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小麦を使った菓子を国を問わず集めました。各国の似た料理を比べながら、味の特徴・注文のコツを調べられます。
大豆と小麦粉、牛乳を練って蒸し上げた素朴な団子で、4月8日の灌仏会(花祭り)に釈迦の誕生を祝って作られる山梨県の行事菓子。
4月8日前後の灌仏会(花祭り)の時期に山梨県甲府市・峡南地域の直売所や家庭で作られる。通年の常設販売は少ないため時期を狙うとよい。
享保二年(1717年)に隅田川・長命寺門前で考案された、小麦粉の薄焼き生地でこしあんを包み桜葉で巻く関東風桜もち。東京都墨田区の名物。
春の花見シーズンが伝統的な旬だが、現在は通年、東京都墨田区の長命寺桜餅山本や等で購入できる。
地粉にさいの目のさつまいもを混ぜて蒸した、相模原地域で秋から冬に親しまれる素朴なまんじゅう。
さつまいも収穫期の晩夏から冬にかけて、相模原地域の直売所や郷土料理イベントで見つけやすい。
みょうがの葉に包んだあんこ入りの小麦粉だんごを蒸した、高知県大豊町で農繁期の労をねぎらう郷土菓子。
7月2日の半夏の日、高知県大豊町周辺の直売所や家庭で作られる。米の代わりに小麦粉を使う歴史的背景も興味深い。
黒砂糖とくるみ、味噌でつくった餡を小麦粉の皮で包みゆでた、青森県南部地方の「金貨餅」とも呼ばれる郷土菓子。
お盆や年取りの行事食として青森県南部地方の家庭で作られてきた。餡が非常に熱いため食べる際は注意。
輪切りのさつまいもとあんこを小麦粉の生地で包んで蒸した、熊本県菊池地域の素朴な郷土おやつ。
通年で熊本県内の和菓子店や道の駅、露店で購入可能。出来立てを温かいうちに味わうのがおすすめ。
小麦の収穫と田植えの終わりを祝う「半夏生」の頃につぶし小麦ともち米をついた、奈良盆地に伝わる歯切れの良い餅。
夏至から11日目の半夏生の頃、奈良県内の家庭で作られる。田植えを終えた節目の行事食を味わいたい人向け。
月遅れの七夕に小豆あんやきなこをまぶして食べる、長野県松本地域の麺状の郷土菓子。
月遅れの8月7日の七夕行事、長野県松本地域の家庭で作られる。よもぎ入りのアレンジもおやつとして人気。
重曹を加えた小麦粉の皮で小豆あんを包み蒸した、麦作地帯・栃木県の盆行事に欠かせないふるさとの味。
小麦収穫後の盆行事の時期、栃木県内の和菓子店や家庭で作られる。黒糖や芋あんなどのバリエーションも豊富。
半夏生の晴れ間に収穫したばかりの小麦粉でつくる、香川県の農作業の節目を祝う団子。
半夏生の頃、香川県内の家庭で農作業の労をねぎらうために作られる。地域によって焼く・蒸すなど食べ方が異なる。
小麦粉と味噌の生地をみょうがの葉に包んで焼く、宮城県北部で農作業の合間に子どもが食べたおやつ。
みょうがの葉が茂る夏場、宮城県北部の家庭で作られる。8月13日のお盆の供え物としても親しまれる。
田植え終わりの感謝と豊作祈願を込めてつく、褐色の見た目が猫の丸い背中に似ることから名付けられた大阪の郷土餅。
7月2日頃の半夏生の時期、大阪府中河内〜南河内地域の家庭で作られる。田植え完了を祝う行事食を体験したい人向け。
蒸さずお湯でゆでてもちもちに仕上げる、埼玉県所沢市の新小麦を使ったお盆の供え物まんじゅう。
お盆の時期、埼玉県所沢市周辺の家庭で新小麦を使って作られる。七夕や十五夜にも配られる地域の風習を体験したい人向け。
殺菌効果のあるみょうがの葉でそら豆あんを包んだ、田植えの合間のおやつとして親しまれる岐阜県の郷土菓子。
6月から10月のみょうがの葉が出回る時期、岐阜県北方町・岐阜市周辺の家庭で作られる。早い時期ほど香りが良いとされる。
農作業の疲れをほぐすと伝わる旧暦6月1日の節目に食べる、みょうがの葉で包んだ岡山県新見市の焼き餅。
