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「しもつかれ」、「すみつかり」、「しみつかれ」などとも呼ばれる。正月に食べた鮭の頭、節分で余った豆など、お祝い事のごちそうの残りを煮込んで作る料理。
初午に稲荷神社に備えた後、無病息災を願って赤飯とともに食べるのが一般的。 郷土の味を試したい人向け。
群馬は古くから養蚕業が盛んで、現在もオリジナルの蚕品種を使用した「ぐんまシルク」の製造や、遺伝子組み換え蚕の実用化など、養蚕業の継承に取り組んでいる。このため、養蚕業に欠かせない「まゆ」は大切にされ、行事食としても、米粉やひえの粉、とうもろこしの粉などを丸めて作る「まゆ玉」が親しまれるようになった。
1月13日にまゆ玉を飾った後は、翌日の夕方ごろに田んぼに持って行き、小正月に行われる「どんど焼き」で焼く。 郷土の味を試したい人向け。
「くるみ雑煮」は「くるみ餅」とも言われ、三陸沿岸の宮古地方で元日の朝に食べられる代表的な料理である。正月だけでなく、結婚式のお祝いや不祝儀の膳、特別なおもてなしの際の最高のごちそうとしてふるまわれる。
正月をはじめ、結婚式のお祝いや不祝儀、特別なおもてなしの際のごちそうとしてふるまわれた。 郷土の味を試したい人向け。
「どんこ」とは三陸沿岸でよく獲れるエゾイソアイナメ、チゴダラのこと。どんこは冬になると身が締まり、肝にも脂が乗る。
陰暦10月20日の恵比寿講の際に、尾頭付きのどんこ汁を神前に供えた。 郷土の味を試したい人向け。
岩手県は寒冷な気候であり、ときには冷害で米だけでは食生活が安定しないこともあったため、古くから小麦、そばをはじめ、あわやきびなどの雑穀を生産していた。そのため小麦粉や雑穀粉を利用した食文化が発達した。
農作業の合間の小昼(休憩)や人が集まる行事、また普段の手軽なおやつとして食された。 郷土の味を試したい人向け。
岩手県は、秋鮭の水揚げが本州トップクラス。特に津軽石川は宮古湾最奥部に注ぐ清流で、鮭の遡上する川として有名である。
正月料理の一品として食される。 郷土の味を試したい人向け。
12月24日(旧暦11月24日)の「大師講」という民間行事の日に供える菓子。その昔、弘法大師が貧しい農家に泊まった際、家人が団子を作ってお出ししたところ、中に藁が入っていた。
12月24日(旧暦11月24日)の「大師講」の日に供えて食する。 郷土の味を試したい人向け。
岩手県北部は冷涼な気候で米が育ちにくいため、厳しい環境でも育つヒエやアワ、そばなど雑穀の生産を続けてきた。そのため雑穀を使った料理が多く生まれることとなり、そば粉を使った「柳ばっと」はその一つ。
冬の栄養源として、また体が温まる食べ物として食される。 郷土の味を試したい人向け。
志摩地方から南紀にいたる熊野灘沿岸にみられる伝統漁の際に、マンボウが捕獲されてくることがある。波間に横たわった姿を目撃されることから「海ののんき者」といわれるが生態はまだ分からないことが多いというマンボウ。
普通は水族館に行かないとみられないマンボウだが、東紀州地域ではスーパーマーケットでも切り身で販売され、家庭でも食されている。 郷土の味を試したい人向け。
一般的に、魚すきとか沖すきとか呼ばれ、魚介類や野菜その他多くの種類の材料を薄めの煮汁で煮る鍋料理のことで、漁師街ではポピュラーな料理である。東紀州地域では熊野灘の豊かな漁場であがったその時々の魚と季節の野菜を醤油仕立ですき焼き風につくる鍋物。
熊野灘沿岸の漁港に常にあがってくる鮮魚を使い、幾人増えても共に分かち合って、新鮮な魚をふんだんに使って手軽に食べられる共食として生まれた郷土食。 郷土の味を試したい人向け。
ドンコは、エゾイソアイナメ、チゴダラの別名で、秋から冬にかけて旬を迎える魚である。宮城県内では主に石巻港と気仙沼港で水揚げされ、漁獲量は年々減っている。
