RDish料理図鑑

フランス前菜一覧

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フランスで親しまれている前菜を集めました。メニューで見かけたときに、どんな料理か・味の特徴・注文のコツをすぐ調べられます。

エスカベッシュ

料理 / スペイン

ペルシア語起源の「アル・シクバジュ」がムーア人を通じてスペインに伝わった保存調理法。揚げた魚や肉を酢・オイル・野菜のマリネ液に漬け込む。スペイン・ポルトガルのほかラテンアメリカ・フィリピンにも広まり、イタリアでは「スカペーチェ」と呼ばれる。

酸っぱめの前菜が好きならぴったり。食欲増進にもなる。

エスカベッシュ

マリネ

調理法 / フランス

食材を酢・オイル・ハーブなどの漬け液に浸して味をつける調理法。魚介や野菜によく使われ、前菜として冷製で提供されることが多い。

さっぱりした前菜を探しているときや食欲を刺激したいときに。

マリネ

テリーヌ

料理 / フランス

型に詰めて加熱し、冷やしてスライス提供するフランスの型詰め料理。肉・魚介・野菜を使った冷前菜として出され、断面の美しさが特徴。

フランス料理の伝統的な前菜を楽しみたいときに。見た目も洗練されている。

テリーヌ

リエット

料理 / フランス

フランスのシャルキュトリー(肉加工品)の一種。豚バラや肩肉を脂で4〜10時間かけてじっくり煮込み、繊維状にほぐして脂と混ぜたペースト。サルト(ル・マン)・トゥール・アンジューのものが名高く、常温でバゲットやトーストに塗って食べる。

ワインに合う前菜を探しているならぴったり。バゲットに塗って食べよう。

リエット

パテ

料理 / フランス

肉・レバー・魚などをなめらかにすり潰したペースト、またはパイ生地で包んで焼いたフランスの伝統料理。前菜として提供されることが多い。

濃厚な味わいの前菜を楽しみたいときに。ワインのお供にもなる。

パテ

アーティチョーク

野菜 / 地中海

大きな蕾のような見た目のキク科多年草の野菜で、ガクの基部と中心部の芯(ハート・フォンド)を食べる。原産は地中海沿岸で古代ローマ・ギリシャ時代から食べられてきた。独特のナッツのような甘みがあり、前菜や炒め物に使われる。

食べ方を知っていれば独特の旨みが楽しめる。初めての場合は食べ方を確認しておくと安心。

アーティチョーク

ラディッシュ

野菜 / フランス

小さな赤い丸型の根菜で、シャキシャキとした食感と辛みが特徴。サラダやチーズの付け合わせ、バター添えで食べるフランスの定番前菜。

前菜やサラダの彩りとして出てくる使いやすい野菜。シンプルにバターと食べるのが美味。

ラディッシュ

ヴィシソワーズ

料理 / フランス

ジャガイモと白ネギ(リーキ)をクリームで仕上げた冷製スープ。1917年にニューヨークのリッツ・カールトンホテルでフランス人シェフのルイ・ディアが考案したとされる、フランス料理の伝統を持ちながらアメリカで完成した夏の一品。

前菜スープとして最適。必ず冷製で提供されるため夏向き。温かいポタージュとは別物として楽しんで。シンプルに見えて素材の質が出る料理。

ヴィシソワーズ

タルタル

料理 / フランス

「タルタル」はモンゴル系遊牧民タタール人(鞑靼人)に由来する名前で、彼らが生肉を柔らかくして食べたという伝説にちなむとされる(実際の起源は諸説あり)。生の牛肉を細かく刻み、ケッパー・コーニション(酢漬きゅうり)・玉ねぎ・マスタード・タバスコ・卵黄などで和えたフランス前菜の定番。加熱せずに生のまま提供し、バゲットや薄切りトーストとともに食べる。タルタルソース(海産物用薬味ソース)と名前は共通だが別の料理で、鮮度の高い牛肉が前提。サーモンやマグロのタルタルも人気がある。

