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肉や野菜を長時間煮込んで作るイタリアの濃厚なソース。ボロネーゼはラグーの代表的な一種で、ひき肉や香味野菜を使う。パスタの定番ソースとして世界中で親しまれる。
肉の煮込みソースが好きなら積極的に選びたい。ボロネーゼは代表的なラグーだが、地域や肉の切り方で風味が変わる。
1651年にラ・ヴァレンヌの料理書に原型が登場し、1733年に「ベシャメル」の名が初めて記録されたフランス料理のマザーソース。ルイ14世に仕えたルイ・ド・ベシャメイユにちなむとされる。バター・小麦粉のルーに温めた牛乳を加えて作り、モルネーソース(チーズ)など多くの派生ソースのベースとなる。
グラタンやラザニアで必ず出会うソース。クリーミーな料理が好きなら選んで間違いない。
酢(またはレモン汁)とオリーブオイルを乳化させたフランスのドレッシング。通常の比率は酢1:オイル3。マスタード・エシャロット・ハーブなどを加えてアレンジされることが多く、サラダ・マリネ・冷製野菜に使われる。
サラダの定番ドレッシングとして迷ったときに選ぶと間違いない。シンプルながら食材の味を引き立てる。
ローストした肉の焼き汁(フォン)をベースに小麦粉やコーンスターチでとろみをつけた褐色のソース。イギリス・アイルランド・北米の家庭料理に欠かせず、ローストビーフ・サンクスギビングのターキー・ビスケットに添えられる。
ローストビーフやローストチキンに必ず添えて食べると旨みが何倍にもなる。マッシュポテトにかけるのも定番の食べ方。
インドおよび南アジア発祥のフルーツ・野菜・スパイスを組み合わせた甘酸っぱい調味料。生のフレッシュチャツネ(コリアンダーやミントチャツネ)と煮込んだ保存タイプがある。代表的なものにマンゴーチャツネ、タマリンドチャツネがあり、カレー・サモサ・チャートに添えられる。
カレーやスナック(サモサ・パコラ)と一緒に頼むと相乗効果で味が広がる。甘いものから辛いものまでバリエーションが豊富。
プレーンヨーグルトをベースにきゅうり・ミント・クミン・コリアンダーなどを混ぜたインドの冷製副菜。辛いカレー・ビリヤニ・タンドール料理の辛みを和らげ、口をリフレッシュする役割を持つ。具材によってブンディー・ライタ(揚げた豆の粒入り)など多様なバリエーションがある。
ビリヤニやスパイシーな料理の辛みを和らげたいときにセットで頼むと良い。辛い料理との相性が抜群。
チュニジア発祥の赤唐辛子・コリアンダー・クミン・ニンニク・オリーブオイルで作る辛口ペースト。チュニジア・アルジェリア・リビア・モロッコなど北アフリカ全域で広く使われ、クスクスやタジン・シャクシュカに添えるほか、肉料理の調味料として使われる。
辛いものが好きならクスクスやタジンに少量追加を。辛さを調整しながら使うのがおすすめ。
アルゼンチン・ウルグアイ発祥のパセリ・にんにく・オレガノ・赤唐辛子・オリーブオイル・赤ワインビネガーで作るハーブソース。アサード(南米式バーベキュー)でグリル肉に欠かせない。赤唐辛子を多く加えた赤色バージョン(チミチュリ・ロホ)もある。
アルゼンチン料理や南米料理の牛肉料理と一緒に。肉の旨みをさらに引き立てる。辛さは控えめなので幅広い方に食べやすい。
「緑のソース」を意味し、国によって内容が異なる。イタリア版はパセリ・ケッパー・アンチョビ・オリーブオイル・ニンニクのハーブソース。メキシコ版はトマティーヨベースで全く別物。ドイツ・スイスにも同種のハーブソースがある。
肉料理や焼き魚にかけると爽やかさが加わり食べやすくなる。イタリア版とメキシコ版では全く異なるので、料理のジャンルに注意。
黒オリーブ・ケッパー・アンチョビをオリーブオイルとともにすり潰して作るプロヴァンスの濃厚ペースト。名前はプロヴァンス語でケッパーを意味する「タペノ(tapeno)」に由来。バゲットのトッピングやディップとして前菜に使われる。
ワインのお供やアペリティフのお供として最適。塩気が強いので少量で十分。