秋から冬にかけて旬を迎えるので、この時期は宮城県内のスーパーマーケットでも販売される。 郷土の味を試したい人向け。
ほかの地域では「ババガレイ」「インドガレイ」と呼ばれているナメタガレイ。ぬめりが多いことから「滑多鰈(ナメタガレイ)」と呼ばれるようになったという。
大みそかから正月にかけて、煮つけにしたナメタガレイを食す。 郷土の味を試したい人向け。
日本で白菜が栽培されるようになったのは明治時代からで、宮城県では日清・日露戦争の凱旋の際に中国から種子を持ち帰った。大正時代に入ると、日本の白菜の原型のひとつといわれる「松島白菜」が誕生。
ご飯のおかずや、お茶うけとして食される。 郷土の味を試したい人向け。
「のうさば」は、天日干しにしたホシザメを調味料液に漬けて食べる郷土料理である。ホシザメは、日本各地でとれる小型のサメの一種。
鐘崎地域の正月には「のうさば」が欠かせない。 郷土の味を試したい人向け。
「酢もち」は、器に大根おろし、だいだいのしぼり汁、醤油、砂糖を入れておき、正月の最後の餅を片栗粉をつけず、手で一口サイズに切り、つきたての餅を合わせた郷土料理で、福岡県東部の豊前地域では正月前にたくさんの餅をつき、最後の餅で「酢もち」をつくり、皆で食べる風習があった。地域によっては、「おろし餅」とも呼ばれている。
毎年正月に集まった人々で餅をつき、「酢もち」を食べる。 郷土の味を試したい人向け。
「博多雑煮」に欠かせない材料のかつお菜は、博多に古くから伝わる野菜で高菜の仲間である。茎の部分がカツオ節の風味があることから、この名になったそうだ。
お正月の元旦に、お膳に数の子、歯固め、黒豆をつけ、お屠蘇(とそ)がまわったところでこの雑煮を出していた。 郷土の味を試したい人向け。
古くは石材業が盛んだった今治市大島に伝わる郷土料理。同島の北部に位置する宮窪地区で採れる「大島石」は建築材や墓石に使われており、日本でも指折りの高級石材として知られている。
冬の寒い時期に保温効果のある鍋料理として屋外の石切り場で食べられていた。 郷土の味を試したい人向け。
愛媛県の民謡伊予節にもでてくる伝統野菜、緋色のかぶの漬け物であり、ダイダイ酢の香りと甘酸っぱい味付けと風味は、深みのある上品な仕上がりである。歴史的に見ると300余年前、蒲生忠知が松山に転封になった際に先祖の地、近江国蒲生郡日野産のかぶを移植したのが始まりで、原種であるこの「近江の日野菜かぶ」が松山の地に適して改良され、名物になった。
松山地域独自の漬物「緋の蕪漬」は、おせち料理には欠かせない食材のひとつで、各家庭で漬けられてきた。 郷土の味を試したい人向け。
うどんは、太くて長いことから、古来より長寿を祈る縁起物として食べられてきた。年明けうどんとは、年明けに縁起を担いで紅白に彩られたうどんを食べる習慣で、香川県のさぬきうどん振興協議会が新たな麺食行事の普及を目的に始めた取り組みである。
年の初めに食べることにより、その年の人々の幸せを願うもの。 郷土の味を試したい人向け。
こんにゃくを里芋や人参、しいたけなどの具材とともに出汁で煮た郷土料理。名前の由来は、あっさりとした味があまりに美味しいので八杯おかわりした人がいたから、また、こんにゃくを「八杯切り」にするから、調味料の出汁、醤油、酒を合計で八杯加えるからなどと諸説ある。
かつて主要作物としてこんにゃくが生産されていた塩江町上西地域では、寒い日に「こんにゃくのはちはい」がよくつくられた。 郷土の味を試したい人向け。
「こんにゃくの白あえ」は、つぶした豆腐やごまでこんにゃくをあえた郷土料理である。こんにゃくは、仏教伝来とともに精進料理として伝えられたとも、遣唐使が持ち帰ったともいわれているが、庶民に食べられるようになったのは江戸時代であった。
