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牛の挽き肉にパン粉、卵、牛乳、香味野菜を混ぜてパウンド型に詰め、オーブンで焼くアメリカの家庭料理。ヨーロッパの挽き肉料理を起源とし、19世紀末に北米で定着した。温かいメイン料理としても翌日の冷製サンドイッチとしても食べられる。
家庭的で食べ応えある肉料理が欲しいときに。軽さは少ない。
豚や牛のソーセージを細長いバンズに挟み、マスタードやケチャップをかけるドイツ系アメリカ発祥の軽食。野球場や屋台の定番で、シカゴスタイルや地域ごとに独自のトッピング文化がある。
軽食向け。ソーセージの塩気が強いことが多い。
牛の挽き肉を成形して焼いたパティを丸いパンに挟み、レタス、トマト、玉ねぎ、ピクルス、ケチャップなどを加えるアメリカ料理。19世紀末にドイツ系移民の食文化から発展し、20世紀に世界へ広まった。
満足感ある定番。肉の焼き加減やサイズで重さが変わる。
1943年にメキシコ・ピエドラス・ネグラスでイグナシオ・アナヤが考案したテクス・メクス料理。トルティーヤチップスにチェダーやモントレージャックなどのチーズ・サルサ・ハラペーニョをのせてオーブンで焼く。カリカリのチップスがベースで、好みのトッピングを組み合わせて楽しむシェアフード。スポーツ観戦やバーの定番おつまみとして世界的に普及している。
複数人でシェアするのが定番。来たらすぐ食べ始めるのが正解で、冷めるとチップスが湿ってしまう。辛さはトッピング次第で調整できるため、苦手な場合はハラペーニョ抜きで注文可能かを確認。
トウモロコシのトルティーヤに肉や豆、チーズを巻き、チリソースをかけてオーブンで焼くメキシコ料理。赤チリ、モレ、サルサベルデ、クリーム系など複数のソースがあり、スペイン語で「チリで味付けした」を意味する。
ソースの種類(赤チリ・緑サルサ・モレ・クリーム)で味わいが大きく変わる。辛いものが苦手なら「エンチラーダ・スアサ」など白いクリーム系ソースを選ぶとマイルド。タコスより食べ応えがあり、一品でしっかり満足できる。
イーストで発酵させたパン生地に挽き肉、キャベツ、じゃがいも、卵、きのこなどの具を包んで焼くか揚げるロシアの惣菜パン。「小さなパイ」を意味するロシア語が語源で、街頭の屋台でも食べられる定番のストリートフードである。
軽食や前菜として便利。揚げタイプはやや重い。
小麦粉、卵、牛乳、バターを合わせた薄い生地を熱したフライパンで片面20〜30秒ずつ焼くフランスのブルターニュ発祥の料理。甘い具のデザート系と、そば粉生地にハムやチーズを包む食事系のガレットの二種類がある。
デザートにも軽食にもなる。甘いか食事系か確認。
イタリア・カンパーニャ地方カプリ島発祥の前菜。トマト・モッツァレラ(本来は水牛のモッツァレラ)・バジルを重ね、オリーブオイルと塩で仕上げる。赤・白・緑の3色がイタリア国旗を表す。
素材の鮮度と質が命のシンプルな料理。水牛製モッツァレラか牛乳製かで味が大きく変わる。
ハノイ発祥のベトナム料理で、炭火で焼いた豚肉のパティや豚バラを甘酸っぱいニョクチャム(魚醤ベースのたれ)に浸し、米麺(ブン)と生ハーブとともに食べる。2016年にオバマ大統領とアンソニー・ボーデインがハノイで食べたことで世界的に有名になった。
ハノイのソウルフード。ランチの定番で、つけだれに麺と肉を浸しながら食べる。パクチーが苦手な場合は抜いてもらえるか確認を。
タイを代表する酸辛スープで「トム(煮る)+ヤム(混ぜる)+クン(海老)」の意味。レモングラス・ガランガル(タイ生姜)・こぶみかんの葉・唐辛子・ナンプラー・ライムで作る芳香豊かなスープに海老を主役に据える。ヤシ油やコナッツミルクを加えた白濁クリーミー版(トムカー)と区別されることもある。国際的知名度が非常に高く、タイの食堂なら必ずある国民食の一つ。レモングラスとガランガルの香りを油で炒めて引き出すことで、単なる酸っぱいスープを超えた複雑な風味が生まれる。