旧暦6月1日「ロッカッシテェ」の頃、岡山県新見市の家庭で作られる。厄払いの意味を持つ行事食を体験したい人向け。
ドジョウ(じょじょ)に似た形の小麦うどんを甘い汁粉で煮る、渥美半島の農家に伝わる明治時代からの間食。
愛知県渥美半島の家庭で農作業の合間に作られてきた。醤油風味の主食アレンジも試したい人向け。
餅の代替食として生まれたとされる、螺旋状にねじった短いうどんに小豆あんを絡めた埼玉県秩父地域の送り盆の甘味。
8月16日の送り盆の時期、埼玉県秩父地域の家庭でおやつとして作られる。「あずきすくい」など地域による形の違いも興味深い一品。
岩手県は寒冷な気候であり、ときには冷害で米だけでは食生活が安定しないこともあったため、古くから小麦、そばをはじめ、あわやきびなどの雑穀を生産していた。そのため小麦粉や雑穀粉を利用した食文化が発達した。
農作業の合間の小昼(休憩)や人が集まる行事、また普段の手軽なおやつとして食された。 郷土の味を試したい人向け。
老舗和菓子店・千秋庵が作る、バターと卵を使った和洋折衷のせんべい。ヒグマの意匠が特徴の札幌銘菓。
お土産・お茶請け向き。札幌の千秋庵店舗などで購入できる。
小麦粉・水・塩の生地を小さく切って揚げるモンゴルの揚げ菓子。お茶請けや軽食として日常的に食べられる。
ドーナツやかりんとうが好きなら気軽に。お茶のお供として遊牧民宅でほぼ必ず出される。
ミラノ発祥の、レーズンや柑橘ピールを入れたドーム型の発酵菓子パン。パネトーネ種でゆっくり発酵させ、クリスマスに食べる。
クリスマス時期にイタリア食材店やパン屋に並ぶ。シュトーレンより軽く食べやすい。
ヴェローナ発祥の、八角の星形に焼いたクリスマスの発酵菓子パン。卵とバターをたっぷり使い、フルーツは入らない。粉砂糖をふって食べる。
クリスマス時期にイタリア食材店に並ぶ。ドライフルーツが苦手ならパネトーネよりこちら。
パン生地を棒に巻きつけ、砂糖をまぶして回転させながら焼く筒状の菓子。トランシルバニア発祥で、表面はキャラメリゼされてカリッと香ばしい。
ブダペストの地下鉄出入口や屋台で1,000フォリント前後で買える食べ歩きの定番。焼き立てを選ぶのがコツ。アイス入りはクリーム系が合う。
もちもちの生地に黒砂糖・シナモン・ナッツを包み、鉄板で押し焼きにした韓国の屋台おやつ。清朝の中国から伝わったとされる。
冬の韓国の街歩きで必ず見かける屋台おやつ。中の蜜が非常に熱いのでやけどに注意して少しずつ。
ねじった生地を揚げて砂糖をまぶした韓国のねじりドーナツ。市場やパン屋の素朴な定番おやつ。
市場の食べ歩きに最適。揚げたてが一番おいしい。もち米粉入りはさらにもちもち。
小麦粉の生地に餡を入れ、円形の金属型で焼いた和菓子。地域によって大判焼き・回転焼きなど100以上の呼び名がある。
縁日や商店街の定番おやつ。あんこ以外にカスタードやチーズなど店によって種類あり。
小麦粉の生地をねじって油で揚げた中国陝西省起源の菓子。長崎や横浜の中華街では『よりより』とも呼ばれる。
中華街の食べ歩きや土産に。硬めのものもあるので歯に注意。
1月6日の公現祭に食べる、リング状の甘いパン。ドライフルーツで飾り、中に幼子イエスの人形が隠されている。
1月初旬の季節もの。人形が当たった人は2月2日にタマレスをふるまう習わし。
丸く平たい生地を油で揚げ、砂糖をまぶしたりジャムやチョコレートを詰めたりするルーマニアのドーナツ。
ルーマニアの街角や市場のおやつ。揚げたてが最高。
生地を棒に巻き付けて直火で焼き、砂糖とクルミをまぶした筒状の焼き菓子。プラハの観光名物で、ハンガリーのクルトシュカラーチの一種。
プラハの街歩きのおやつ。アイスやチョコ入りの観光向けアレンジも多い。
芯棒に生地を薄く塗っては焼くことを繰り返し、断面に木の年輪のような層を作るドイツのケーキ。日本では贈答菓子として特に人気。