ブドウ果汁を使うイタリア系の甘酸っぱい酢。伝統的なDOP品はモデナまたはレッジョ・エミリアで12年以上熟成する高級品で、一般的な「アチェート・バルサミコ・ディ・モデナIGP」はブドウ果汁とワイン酢を使い、最低熟成期間が短い日常向けのものも多い。サラダドレッシング・肉料理のソース・デザートに使われる。
ラベルのDOP/IGPで品質と用途が変わる。トラディツィオナーレDOPは少量を仕上げに、IGPはサラダや肉料理に使いやすい。
バジル・オリーブオイル・松の実・パルミジャーノ(またはペコリーノ)・ニンニクをすり合わせたジェノヴァ(リグーリア州)発祥のソース。イタリア語では「ペスト・ジェノヴェーゼ」とも呼ばれ、トレネッテやトロフィエなどのパスタやピッツァに使われる。
バジル好きなら必ず試したいソース。ジェノベーゼパスタはシンプルで深みのある一皿。
ニンニクとオリーブオイルだけを乳化させたプロヴァンス・カタルーニャ発祥のソース。伝統的には卵を使わないが、現代のレストランでは卵黄を加えてマヨネーズ状にしたものも「アイオリ」と呼ばれる。魚介・フリット・生野菜のディップとして人気。
フリットや魚介料理にディップとして一緒に頼むとより美味しくなる。伝統的な卵なしタイプもあるが、現代版は卵黄入りやマヨネーズ風が多いため、卵アレルギーの方は必ず確認。
キプロス原産の半硬質チーズで、2021年にEU原産地保護指定(PDO)を取得。羊乳・山羊乳(または少量の牛乳)から作られ、融点が高いため加熱しても溶けない。グリルするとカリッとした外側とむっちりとした内側が楽しめる。
チーズを食べ応えのある一品として楽しみたいときに。ベジタリアンにも人気が高く、肉の代替として使われることも多い。
ギリシャ産の塩水漬けの白いチーズで、2002年にEU原産地保護指定(PDO)を取得。ギリシャ国内で羊乳(最低70%)と山羊乳のみを使って製造される。ほろほろとした食感と強い塩気が特徴で、ギリシャサラダやスパナコピタに欠かせない。
ギリシャ料理やサラダで出会う機会が多い。塩気が強いので少量で十分存在感がある。オリーブオイルをかけると風味が増す。
「チーズの女王」とも呼ばれるフランス・セーヌ=エ=マルヌ県原産の白カビチーズ。「ブリー・ド・モー」と「ブリー・ド・ムラン」がAOP(原産地保護指定)を取得している。カマンベールより大きく(直径35〜37cm)、よりバターのようなマイルドな風味が特徴。
チーズプレートに入っていたら積極的に試してみよう。カマンベールより大きくマイルドな味わいで食べやすい。室温に戻してから食べると風味が引き立つ。
フランス・ノルマンディー地方原産の白カビチーズ。「カマンベール・ド・ノルマンディー」はAOP(原産地保護指定)を取得し、生乳・手作業のみで製造される。熟成が進むほど中がとろけるようになり、濃厚でクリーミーな味わいが特徴。
チーズプレートや焼きカマンベールで出会う機会が多い。温かくして食べると旨みと香りが増す。「カマンベール・ド・ノルマンディー」表記があれば本場の生乳製。
羊乳から作るイタリアの硬質チーズの総称。代表的なDOP品種はペコリーノ・ロマーノ(ラツィオ州)、ペコリーノ・サルド(サルデーニャ州)、ペコリーノ・トスカーノ(トスカーナ州)など。パルミジャーノより塩気が強くシャープな風味で、カルボナーラ・カチョ・エ・ペペに欠かせない。
カルボナーラが本場式かどうか確認するならペコリーノ・ロマーノが使われているか聞いてみよう。パルミジャーノより個性的な風味。
イタリア・エミリア=ロマーニャ州のパルマ・レッジョ・エミリア周辺のみで製造が認められたDOP認定の硬質熟成チーズ。「チーズの王様」とも呼ばれ、最低12ヶ月(通常24〜36ヶ月以上)熟成させる。削りかけてパスタ・リゾット・サラダに使われる。
イタリア料理なら追加トッピングを躊躇わずに。料理の旨みが格段に上がる。本物かどうか気になれば外皮にPARMIGIANO REGGIANOの刻印があるか確認。