生食が好きで冒険したい人向け。肉の鮮度がダイレクトに出る料理。レストランの質を見極めるのに最適な一品。

タルタル

ムース

調理法 / フランス

フランス語で「泡・泡立ち」を意味し、1768年の文献に「クレーム・アン・ムース」として初登場するフランス料理の古典。泡立てた生クリームまたは卵白で空気を抱き込ませて軽く仕上げる。チョコレート・フルーツのデザート系から、フォワグラ・魚介・チーズの前菜系まで幅広く応用される。

軽い前菜や口どけのよいデザートを探すときに。甘いか塩味かは確認。

ムース

ジュレ

調理法 / フランス

ゼラチンで液体を固めた料理法。1747年の英国料理書に初出し、当初は子牛の足からゼラチンを抽出する贅沢品だった。フランス料理では「ジュレ・アングレーズ」とも呼ばれ、コンソメジュレ・テリーヌ・デザートに幅広く使われる。

冷製で軽い皿が欲しいときに。ゼリー食感が苦手なら避ける。

ジュレ

コルニション

野菜 / フランス

3〜13cm程度の小型きゅうり(ガーキン)をワインビネガーとタラゴンで漬け込んだフランスの小さなピクルス。シャルキュトリやパテ、テリーヌの付け合わせとして伝統的に使われ、酸味と歯切れのよさが脂肪分の多い肉加工品の口直しになる。

パテやハムなど脂のある前菜と相性がよい。酸っぱい付け合わせが苦手なら少量から試す。

コルニション

シャルキュトリ

料理 / フランス

ハム・ベーコン・ソーセージ・パテ・テリーヌ・リエット・コンフィなど豚肉を中心とした食肉加工品とその技術の総称。フランス語で「加熱した肉」を意味し、塩漬け・発酵・燻製・脂で覆う(コンフィ)などの保存技法が発展した。シャルキュトリ板として前菜やワインのつまみに供される。

ワイン前菜やシェア向き。肉加工品を少しずつ食べたいときに選ぶ。

シャルキュトリ

キッシュ・ロレーヌ

料理 / フランス

ベーコン(ラルドン)、卵、生クリームのアパレイユをタルト生地に流して焼くフランス・ロレーヌ地方の定番キッシュ。本来はチーズを使わない卵とクリームだけのシンプルな構成で、チーズ入りは後世の変形版。

軽めの昼食や前菜向き。クリーミーな塩味タルトが食べたい時に選ぶ。

キッシュ・ロレーヌ

パテ・ド・カンパーニュ

料理 / フランス

豚肉・レバー・脂身を粗く刻んでハーブと混ぜ、型に詰めて焼いたフランスの田舎風パテ。なめらかなフォアグラパテと異なり粗挽き食感で素朴な旨みが特徴。バゲットやコルニッション(ピクルス)と合わせる。

シャルキュトリやワイン前菜が好きなら定番。レバー風味が苦手なら注意。

パテ・ド・カンパーニュ

シェーヴル

チーズ / フランス

山羊乳から作るフランスのチーズの総称。カプリル酸などの中鎖脂肪酸に由来する独特の酸味と香りが特徴で、フレッシュなやわらかいタイプから長期熟成の固いタイプまで幅広い。ロワール渓谷が主な産地で、サラダや前菜に多用される。

個性的なチーズが好きなら楽しい。山羊乳の香りが苦手なら避ける。

シェーヴル

フォワグラ

食材 / フランス

鴨またはガチョウの肥大させた肝臓を使うフランス料理最高級食材。独特の濃厚な旨みとなめらかな脂をもち、テリーヌや冷製パテ、ポワレ、ソースなど多彩な形で用いられる贅沢な食材。

濃厚な前菜やワイン向け食材が好きなら向く。脂の強い内臓が苦手なら重い。

フォワグラ

ティエッド

調理法 / フランス

熱々でも冷たくもないぬる温かい温度(約35〜50℃程度)で料理を供するフランス料理の表現。温度によって香りや脂の溶け具合が変わり、温かいサラダ、前菜、魚介料理に意図的に使われる状態。

