全2755件 / 92ページ中 33ページ目
山形県との県境に位置する村上市山北地区では、8月の中旬頃に焼畑が行われ、そこに種を蒔き赤かぶを育てる。焼畑は、耕地の乏しい山間部でよく行われていた原始農法のひとつだが、時代の流れと供に衰退した。
晩秋、寒さが増す11月頃になると赤かぶの収穫が行われる。 郷土の味を試したい人向け。
村上市に古くから伝わる「飯ずし」は、なれずし(熟寿司)の一種で、保存食として生まれた。サケの薄切りと、数の子、人参、大根、ハラコ(イクラ)、氷頭(ひず)、柚子をごはんと麹に漬け込んで発酵させた郷土料理で、毎冬その日の温度や発酵の段階によって重しを変えながら、出来上がりのタイミングを待つ。
村上地方では、11月頃になるとお正月に向けて各家庭でつくられていた。 郷土の味を試したい人向け。
近年獲れる量が少なくなってきたイワシだが、昔は日本海沿岸部で4月5月になると大量にイワシが獲れた。そのイワシのエラと内臓をきれい取って大量の塩で漬け「しょっからいわし」をつくった。
地元でとれたイワシと、畑で育てた大根を使ってつくり、日常食として食べられていたが、お正月にはどこの家庭でも食べていた。 郷土の味を試したい人向け。
雪の多い新潟県では、冬を越すための保存食としてつくられていた「干し大根漬け」は、上越地方を代表する郷土料理の一つで、「はりはり漬け」とも呼ぶ。切り干し大根を醤油に漬けたものを「はりはり漬け」というが、その由来は大根を食べた時に「はりはり」と音を立てるからといわれている。
秋冬にとれた大根を使って、お正月の保存料理としてつくっていた。 郷土の味を試したい人向け。
「煮菜」は、塩漬けにした菜っ葉を煮た郷土料理で、新潟県ではごく一般的な家庭料理として食べられていた。主に体菜(たいな)が使われる。
新潟県は冬になると畑がすっかり雪に覆われてしまうため、菜類が全然とれなくなってしまう。 郷土の味を試したい人向け。
八代海沿岸部、天草灘、有明海に面した地域で、正月や祭り、祝い事など家族や親せきが集まる場に欠かせないのが「このしろの姿寿司」。縁起のよい料理としてこの地域に江戸時代から受け継がれている。
正月や祝い事に欠かせない料理。 郷土の味を試したい人向け。
「寒漬け」は冬の冷たい風に大根を二度さらしてつくる漬物で、芦北・水俣地域に古くから伝わる特産品。生の大根を干して、しわしわになったら塩漬けにし、さらに、1~2カ月干す。
大根を干す光景は11月下旬~3月頃まで見られる。 郷土の味を試したい人向け。
海水と淡水の中間の塩分をもつ水を湛えた湖沼を「汽水湖」と呼ぶ。国内には18の汽水湖があり、そのうちの一つが島根県と鳥取県にまたがる「中海(なかうみ)」である。
正月料理の定番としても地元民から親しまれ、食べられている。 郷土の味を試したい人向け。
石川県では、秋の伝統行事の一つに「報恩講(ほうおんこう)」がある。これは、浄土真宗の宗祖・親鸞聖人の忌日にあたる11月28日におこなわれる伝統行事である。
報恩講のお斎に欠かせない料理の一つである。 郷土の味を試したい人向け。
北海道では、タラの白子のことを「たち」と呼び、マダラの白子を「真だち」、スケソウダラの白子を「すけだち」と呼び区別する。その白子を丸ごと入れた味噌汁が「たちの味噌汁」。
タラが旬の冬に家庭料理として食べられることが多い。 郷土の味を試したい人向け。
聖護院かぶとタイの煮物「鯛蕪」は、京都市で古くから食べられてきた郷土料理である。タイの旨味とかぶのやさしい味わいが楽しめる冬の定番料理。
聖護院かぶは寒冷地だと8月下旬、暖地だと9月下旬に種をまき、11月中旬から2月下旬にかけて収穫される。 郷土の味を試したい人向け。
「しもつかれ」は、正月の残りのサケの頭に、節分でまいた豆の残り、そして根菜などを酒粕で煮こんだ西部地域に伝わる郷土料理である。正月からの残り物を大事に使い、また、冬場の栄養摂取や保存性に優れた先人の知恵がつまった料理といえる。
初午(はつうま:2月最初の午の日)の日に、よくつくられている料理で、昔はこの日以外につくることは忌み嫌われていたという。 郷土の味を試したい人向け。
マダラは、日本海の荒波の中で産卵期を迎える魚であり、庄内地域の冬の味覚として親しまれている。「鱈」は魚偏に雪と書くことからもわかるように、雪が降る季節に旬を迎える魚。