イタリア・ロンバルディア州原産のDOP認定青カビチーズ。ピカンテ(辛口・長期熟成でシャープ)とドルチェ(甘口・短期熟成でクリーミー)の二種類がある。パスタ・リゾット・ピッツァのソースとして人気。
ブルーチーズが好きなら積極的に。パスタソースとして使われると食べやすく、チーズプレートではドルチェ(甘口)が初心者向け。
牛・羊・水牛などの乳清(ホエー)を再加熱して作るイタリアのフレッシュチーズ。名前は「再加熱した」を意味し、チーズ製造の副産物として生まれた。軽くてほんのり甘く、パスタの詰め物・デザート・サラダに幅広く使われる。
チーズが苦手でも食べやすい軽い食感。デザートのチーズとしても嬉しい。
イタリア南部・カンパーニャ州原産のフレッシュチーズで、水牛乳(モッツァレラ・ディ・ブーファラ・カンパーナ)または牛乳(フィオル・ディ・ラッテ)で作られる。水牛乳バージョンはEU原産地保護指定(DOP)を取得しており、カプレーゼやピッツァに欠かせない定番チーズ。
カプレーゼやピッツァで定番として出会うチーズ。「モッツァレラ・ディ・ブーファラ」と明記されている場合は水牛乳製で本場感がある。
外側はモッツァレラで内側にクリームとストラッチャテッラ(細かくほぐしたチーズ)が入った贅沢なチーズ。切ったときに中身がとろっと流れ出る。
前菜として注文したい一品。切った瞬間のビジュアルが素晴らしく、味も濃厚で満足感が高い。
学名「Artemisia dracunculus」はとぐろを巻いた根の形から「小さなドラゴン」を意味するキク科ハーブ。フランスタラゴンとロシアタラゴンで品質が大きく異なり、フランス料理で使われるのは前者。種子を作らないため株分けで増やす。フィーヌゼルブ四種のひとつで、ベアルネーズソースの主要風味。
フランス料理特有のハーブで出会ったら積極的に試してみたい。
地中海東岸〜小アジア原産のセリ科ハーブで、紀元前のギリシャ・エジプトの記録にも登場する最古のハーブのひとつ。好き嫌いが分かれる独特の香りは嗅覚受容体遺伝子「OR6A2」の個人差による。葉(シラントロ)・種子・根でそれぞれ異なる香りと用途を持つ。種子はジンの香り付けにも使われる。
パクチーが好きなら積極的に追加を。苦手な場合は注文時に「パクチーなし」と伝えておくと安心。
地中海原産のシソ科ハーブ。古代エジプトではミイラ作りに、古代ギリシャでは勇気の象徴として神殿に捧げられた。ローマ帝国の遠征とともに欧州各地に広まる。主成分のチモールには抗菌・防腐作用があり、乾燥させても風味が残る点が料理上の強み。ブーケガルニとエルブ・ド・プロヴァンスの必須素材。
料理の背景にある香りとして気づくことが多いハーブ。積極的に選ぶというより素材として楽しむ。
「王のハーブ」を意味するギリシャ語・ラテン語に語源を持つシソ科ハーブ。中央アフリカ〜東南アジア原産で、16世紀にイタリアへ伝わった。スイートバジル(ジェノヴェーゼ型)のほか60種以上の品種があり、タイバジル・レモンバジルなど多様。加熱で香りが飛ぶため、料理の仕上げに生のまま加えるのが基本。
イタリア料理ではほぼ必ず出会うハーブ。フレッシュな香りが料理をいきいきとさせる。
小さな赤い丸型の根菜で、シャキシャキとした食感と辛みが特徴。サラダやチーズの付け合わせ、バター添えで食べるフランスの定番前菜。
前菜やサラダの彩りとして出てくる使いやすい野菜。シンプルにバターと食べるのが美味。
ユーラシア原産の水生植物で、人類が食べてきた最古の葉野菜のひとつ。明治期に西洋野菜として日本に伝わり、各地の水辺に自生している。ピリッとした辛みはシニグリンという成分で、ワサビと同じ「アリルイソチオシアネート」に変化する。ビタミンKが特に豊富で栄養価が高い。
肉料理の付け合わせとして出てきたら、一緒に食べると口の中がリフレッシュされる。
さわやかなハーブで、フェンネルに似た香りを持つ。魚料理との相性が抜群で、グラブラックス(サーモンのマリネ)に欠かせない。
魚料理と一緒に出てくることが多いハーブ。好みが分かれる独特の香りがある。