温度指定の用語。熱々料理を期待すると違うが、前菜や魚介では上品に食べやすい。

ウフ・ココット

料理 / フランス

卵を小さなラムカン型に割り入れ、生クリームや具材と一緒に湯煎またはオーブンで焼くフランスの卵料理。半熟の黄身が生クリームに溶け込み、具材の組み合わせで多彩な味わいになる前菜。

卵料理や温かい前菜が好きなら選びやすい。半熟卵が苦手なら火入れを確認するとよい。

ウフ・ココット

カナッペ

料理 / フランス

フランス語で「長椅子(ソファ)」を意味するcanaféに由来するとされ、具材がパンの「上に座る」イメージからの命名。薄切りトーストやクラッカーを台にしてバターやクリームチーズを塗り、スモークサーモン・キャビア・フォワグラ・パテ・野菜などをのせた一口サイズの前菜。コースが始まる前のカクテルアワーや立食パーティで指でつまんで食べるアミューズの代表的スタイル。フランス料理の様式として世界中に広まり、日本のホテルビュッフェや披露宴でも定番の存在。

コース料理の最初やパーティで軽くつまむ前菜。特定の具材が苦手な場合は確認を。

カナッペ

コロッケ・フランセーズ

料理 / フランス

ベシャメルソースをベースにチキン、ハム、チーズなどを混ぜて冷やし固め、パン粉衣をつけて揚げたフランス発祥の揚げ料理。外はカリサク、中はクリーミーに溶ける対比が特徴の前菜・副菜。

日本のコロッケとは別物。クリーム好きなら試す価値あり。

コロッケ・フランセーズ

アミューズ

料理 / フランス

フランス料理のコース開始時にシェフから提供される一口サイズの小品。「口を楽しませる」という意味を持ち、食事の期待感を高める役割を担う。

注文するものではなく、シェフから自動的に提供される。残さず食べるのがマナー。コースの期待感を示すものなのでゆっくり味わいたい。

アミューズ

アントレ

料理 / フランス

フランス語で「入口」を意味し、コース料理における前菜の総称。アミューズの後、スープや魚料理の前に提供される。

フランス料理コースでアントレと書かれていれば前菜のこと。アメリカのレストランでは「entrée」がメインを指す場合があるので注意。

アントレ

アスピック

料理 / フランス

肉・魚を煮たブイヨンやコンソメをゼリー状に固めたフランス料理。食材を内部に封じ込めて冷製前菜として提供されることが多い。

見た目が美しい冷製前菜。古典フランス料理の代表で高級レストランで見かけることが多い。ゼリーが苦手でなければ上品な旨みが楽しめる。

アスピック

クリュディテ

料理 / フランス

生野菜を切って盛り合わせたフランスの前菜。ニンジン・セロリ・キュウリ・ラディッシュなどをスティック状に切り、ドレッシングやディップと共に提供する。

食事の始まりに出ることが多い軽い前菜。野菜好きには最適。ディップは全種類試してみると楽しい。

クリュディテ

サルピコン

料理 / フランス

肉・魚介・野菜などを小さな角切りにしてソースで和えたもの。詰め物・ガルニチュール・ボルオーヴァンの中身など多様な用途で使われるフランス料理の基本調理。

単体メニューとして見かけることは少なく、パイやシューの詰め物として登場することが多い。メニューで説明を読んで使われ方を確認するとよい。

サルピコン

ミキュイ

調理法 / フランス

「半分火を入れた」を意味するフランス料理の調理法。フォワグラ・サーモンなどを低温でゆっくり加熱し、半生状態に仕上げることで独特のとろける食感を引き出す。

フォワグラや鮭の前菜として登場することが多い。半生が苦手な場合は確認を。フォワグラのミキュイは最高級の前菜体験のひとつ。

ミキュイ