庄内地域の冬の定番料理として根づいている。 郷土の味を試したい人向け。
有明海にしか生息しない珍魚ワラスボを炒めてから煮込んだ、佐賀県有明地域の夏の味噌汁。
漁期は5〜10月、佐賀県有明海沿岸の家庭や旅館・飲食店で提供。エイリアンのような見た目で知られる珍魚を味わいたい人向け。
「うなぎ道」を通り大阪の食文化にも影響を与えた、宍道湖・中海のうなぎを焼き豆腐と炊く島根県出雲地方の冬の一品。
冬が旬の天然うなぎの時期、島根県出雲地方の家庭で提供。「うなぎ街道」という輸送の歴史も感じたい人向け。
津軽の方言で「捨てるもの」を意味するアラを丸ごと使う、「鱈正月」という言葉もある青森県の正月の浜料理。
正月、青森県津軽地方の家庭や浜で寒ダラを使って作られる。「鱈正月」という言葉が残るほどの冬の定番を体験したい人向け。
献上品の歴史を持つ十六島のりを使う、地域ごとに出汁が異なる島根県の醤油仕立てのすまし雑煮。
正月三が日、島根県内の家庭で作られる。東部と西部で出汁や具材が異なる地域差を体験したい人向け。
貴重な紅サケを使う色鮮やかな縁起物、津軽地方でもち米の発酵力を借りて仕込む冬の保存食。
年越し・正月の時期、青森県津軽地方の家庭でもてなし料理として作られる。麹仕込みの奥深い味わいも試したい人向け。
「能登のタラは日本一」とうたわれる、江戸時代から続く能登地域のタラの卵を丸ごと煮る冬の一品。
12月から2月のタラ漁最盛期、石川県七尾市周辺の「ごっつおまつり」や家庭で提供。花のように仕上げる煮方のコツも興味深い一品。
厳寒期に素手素足で収穫する、江戸時代から続く松江藩主奨励のブランド野菜「黒田せり」を使う正月の一品。
11月から3月初めの収穫期、特に年末から正月にかけて島根県松江市の家庭で食べられる。「正月セリ」として風邪予防の願いも込めたい人向け。
土佐捕鯨発祥の地・室戸市の歴史を物語る、くじら肉で「大物になる」ことを願う高知県の年越しの縁起煮物。
大晦日、高知県内の家庭で年越しの縁起物として作られる。竜田揚げやハリハリ鍋など他のくじら料理も体験したい人向け。
巨大なクジラのように「大物になる」よう子どもに願う、節分に食べる島根県石見地方の炊き込みご飯。
節分の時期、島根県石見地方の家庭で子どもの成長を願って作られる。「海のジビエ」とも呼ばれるクジラの多彩な調理法も体験したい人向け。
捕鯨基地があった八戸市に伝わる、大物にあやかる願いを込めた正月の縁起料理。
正月、青森県下北半島・八戸市の家庭で祝い料理として作られる。北海道の鯨汁との地域差も味わいたい人向け。
年越しそばの代わりに食べられてきた、冬の厳しい海で採る岩のり「めのり」を混ぜ込む高知県大月町の年越し料理。
冬の年越しの時期、高知県大月町の家庭で作られる。胸まで浸かって採る「めのり採り」の厳しい伝統漁も興味深い一品。
鎌倉時代から天皇や将軍に献上された御前料理、宍道湖のコイを糸状に切り真子をまぶす松江市の冬の郷土料理。
12月から3月の寒い時期、島根県松江市の郷土料理店で提供。数の子や炒り卵で代用したアレンジも試したい人向け。
「縁を切らず」の願いを込めた縁起物、正月前の豆腐づくりの副産物おからを活かす佐川町尾川地区限定の餅菓子。
正月前、高知県佐川町尾川地区でのみ伝わる希少な郷土菓子。よもぎやきび粉を加えたアレンジも試したい人向け。
刻んだ具材を米に見立てて食べる、津軽藩祖の時代から続く小正月に嫁が作り置く精進料理。
小正月(1月16日)の時期、青森県津軽地方の家庭で作り置きされる。家庭ごとに異なる「おふくろの味」を食べ比べたい人向け。
スルメイカの内臓を数年発酵させる能登の魚醤「いしる」を使う、地域ごとに個性の異なる石川県の冬の鍋料理。
冬、石川県能登地域の家庭で手軽な鍋料理として作られる。北前船由来のホタテの貝焼きスタイルも試したい人向け。
2ヶ月かけて凍らせ風干しにする、青森県津軽地方の寒くて湿気の少ない気候を活かした手間暇かけた保存食。
2月ごろに仕込み、春から夏の農繁期に青森県津軽地方で軽食として食べられる。バター醤油をつけるアレンジも試したい人向け。
生地をつかんで引っ張りちぎることが名の由来、旧南部藩の畑作地帯に伝わる具だくさんの汁物。
通年、青森県南部地方の家庭で主食にもおかずにもなる定番料理。沿岸部のカニ出汁版と山間部の鶏肉版を食べ比べたい人向け。