピンク色の甘いミルクドリンク。マレー系レストランや結婚式で人気。
とても甘いので、辛い料理と合わせるのがおすすめ。甘党や見た目を楽しみたい人向け。
豚肉を加えて艶よく炊き上げる沖縄の炊き込みご飯で、ハレの日料理として親しまれてきたジューシーの一種。
行事や祝いの席で作られてきたが、現在は沖縄県内の食堂や家庭料理店で通年味わえる。
豚の三枚肉とトウガン・ゴボウを卵でとじた、お盆に作られてきた沖縄県那覇・首里地域の優しい味わいの汁物。
現在ではあまり作られなくなった沖縄の郷土料理。お盆の精霊迎えの行事食として体験してみたい人向け。
キジ目キジ科のシチメンチョウ(Meleagris gallopavo)の肉。アメリカ先住民が古くから食べてきた北米原産の鳥で、感謝祭・クリスマスのロースト丸焼きが文化的シンボル。鶏肉より大きく(1羽5〜10kg超)、胸肉は淡白・低脂肪、もも肉は赤身でより風味がある。
鶏肉に近いが淡白でヘルシー。胸肉はソースや付け合わせと一緒に食べるとパサつきが気にならない。
羊肉をスパイスで味付けし、じゃがいもなどとオーブンで焼くチュニジアの祝祭的な肉料理。名前は羊のオーブン焼きの意味。
羊肉好き向けの主菜。数人で取り分ける量になることも多いので、サイズ確認が大事。
ニシオンデンザメなどのサメ肉を砂利の中で数週間発酵させたのち、4〜5か月吊るして乾燥させたアイスランドの国民的伝統食。強烈なアンモニア臭で知られる。
アイスランド旅行の度胸試しとして有名で、土産物店やスーパーでも手軽に買える。一切れ食べれば十分という人がほとんどなので、まずは少量パックか盛り合わせで。発酵臭の強い食べ物が苦手な人、アンモニア臭に弱い人は避けたほうがよい。
ニシンの酢漬け、スモークサーモン、ミートボール、ハム、チーズ、パンなどを大きなテーブルに並べて取り分けるスウェーデンのビュッフェ形式の食事。日本の「バイキング」の原型。
北欧旅行で一度は体験したいビュッフェ。冷たい魚→冷たい肉→温かい料理→デザートの順に取るのが作法。
子豚を丸ごと炭火でじっくり焼いた料理。フィリピンの祝いの席に欠かせず、パリパリの皮が最大のごちそうとされる。スペインや中南米にも同様の料理がある。
フィリピンの祭りや結婚式の主役。皮のパリパリ感は格別。
蒸したもち米に、ごま油で炒めた豚肉・干ししいたけ・干しエビ・するめなどを混ぜ込んだ台湾のおこわ。赤ちゃんの生後1か月の祝いに親戚や友人へ配る習慣がある。
台湾の朝食や小吃店で手軽に食べられる。中華おこわが好きなら間違いない。