全34件
魚介を使った蒸し料理を国を問わず集めました。各国の似た料理を比べながら、味の特徴・注文のコツを調べられます。
アルミホイルや紙で食材を包んでオーブンで蒸し焼きにするイタリアの調理法。食材の旨みと水分が閉じ込められ、テーブルで開く演出が楽しい。
演出が好きな方にも料理の香りを楽しみたい方にもぴったり。
秋の風物詩・上海蟹(大閘蟹)をシンプルに蒸した料理。陽澄湖産が最高峰とされ、黒酢・生姜・紹興酒とともに身を丁寧に食べる中国の贅沢な蟹料理。
旬(10〜11月)に食べてこそ最高。雌(内子が豊富)と雄(蟹みそが多い)で食べ比べも楽しい。価格高め。
紀元前5000年頃の中国黄河流域に起源を持つ最古の調理法のひとつ。水蒸気の熱で食材を加熱するため、ゆでるより栄養素(葉酸やビタミンC)の損失が少なく、油脂も不要。竹製蒸籠は8世紀頃に普及し、西洋では1970年代のヌーベル・キュイジーヌ運動まであまり広まらなかった。
重い料理を避けたいとき、野菜や魚をやさしく食べたいときに選ぶ。
小麦粉、卵、水、塩で作る薄い皮に豚挽き肉と海老の餡を包む中国の点心。茹でると皮が透明になり「雲を飲み込む」という意の名の通りスープに浮かぶ。広東ではワンタン麺のスープに、四川では辣油がけで食べる。
軽い点心やスープ具材として選びやすい。海老や豚肉の有無を確認。
中国四川の名菜で、長江流域の淡水魚「江団(ナマズ類)」を生姜・ねぎ・紹興酒などで蒸し、素材の淡い旨みを生かす料理。辛味を抑えた清蒸系で、白身の柔らかさとゼラチン質の口当たりが特徴。
珍しい高級食材を体験したい人向け。スッポンに抵抗がなければ、繊細な旨みは必見。
肉・魚・肝などをすり潰してクリームと卵でまとめ、卵型に成形して茹でたフランス料理。リヨンのカワカマスのクネル(クネル・ド・ブロシェ)が最も有名で、エクルヴィスソースとともに提供される古典的なリヨン料理。
柔らかい魚介系やクラシック料理が好きなら合う。弾力ある団子とは別物。
魚介をレッドカレーペースト、ココナッツミルク、卵でまとめ、バナナの葉や器で蒸すタイのカレー蒸し。
グリーンカレーより固形で、蒸し料理として食べる。魚介とココナッツが好きなら合う。
海老と春雨を生姜、にんにく、胡椒、醤油系調味料で蒸し煮にする、タイ中華系の土鍋料理。
辛くない魚介料理がほしい時に良い。春雨が主食級なので量はやや重め。
白身魚を蒸し、ライム、にんにく、唐辛子、ナンプラーの酸辛いソースをかけるタイの魚料理。
魚をさっぱり食べたい時に最適。辛さと酸味が強いので、辛さ控えめ指定も可。
カノム・ジープは、中国系の焼売がタイで定着した蒸し点心。豚肉、海老、蟹などを薄い皮で包み、にんにく油や甘辛い醤油だれを添えて食べる。
辛くないタイ料理を探す時に頼みやすい。前菜なら1皿、軽食ならクイッティアオやご飯ものと合わせるとよい。
アナツバメ類の唾液でできた食用燕窩を戻し、澄んだ上湯や氷糖で二重蒸しにする高級中華料理。官燕は形と品質のよい白燕を指すことが多く、宴席や滋補料理として扱われる。
価格差が大きい。甘味か塩味か、乾燥燕窩の量を確認。珍味目的なら少量で十分。
大きな魚頭に湖南の剁辣椒をたっぷりのせて蒸す湘菜の代表料理。赤い唐辛子、魚のゼラチン質、塩気と鮮味が特徴。
辛さ強め。麺やご飯と合わせるとよい。骨が多いので注意。
紅蟳などの蟹をもち米や米、椎茸、干し海老、豚肉などと蒸した福建系の蟹ご飯。福州菜の八宝紅蟳飯の系統で、宴席向き。
蟹殻が多い。人数でシェア。蟹アレルギー注意。
福建・惠安崇武の魚肉練り物。白身魚のすり身を巻き、蒸すまたは煮て食べる泉州系小吃。
魚丸が好きなら合う。スープ入りか単品か確認。
中国の「四大家魚」の一つに数えられる淡水魚。頭が大きく身は淡白で小骨が多いが、蒸し物やスープ、四川の唐辛子煮込みなど幅広く使われる。
淡白な白身魚が好きで骨を気にしないなら楽しめる。頭料理が名物なので勧められたら試す価値あり。
中国の「四大家魚」の一つ。頭部が大きく脂がのっているのが特徴で、頭料理に特に珍重される淡水魚。
頭料理が名物なので、勧められたら頭のスープや土鍋料理を試す価値あり。骨が多いので食べる際は注意。
日本海でとれるゲンゲ科の深海魚。ゼラチン質に包まれた白身とコラーゲン豊富な出汁が特徴で、富山では「幻魚」として珍重される。
見た目はグロテスクだが味は上品な白身魚。クセがなく食べやすいので珍しい魚介に挑戦したい人におすすめ。すまし汁が定番の食べ方。
