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豆類を使ったスープを国を問わず集めました。各国の似た料理を比べながら、味の特徴・注文のコツを調べられます。
イタリアを代表する野菜スープ。季節の野菜・豆・パスタまたは米を入れたボリュームある家庭料理で、地方や家庭ごとに具材が異なり「これが正解」という決まったレシピは存在しない。
野菜豊富で食べやすく初心者にも安心。軽食にも主食にもなる。パスタ入りはボリュームあるので確認を。
インゲンマメの白い品種の総称で、ネイビービーンやカネッリーニなど複数の種類がある。加熱するとクリーミーでほどよい硬さになり、フランスのカスレやイタリアのミネストローネ、トスカーナの豆料理など欧州料理に広く使われる。
やさしい豆料理が欲しいときに。腹持ちは良い。
肉、トマト、ひよこ豆、香草、フリックや細いパスタを煮込むマグリブの伝統スープ。チュニジア、アルジェリア、モロッコなど北アフリカ各地にバリエーションがあり、ラマダンの食卓にもよく出る。
前菜にも軽い食事にもなる。ラム入りは香りが強め、鶏肉入りは食べやすい。
乾燥グリーンピースを豚肉、ソーセージ、セロリ、ねぎと共にどろりとなるまで煮込むオランダの伝統豆スープ。スプーンが立つほど濃くなることもあり、冷え込む冬に体を温める定番料理として親しまれる。
寒い日のスープ主菜として選ぶ。軽いスープではなく、食事としての満足感を期待するとよい。
イランを代表する濃厚ハーブスープ。ほうれん草・パセリ・豆類と平打ち麺を大量のハーブとともに煮込み、カシュク(発酵乳清)・揚げ玉ねぎ・ドライミントをのせた伝統料理。
ペルシャ料理の真髄的な一品。ハーブ・発酵食品好きに向いている。カシュクが苦手な場合は別添えで頼むと良い。
黄色い乾燥エンドウ豆を豚肉、玉ねぎ、タイムやマジョラムなどと煮るスウェーデンの伝統的な豆スープ。木曜日に食べ、マスタードを添え、デザートにパンケーキを続ける習慣で知られる。
寒い日の軽い主食スープに向く。木曜ランチや北欧フェアで見かけやすく、パンケーキ付きならスウェーデンらしさが強い。
トマト、レンズ豆、ひよこ豆、玉ねぎ、米または細い麺、羊肉・牛肉・鶏肉などを煮込み、小麦粉のとろみで仕上げる北アフリカのスープ。モロッコやアルジェリアで親しまれ、ラマダンの断食明けにもよく食べられる。
軽食名でも量はしっかり。断食明けの料理として出す店ではデーツや甘い菓子付きのセットもある。辛味が欲しいならハリッサを別で足す。
ピーナッツを柔らかく煮た甘いスープ。厦門・福建や台湾で朝食、甘味、小吃として親しまれる。
デザートや朝食向き。甘さ控えめが好きなら確認。
甘く煮た小豆汁に丸餅を入れた、ぜんざいに近い鳥取県の正月雑煮。
正月料理のため通年では出会いにくい。ぜんざい好きなら親しみやすい甘い雑煮。
里芋や白石温麺、豆腐などをしいたけ出汁で煮て葛でとろみをつけた、宮城県で彼岸やお盆の精進料理として食べられる汁物。
春秋の彼岸やお盆の時期に宮城県南部の家庭や道の駅で提供される。精進料理のため肉・魚を使わないものが本来の形。
戻した大豆をすり潰した「呉」を具だくさんの味噌汁に加えた滋養汁。宮城県では秋冬の家庭料理として、福井県では報恩講のふるまい料理として、埼玉県では「たのくろ豆」を使う稲作地域の郷土料理として伝わる。
大豆収穫期の秋から冬にかけて宮城県内の家庭料理店や直売所の食堂で提供。体を温めたい時期に。
大根や人参などの野菜を油で炒めてから煮込む汁物。発祥とされる神奈川県鎌倉のほか岩手県など各地で郷土料理として食され、具材は地域ごとに異なる。
建長寺の節分行事などで振る舞われるほか、鎌倉市内の飲食店や家庭で通年味わえる。
焼いた魚と味噌をすり合わせて炙り、だし汁でといて冷やし麦飯にかける、宮崎県平野部の暑い夏の郷土料理。
夏場、宮崎県内の家庭や郷土料理店で提供。お盆の宴席の締めとしても親しまれてきた。
肉や魚の出汁を使わず7種類の夏野菜で仕立てる、三重県の禅宗の家庭に伝わるお盆のもてなし味噌汁。
お盆の期間、三重県中南勢・東紀州地域の家庭で作られる。地域や日程によって具材構成が変わる面白さも味わいたい人向け。
上杉鷹山公の産業振興策に由来する伝統野菜「遠山かぶ」を打ち豆と味噌汁仕立てにした、米沢市の冬の粕汁。
10月末から11月初旬の収穫期を経て寒い冬に、山形県米沢市周辺の家庭で提供。希少な伝統野菜を守る生産者の物語も味わいたい人向け。
蒸した大豆を木づちで花型に潰した「打ち豆」を使う、雪深い湖北地域の報恩講に振る舞われる冬の味噌汁。
報恩講の時期や冬の日常食として、滋賀県湖北地域の家庭で提供。打ち豆づくりの手間も体験したい人向け。
全国でも珍しいどぶろく醸造が許された宇賀神社の秋祭り「どぶろく祭り」に供される、香川県のシバエビの味噌汁。
秋の「どぶろく祭り」の時期、香川県三豊市豊中町宇賀神社周辺で味わえる。300年続くどぶろく文化とともに体験したい人向け。