お土産や贈答品の定番。日本のものはしっとり系、ドイツのものは硬めでコーティングあり。
鶏卵・砂糖・水飴・小麦粉を泡立てて焼いた長崎名物の焼き菓子。16世紀にポルトガルから伝わった菓子をもとに日本で独自に発展した。
お茶請けや手土産の定番。牛乳や緑茶と合う。
甘いイースト生地を揚げて中にジャムを詰めた、穴のないドイツの揚げパン。粉砂糖をまぶすか糖衣をかけて仕上げ、地域によってクラップフェンとも呼ぶ。
ドイツのパン屋の定番で、カーニバル(謝肉祭)の時期に特によく食べる。コーヒーのお供に。
折りパイ生地にアーモンドクリーム(フランジパーヌ)を詰めて焼き、紙の王冠をのせたフランスの公現祭の菓子。中に入った小さな陶製の人形「フェーヴ」が当たった人はその日の王様になる。
1月の公現祭の時期だけ店に並ぶことが多い。切り分けてみんなで食べ、フェーヴが当たるかを楽しむ。
小麦粉の生地とあんこを鯛の形の焼き型で焼いた和菓子。今川焼きから派生したとされ、明治時代末にはすでに「鯛焼」の記述がある。
焼きたてが一番おいしい。皮が薄くパリパリの「一丁焼き」と、まとめて焼く「養殖」がある。
卵・小麦粉・砂糖で作るカステラ風の生地を円形に2枚焼き、あんこを挟んだ和菓子。関西では「三笠」とも呼ばれる。
お茶請けや手土産の定番。生クリームや栗を挟んだものもある。
小麦粉の生地を棒状にして油で揚げ、砂糖の蜜をからめて乾かした和菓子。黒糖を使った黒かりんとうが販売量の6割以上を占める。
お茶請けの定番。黒かりんとうは甘さが濃く、白かりんとうはあっさり。
小麦粉の生地を筒状に揚げた皮に、甘いリコッタチーズのクリームを詰めたシチリアの伝統菓子。複数形は「カンノーリ」。
皮が湿気るとおいしさが半減するので、注文後にクリームを詰める店(カンノーロ・エスプレッソ)が理想。甘さはしっかりめなので、エスプレッソと一緒に。
ナポリ名物の貝殻形の焼き菓子。薄い生地を何層にも重ねてひだを作り、中にリコッタやセモリナ、柑橘ピールのクリームを詰めて焼く。複数形はスフォリアテッレ。
ナポリの朝食や軽いおやつの定番。焼きたての温かいものが最高。生地はかなり硬くポロポロ崩れるので、手で持ってかぶりつくのがおすすめ。サクッと軽いパイが好きなら気に入るはず。
「復活祭の鳩」を意味する、イタリアの伝統的なイースター用発酵菓子。パネットーネに似た生地を鳩の形に焼き、アーモンドとあられ糖のアイシングをのせる。
復活祭の時期(3〜4月)限定でイタリアの菓子店やスーパーに並ぶ季節菓子。パネットーネが好きなら確実に気に入る。レーズン入りのパネットーネと違い、レーズンは基本入らない。
バターとアーモンドをたっぷり使い、焼き上げてから粉糖を厚くまぶすギリシャのショートブレッド風クッキー。クリスマスに欠かせない伝統菓子。
スノーボールクッキーに近い、親しみやすい焼き菓子。お土産やコーヒーのお供に向く。粉糖が大量にまぶされているので、黒い服の日は食べ方に注意。
紙のように薄く伸ばした生地で、カッテージチーズやサワーチェリー、りんご、ケシの実などの具を巻いて焼くハンガリーの伝統菓子。オーストリアのシュトゥルーデルの起源とされる。
アップルパイが好きなら間違いない焼き菓子。具の種類が多いので、迷ったら定番のりんご(アルマーシュ)かカッテージチーズ(トゥーローシュ)を。ケシの実(マーコシュ)はハンガリーらしさを味わいたい人向け。
じゃがいもと小麦粉で作った生地でプラムを包んだハンガリーの甘い団子。茹でてから香ばしく炒ったパン粉をまぶすのが定番で、デザートにも軽い食事にもなる家庭の味。
見た目は素朴だが、甘酸っぱい果物入りの団子なのでデザート好きなら楽しめる。じゃがいも生地でお腹にたまるので、食後よりも軽食として頼むのもあり。プラムは熱々なのでやけどに注意。