鯛の腹におからを詰めて蒸し上げる、加賀藩の武家文化を伝える金沢の祝い料理。
金沢市の料亭や祝い膳を扱う店で提供。婚礼や祝宴の際に登場するため、事前予約がおすすめ。
北前船交易を通じて伝わったあんかけ調理法で仕上げる、庄内地域のサクラマスを使った祝いの春料理。
5月の酒田まつりや鶴岡天神祭の時期に庄内地方の料理屋や仕出し屋で提供される。祝い事に合わせて訪れるとよい。
グチなど白身魚のすり身を木の板に盛り蒸し上げた、室町時代から続く小田原市特産の練り物。
小田原市内のかまぼこ店で通年購入可能。蒲鉾板ごとの土産としても人気。
つなぎ不要なほどでんぷん質の多い加賀れんこんに白身魚やエビを加えて蒸す、金沢のおもてなし料理。
夏から翌春の加賀れんこんの季節、石川県金沢市周辺の料亭やおもてなしの席で提供。うなぎや鶏肉のアレンジも試したい人向け。
「博多雑煮」に欠かせない材料のかつお菜は、博多に古くから伝わる野菜で高菜の仲間である。茎の部分がカツオ節の風味があることから、この名になったそうだ。
お正月の元旦に、お膳に数の子、歯固め、黒豆をつけ、お屠蘇(とそ)がまわったところでこの雑煮を出していた。 郷土の味を試したい人向け。
大分県南東部に位置する佐伯市(さいきし)は、面積は903.12km2の九州最大の街である。九州山地から広がる山間部、一級河川・番匠川下流に広がる平野部、リアス式海岸の海岸部に分けられる。
に伝わる郷土料理。地元の食文化に触れてみたい人向け。
すし飯と魚の具材を型に入れて段状に重ね、押し固めた押し寿司。三重県東紀州地域、高知県、兵庫県淡路島西浦海岸地域など各地に伝わり、こけら落としやこけらぶきの屋根に見立てた盛り付けが名前の由来とされる。
三重県に伝わる郷土料理。地元の食文化に触れてみたい人向け。
宮城特産の海産物ほやを酒蒸しにした加工品。独特のにおいが抑えられ、旬以外の時期でも濃厚な味わいを楽しめる。
生のほやの独特なにおいが苦手だが味は試したい人向け。ほや自体の風味が苦手な人には不向き。
魚のすり身にココナッツミルクとスパイスを混ぜ、バナナの葉に包んで蒸し焼きにした東南アジア版かまぼこ。
辛くなく、かまぼこ好きなら食べやすい。屋台で数本買って味見するのがおすすめ。
新鮮な白身魚を丸ごと蒸し、ねぎと生姜をのせて熱した油をかけ、醤油だれを回しかけた広東料理。魚の鮮度がそのまま味になる。
広東料理店で魚料理を頼むならまず候補。骨が多いので注意。
浮き粉(小麦でんぷん)で作った半透明の薄い皮でエビを包んで蒸した広東の点心。飲茶の代表格で、透き通った皮から「水晶」と形容される。
飲茶で最初に頼む定番。クセがなく誰でも食べやすい。
アンコウをもやしやセリと一緒に唐辛子ダレで蒸し煮にした韓国の料理。馬山(マサン)発祥とされる。
辛いもの好き向け。アンコウのぷるぷるした皮が好きなら絶品。2〜3人前からの大皿料理。
イカの胴に豆腐・もち米・野菜・イカのゲソなどを詰めて蒸した韓国・江原道の郷土料理。腸の代わりにイカを使ったスンデ。
内臓を使わないスンデなので、普通のスンデが苦手な人にも食べやすい。束草など江原道の海辺の名物として。
アンコウの肝を塩と酒で下処理し、筒状に巻いて蒸した料理。濃厚な味わいから『海のフォアグラ』と呼ばれ、ポン酢ともみじおろしで食べる。
冬が旬の居酒屋の定番つまみ。日本酒によく合う。濃厚なので少量で満足感がある。
フエ発祥の一口サイズの米粉蒸し餅。小皿で蒸した餅の中央のくぼみに、干しエビのでんぶや揚げ豚皮、ネギ油をのせ、魚醤だれをかけて食べる。
タパスのような前菜・おやつで、一皿ずつ小さいので何皿でも食べられる。フエでは他の蒸し餅(バインナム・バインボッロック)とセットで頼むと食べ比べができる。
魚をスパイスペーストと一緒にバナナの葉で包み、蒸すか炭火で焼いたインドネシアの料理。スンダ料理の代表的な調理法「ペペス」で作る。
揚げ物ではない魚料理を食べたいときにおすすめ。蒸し焼きなのでしっとりと軽め。淡水魚を使う店では骨が多いことがあるので、骨まで柔らかい「プレスト」タイプかを確認すると安心。
雷魚などの淡水魚をクルーン(ハーブペースト)とココナッツミルク・卵で和え、バナナの葉の器で蒸したカンボジアを代表する料理。ムースのようにふんわり固まる甘くまろやかなカレー風味。
カンボジア料理の入門として真っ先に頼みたい一品。辛さが穏やかで甘くまろやかなので初めてでも食べやすい。蒸して固めたタイプとスープカレー風のタイプがあり、魚の代わりに鶏肉のバージョンもある。