スープに入ったレモングラスやガランガルは硬く食べにくいため、香りを楽しんで避けるのが一般的。辛さは店によって大きく異なる。
青唐辛子、レモングラス、こぶみかんの皮、ガランガルなどを合わせたペーストをココナッツミルクで溶いて作るタイ中部発祥のカレー。緑の色と強い香り、ピリッとした辛みが特徴で、タイバジルと魚醤で味を整える。
タイ料理らしい香りと辛さを楽しみたいときに。辛さは強め。
1950年代にデリーのモーティー・マハルでクンダン・ラール・グジュラールとクンダン・ラール・ジャッギーが、タンドリーチキンの残り肉をトマトとバターのソースで仕上げたことが起源とされる北インドの鶏カレー。マイルドでまろやかな味わいが特徴。
辛いカレーが苦手な人でも選びやすい。乳製品(バター・クリーム)が多いので乳製品アレルギーには注意。
インゲンマメの白い品種の総称で、ネイビービーンやカネッリーニなど複数の種類がある。加熱するとクリーミーでほどよい硬さになり、フランスのカスレやイタリアのミネストローネ、トスカーナの豆料理など欧州料理に広く使われる。
やさしい豆料理が欲しいときに。腹持ちは良い。
約1万年前から栽培される世界最古級の豆のひとつ。淡いナッツの風味とほくほくした食感が特徴で、中東のフムスやファラフェル、インドのカレー、地中海のスープやサラダまで幅広く使われる。
植物性で満足感が欲しいときに。豆が苦手なら避ける。
とうもろこし粉を水やスープで長時間かき混ぜながら煮るイタリア北部の主食。熱々の粥状で肉の煮込みに添えたり、冷やして固めてから焼いたり揚げたりと二通りの食べ方がある。
肉の煮込みや濃いソースと相性良い。主食代わりとして見る。
南米アンデス高地・チチカカ湖周辺原産の擬似穀物(ヒユ科)。インカ帝国では「チソヤ・ママ(穀物の母)」と呼ばれ神聖視された。全必須アミノ酸を含む完全タンパク質で、マグネシウム・マンガン・葉酸が豊富。グルテンフリーで世界的なスーパーフードブームにより需要が急増した。
軽い主食やサラダ感が欲しいときに。米より軽い印象。
チョウザメの卵巣から採取した卵を塩漬けにした高級食材。代表的な種類はベルーガ・オシェトラ・セヴルーガの3種で、カスピ海産が最高品質とされてきたが、乱獲・密漁・環境汚染でチョウザメの生息数が激減し、現在は養殖産が主流。
ベルーガは最大粒で最高級。オシェトラはナッツ様の風味、セヴルーガは粒が細かく塩気が強め。金属スプーンは避け、真珠母貝製を使うのが作法。
カタクチイワシ科の小魚を三枚におろし塩漬けにして発酵・熟成させたもの。古代ローマでは魚醤「ガルム」として大量生産・長距離輸送された。酢漬けにしたスペインの「ボケロネス」は白く塩気が穏やか。少量でもウスターソース・シーザーサラダ・ピッツァに深い旨みを与える。
ピザやパスタの具として乗る場合だけでなく、シーザードレッシングやソースの「隠し味」として溶け込んでいることも多い。フィレの形で見えなくても使われているケースがあるため、魚介の風味が苦手なら「アンチョビ不使用か」をソース単位で確認するとよい。
甘みと旨みが強い二枚貝で、貝柱(白い筋肉)とコーラル(卵巣・精巣)の両方が食べられる。フランスでは「コキーユ・サン=ジャック」としてバター焼きやクリームソースで供される。日本では「ホタテガイ(帆立貝)」の貝柱として寿司・刺身・煮物に使われ、乾燥貝柱は中国料理でも重宝される。
上品な魚介が欲しいときに。火入れが軽いほど甘みが出る。
黒い殻を持つ二枚貝で、磯の豊かな香りと旨みが特徴。ベルギーの国民食「ムール・フリット(フライドポテト添え白ワイン蒸し)」が世界的に有名。スペインでは白ワインとハーブのシンプルな蒸し調理、トルコでは米詰めの「ミデ・ドルマ」として食べられる。貝が開いたら食べ頃のサインで、煮汁はスープのベースになる。
貝の旨みが好きなら良い。殻付きなので手間は少しある。
頭足類の海産物。「カラマリ」の語源はラテン語「calamarium(ペン入れ)」でイカの内部構造に由来する。胴・腕・触手・墨まで食べられ、炭水化物はほとんど含まない一方でDHA・EPAが豊富。日本の刺身・イカ焼き・イカ素麺から地中海の揚げカラマリまで調理法は世界各地で多様。