「こんにゃくの白あえ」は、法事や正月など特別な時(ハレの日)に食べられる料理である。 郷土の味を試したい人向け。
「打ち込み汁」は、農村の冬の寒い日の日常食として、手早くつくる汁物の1つ。いりこだしに季節の野菜をふんだんに入れ、塩を加えず小麦粉と水だけで簡単にこねて打っためんをそのまま入れて煮込んでつくる。
農村の寒い冬の日の夕飯として、旬の野菜を豊富に使い用いつくられて、家族にも喜ばれる献立であった。 郷土の味を試したい人向け。
「いもたこ」は、瀬戸内海でとれる新鮮なタコと里芋を煮付けたシンプルな郷土料理で、海と里の幸を組み合わせた特徴ある一品。使われるタコは、手長ダコが一般的であるが、瀬戸内海では、マダコやイイダコなど数種類のタコが年間を通じてとれる。
かつて正月や婚礼などのハレの日に食べられていたが、現在は日常的につくられる。 郷土の味を試したい人向け。
讃岐平野に点在するため池の淡水魚であるフナは鉄砲と呼ばれた。これを三枚におろし、薄切りにし、塩じめ、酢じめにして大根とともに讃岐の白味噌を用いた酢味噌で和えた鉄砲和えは、てっぱいと呼ばれ、酒の肴やおかずとして重宝がられてきた讃岐の味である。
ため池の水を抜く冬に男達が生きたフナを使ってつくる料理で、昔は伊勢講やいろいろな寄り合いの席での酒の肴として、冬の客膳には欠かせないものであった。 郷土の味を試したい人向け。
冬場の香川県の郷土料理の代表的な料理である。まんばは、10月から4月が旬の高菜の一種で、独特のアクが特徴。
まんばは、家庭菜園でもよくつくられ、寒に入ると柔らかく甘みも増すので、冬場の惣菜として今も一般家庭で日常的につくられる。 郷土の味を試したい人向け。
香川県でいう「しっぽくうどん」は、秋から冬にかけてとれる数種類の野菜と油揚げを煮干しの出汁で一度に煮込み、ゆでたうどんの上から具材とともにかけてつくる料理で、野菜の甘みやうまみに油揚げの味が加わり、寒い季節にとても美味しく食べられる。「讃岐うどん」の特徴であるコシの強さとなめらかな食感に加えて、地元でとれる季節の野菜を活かした代表的な冬の郷土料理である。
秋から冬にかけて、冬野菜が出回る時期に、一般家庭では寒い冬の食事、または来客時の食事に出される。 郷土の味を試したい人向け。
白味噌仕立ての汁に甘いあん入りの丸餅、家族円満の願いを込めて輪切にした大根、金時人参などを入れた雑煮。江戸時代、温暖で雨の少ない気候である香川県では、殖産振興の一つとしてさとうきび栽培が奨励された。
正月に、おせち料理と共に各家庭で食べられる。 郷土の味を試したい人向け。
「飛鳥鍋」は、鶏肉、野菜を牛乳とだし汁で煮込んだ奈良県の郷土料理である。飛鳥時代に唐から奈良へやってきた使者が練乳に似た乳製品を伝え、孝徳天皇へ献上したところ大変喜ばれ、乳牛が宮中で飼育されるようになった。
年間を通して食べられているが、特に冬場は体が温まるために食べる機会が増える。 郷土の味を試したい人向け。
奈良では、豆腐、祝だいこん、金時人参、里芋、丸餅などが入った白味噌仕立ての雑煮で、雑煮の餅を取り出して、砂糖入りのきな粉につけて食べる地域が多い。それぞれの具材にはいわれがあり、豆腐は白壁の蔵の象徴で、蔵が建つようにとの願いが込められている。
昔は、一年間、笑ってまめに過ごせるようにと、藁(わら)と豆殻を燃やして雑煮を炊いたといわれている。 郷土の味を試したい人向け。
奈良の郷土料理の一つであるのっぺは、里芋や大根、人参などを使った具だくさんの煮ものである。全国に「のっぺ」「のっぺ汁」はあるが、「奈良のっぺ」は、昆布や干ししいたけのもどし汁をだし汁として使った精進料理で、里芋が煮くずれて、自然にとろみがつくのが特徴である。
奈良ではおん祭にあわせてのっぺを食べる習慣が昔から続いている。 郷土の味を試したい人向け。