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国際の料理・食材・調理法をまとめています。
金網や鉄板に食材を載せて輻射熱・直火で焼く調理法。高温の熱が食材表面に格子状の焼き目をつけ、香ばしいメイラード反応の風味を生み出す。炭火グリルはスモーキーな独自の香りを加える。ガスグリル・炭火・魚焼きグリルなど多様な形態がある。
シンプルに食材の旨みと香ばしさを楽しみたいときに。
100°C(海面)の沸騰した湯で食材を加熱する最も基本的な調理法。高地では沸点が下がるため加熱時間を延長する必要がある。関連技法にシンメリング(やや弱火)・ポーチング(ほぼ泡立たない湯)・ブランチングがあり、食材や目的に応じて使い分ける。
軽い一皿や素材感を見たいときに向く。濃厚さより安心感重視。
紀元前5000年頃の中国黄河流域に起源を持つ最古の調理法のひとつ。水蒸気の熱で食材を加熱するため、ゆでるより栄養素(葉酸やビタミンC)の損失が少なく、油脂も不要。竹製蒸籠は8世紀頃に普及し、西洋では1970年代のヌーベル・キュイジーヌ運動まであまり広まらなかった。
重い料理を避けたいとき、野菜や魚をやさしく食べたいときに選ぶ。
古代エジプト(紀元前2500年頃)やインド(紀元前1500年頃)に遡る歴史を持つ調理法。150〜200°Cの油で食材を加熱し、マイラード反応とカラメル化で表面に香ばしい焦げ目をつける。日本では江戸時代に菜種油の普及と楽市・楽座の流通改革で天ぷら文化が花開いた。
満足感ある一皿が欲しいときに。軽い揚げ物ならフリットも候補。
旧石器時代に起源を持つ最古の保存・調理法のひとつ。冷燻(15〜25°C、数週間)・温燻(30〜80°C、数時間〜3日)・熱燻(120〜140°C、数時間)の3種があり、使う木材(サクラ・ナラ・ブナ・ヒッコリー)で風味が異なる。日本の伝統燻製品はかつお節やいぶりがっこ。
香りの強い前菜が欲しいときに。燻製香が苦手なら避ける。
牛肉などを温度(0〜4℃)・湿度・風量を厳密に管理した熟成庫で数週間から数ヶ月かけて乾燥熟成させる技法。酵素による自己消化でたんぱく質が分解され、旨みが凝縮するとともにナッツ・チーズに似た熟成香が生まれる。
肉の香りと旨みを楽しみたい人向け。独特の熟成香が苦手なら通常の肉を選ぶ。
複数の材料を均一に混ぜ合わせる基本調理作業。ホイッパー、ゴムベラ、ハンドミキサーなど道具と手法を使い分け、生地、ムース、ドレッシング、カクテルなどの均一な仕上がりを作り出す。
単体料理名より工程名。メニューで見たら食感や一体感を示す言葉として読む。
食材をすり潰したり練ったりして濃い半固形に仕上げたもの。香辛料ペースト、ナッツペースト、野菜ペースト、豆ペーストなど種類が多く、ソースのベースや調味料、スプレッドとして使われる。
パンや前菜に添えられていたら少量から試す。香辛料系は辛さを確認。
本来混ざらない水と油を乳化剤の働きで均一に分散させた状態。卵黄のレシチンがマヨネーズ・オランデーズソースを乳化し、マスタードはビネグレットを安定させる。エマルジョンは本来不安定で、泡立てなどの機械的エネルギーで維持される。
ソースの口当たりを示す言葉。酸味や油脂感が苦手なら内容を確認。
液体や油脂にハーブ、香辛料、果皮、茶葉などを浸して香りや成分を移す技法。オイル、クリーム、シロップ、酒、だしに広く使われる。温度と時間を調整して抽出量をコントロールする。
香りを楽しむ料理で重要。苦手なハーブやスパイスがある場合は確認。
菓子ではチョコレートを特定の温度曲線(溶解→冷却→再昇温)で結晶化させ、艶・パリッとした食感・均一な収縮を得る技法。インド料理では「タルカ」とも呼ばれ、熱い油でスパイスを数秒加熱して香りを引き出す全く別の操作を指す。
メニューで見たら菓子かインド料理か文脈を確認。チョコレートのテンパリングは職人技で仕上がりの艶に直結し、タルカはカレーやダルの香りを決定する重要工程。
食材を熱湯または蒸気に短時間さらし、即座に氷水で冷やして加熱を止める下処理技法。酵素を不活性化して色・風味・栄養価を保ち、農薬残留物の除去や微生物低減も行う。冷凍・缶詰前の工業的処理にも使われる。水溶性ビタミン損失には蒸気ブランチングが有利。
単体料理より下処理名。野菜の食感や色を活かす料理でよく使う。
食材をバナナの葉・アルミ箔・米粉の皮・パン生地などで包んで加熱する調理技法。バナナの葉は蒸気を閉じ込めつつ独特の甘い香りを食材に移し、東南アジア(ペペス・ロントン)・南アジア・中南米(タマル・コチニータ・ピビル)で広く使われる。素材の旨みと水分を逃さず、仕上がりがしっとりする。
包み料理が好きなら楽しい。中身が見えにくいので苦手食材は確認。
食材の表面に衣・粉・チョコレートなどを付着させる技法。揚げ物の衣からグレーズまで多様で、日本のパン粉(パンコ)は電流を使った製法で生まれた独自のイノベーション。クリスピーで軽い食感が世界中に普及し、トンカツの衣として特に有名。
衣やソースが苦手なら確認。甘いコーティングか塩味かで印象が大きく変わる。
砂糖シロップを使い70〜80℃の低温でゆっくり加熱する調理法(ポシェ)の一種。高温を避けることで繊細な食材を煮崩さず、バニラやスパイス、ワインで香りをつけることが多い。洋梨・桃・プラムなどのフルーツデザートに用いられる。
軽い果物デザートが欲しいときに。甘さ控えめか濃いめかは店で差が出る。
豚の腹側骨付きばら肉を焼く・燻製にする・煮込むなどして仕上げる肉料理。骨まわりに旨みが凝縮しており、BBQソースや甘辛ダレ、スパイスで味付けされる。アメリカ南部、中国広東、韓国など地域ごとに調理法が異なる。
濃い味の肉を楽しみたい時に。ナイフとフォークより手で食べる店も多い。
カイエン種の乾燥唐辛子を粉末にした鮮やかな赤い辛味スパイス。スコヴィル値が高くほんの少量でソース、スープ、シーフード料理にシャープで刺激的な辛さを加える万能な辛み調味料。
辛さに弱いなら注意。メニューに明記されていたらピリ辛以上を想定。
牛、豚、鶏、羊など各種の肉を細かく挽いた食材の総称。ハンバーグ、ミートボール、ミートソース、餃子、詰め物など幅広い料理に使われ、塊肉より味が均一に染みやすい加工食材。
ハンバーグやミートソース系が好きなら安心。脂が多い場合は重く感じる。
アブラナ科の植物から採れる黒・黄・白色の小粒種子。油に入れて加熱するとはじけ香ばしい香りを放つテンパリングに使われ、粉砕するとマスタードの原料にもなる汎用的な香辛料。
南インド料理やアチャールで見かけやすい。粒が苦手ならソース状のマスタードの方が食べやすい。