軽い魚介料理として選びやすい。揚げ物なら食べ応えあり。
頭足類の海産物で、世界中の沿岸料理に登場する。ギリシャでは石に叩きつけて柔らかくしてからオリーブオイルとレモンでグリル、スペインのガリシア地方では「プルポ・ア・ラ・ガジェガ」として名高い。日本のたこ焼き(小麦粉の生地にタコ・天かす・紅しょうがを入れた球形スナック)は世界的に知られる料理。
食感を楽しむ魚介。硬さは調理で差が出る。
マグロ類の総称で、主に本マグロ(クロマグロ)・キハダマグロ・メバチマグロが食用に使われる。刺身・寿司では部位によって赤身・中トロ・大トロと呼び分けられ、腹側の脂の乗ったトロは特に珍重される。
生魚が好きなら赤身で軽く、脂の甘みを楽しむなら中トロや大トロを選ぶ。種類はクロマグロが最高品質とされる。
サケ目サケ科の回遊魚(Salmo salar、Oncorhynchus nerkaなど種類多数)。脂肪分が高くオメガ3脂肪酸を豊富に含み、アスタキサンチンによるオレンジ色の身が特徴。刺身・寿司・スモークサーモン・ポワレ・グリル・クリームソース仕立てなど世界中で幅広く使われる最も普及した魚介食材の一つ。
魚料理の中でも食べやすい定番。脂が強いため重く感じる場合は柑橘系ソースや塩焼きシンプル系が合う。生食できる鮮度かどうかは店次第。
狩猟によって得られる野生鳥獣の総称(仏: gibier)。鹿・猪・熊・野ウサギ・ヤマドリ・キジ・カモなど多岐にわたる。運動量が多い野生動物のため筋肉質で赤身が濃く、独特の野性味(臭み)を持つ。フランス料理では秋冬の季節料理として重視され、赤ワインソース・ベリーソース・胡椒などと合わせるのが定番。
肉の個性と季節感を楽しみたい人向け。野性味が苦手なら避けるか、事前に調理スタイル(マリネの有無など)を確認。秋冬に出会えたら試す価値あり。
生後数ヶ月以内の仔牛の肉。筋肉が発達しておらず筋繊維が細かいため非常に柔らかく、ミオグロビンが少ないため淡いピンク〜白みがかった色が特徴。上品で繊細な旨みを持ち、イタリア料理のミラノ風カツレツ(コトレッタ)・オッソブーコ、フランス料理のブランケット・ド・ヴォーなどに使われる。飼育環境について倫理的議論がある食材。
重すぎない肉料理が欲しいときに最適。仔牛の飼育倫理が気になる場合は避けてよい。カツレツ(コトレッタ)系は揚げ物なので軽くはないが肉質はさっぱり。
キジ目キジ科のシチメンチョウ(Meleagris gallopavo)の肉。アメリカ先住民が古くから食べてきた北米原産の鳥で、感謝祭・クリスマスのロースト丸焼きが文化的シンボル。鶏肉より大きく(1羽5〜10kg超)、胸肉は淡白・低脂肪、もも肉は赤身でより風味がある。
鶏肉に近いが淡白でヘルシー。胸肉はソースや付け合わせと一緒に食べるとパサつきが気にならない。
カモ目カモ科の水鳥の肉。マガモ・アヒル・ルーアン鴨など種類があり、赤身に近い筋肉質で牛肉に似た濃い旨みを持つ。皮下脂肪が厚く脂の甘みが強い。フランス料理のコンフィ・マグレ・ロースト、中国料理の北京ダック、アジア料理に広く使われる。
鶏より肉の味が濃く脂が強い。脂質が苦手な場合は注意。皮目をしっかり焼いたものが最もおいしい。
若い羊の肉。ラム特有の香りは成羊(マトン)より穏やかで、地中海・中東・中央アジア・インド・オーストラリアなど羊肉文化圏で主要なタンパク源。ミント・ローズマリー・クミンなど香草やスパイスと相性が良い。
羊肉の香りが好きならおすすめ。初めてならグリルや煮込みから。
豚の頬肉(guancia=頬に由来)を塩・黒胡椒・ハーブで漬け込み数週間〜数ヶ月熟成させたイタリアの加工肉。脂肪の比率が高く、豚バラ使用のパンチェッタとは異なる別素材。ローマ料理のカルボナーラ・アマトリチャーナ・グリーチャの「本来の材料」とされ、加熱すると芳醇な脂が溶け出す。
本格ローマパスタ(カルボナーラ・アマトリチャーナ)でパンチェッタの代わりに使われることが多い。脂のコクが強く、これがローマ式のポイント。脂質が苦手な場合は注意。