合掌造りで知られる世界遺産・白川村で豆腐づくりの過程から生まれた、報恩講のハレの日に飲まれる大豆の汁物。
晩秋から春、岐阜県白川村の寄り合いや報恩講の際に振る舞われる。世界遺産の合掌造り集落の食文化を体験したい人向け。
専用容器から箸1本でついで回る作法が名の由来の、唐辛子の辛みと砂糖の甘みが同居する郡上市の珍しい吸い物。
10月の報恩講の時期、岐阜県郡上市明宝寒水地区でのみ味わえる珍しい郷土料理。専用容器でつぎ回る独特の作法を体験したい人向け。
すりつぶした納豆でとろみをつけ体を温める、山形県の七草や大黒様のお歳夜に食べられる冬の郷土汁。
正月から七草の時期、山形県内の家庭で無病息災を祈って作られる。地域による食べる時期の違いも興味深い一品。
鎌倉の建長寺発祥の「建長汁」がなまったとされる、大分県国東市で根菜をふんだんに使う冬の汁物。
根菜が豊富な冬、大分県国東市の家庭で大鍋いっぱいに作られる。「けんちん汁」と呼ぶ地域もある呼び名の違いも興味深い一品。
刻んだ具材を米に見立てて食べる、津軽藩祖の時代から続く小正月に嫁が作り置く精進料理。
小正月(1月16日)の時期、青森県津軽地方の家庭で作り置きされる。家庭ごとに異なる「おふくろの味」を食べ比べたい人向け。
マダラは、日本海の荒波の中で産卵期を迎える魚であり、庄内地域の冬の味覚として親しまれている。「鱈」は魚偏に雪と書くことからもわかるように、雪が降る季節に旬を迎える魚。
庄内地域の冬の定番料理として根づいている。 郷土の味を試したい人向け。
北海道では、タラの白子のことを「たち」と呼び、マダラの白子を「真だち」、スケソウダラの白子を「すけだち」と呼び区別する。その白子を丸ごと入れた味噌汁が「たちの味噌汁」。
タラが旬の冬に家庭料理として食べられることが多い。 郷土の味を試したい人向け。
石川県では、秋の伝統行事の一つに「報恩講(ほうおんこう)」がある。これは、浄土真宗の宗祖・親鸞聖人の忌日にあたる11月28日におこなわれる伝統行事である。
報恩講のお斎に欠かせない料理の一つである。 郷土の味を試したい人向け。
水沼神社のほとりにある湖水が池のれんこんは、第七代高鍋藩主秋月種成が、貧しい財政立て直しのために、当時良質の品種であった大和産のれんこんを取り寄せ、地元民にれんこんの植栽を推奨したのが始まりといわれている。今でも、独特の歯ごたえと、糸をひくねばりと美味しさで、地元住民から「水神さんの糸引きれんこん」と親しまれている。
れんこんは、空気が少ない泥中にあるため、空洞は取り込んだ空気を行き渡らせて呼吸を助ける役割がある。 郷土の味を試したい人向け。
長野県東部に位置する佐久市は、二毛作の難しい佐久平で、水田を利用したコイの養殖がおこなわれている。「佐久鯉」の養殖は、天明年間に桜井の呉服屋・臼田丹右衛門が大阪から持ち帰り、1825年(文政8年)岩村田藩主内藤豊後守が大阪からの帰国に際し、「淀鯉」を野沢の豪商・並木七左衛門に与え、養殖を定着させたといわれている。
コイは、山国の冠婚葬祭にかかせない魚となっている。 郷土の味を試したい人向け。
奈良では、豆腐、祝だいこん、金時人参、里芋、丸餅などが入った白味噌仕立ての雑煮で、雑煮の餅を取り出して、砂糖入りのきな粉につけて食べる地域が多い。それぞれの具材にはいわれがあり、豆腐は白壁の蔵の象徴で、蔵が建つようにとの願いが込められている。
昔は、一年間、笑ってまめに過ごせるようにと、藁(わら)と豆殻を燃やして雑煮を炊いたといわれている。 郷土の味を試したい人向け。
白味噌仕立ての汁に甘いあん入りの丸餅、家族円満の願いを込めて輪切にした大根、金時人参などを入れた雑煮。江戸時代、温暖で雨の少ない気候である香川県では、殖産振興の一つとしてさとうきび栽培が奨励された。
正月に、おせち料理と共に各家庭で食べられる。 郷土の味を試したい人向け。
古くは石材業が盛んだった今治市大島に伝わる郷土料理。同島の北部に位置する宮窪地区で採れる「大島石」は建築材や墓石に使われており、日本でも指折りの高級石材として知られている。
冬の寒い時期に保温効果のある鍋料理として屋外の石切り場で食べられていた。 郷土の味を試したい人向け。
ドンコは、エゾイソアイナメ、チゴダラの別名で、秋から冬にかけて旬を迎える魚である。宮城県内では主に石巻港と気仙沼港で水揚げされ、漁獲量は年々減っている。
秋から冬にかけて旬を迎えるので、この時期は宮城県内のスーパーマーケットでも販売される。 郷土の味を試したい人向け。
「どんこ」とは三陸沿岸でよく獲れるエゾイソアイナメ、チゴダラのこと。どんこは冬になると身が締まり、肝にも脂が乗る。
陰暦10月20日の恵比寿講の際に、尾頭付きのどんこ汁を神前に供えた。 郷土の味を試したい人向け。
「くるみ雑煮」は「くるみ餅」とも言われ、三陸沿岸の宮古地方で元日の朝に食べられる代表的な料理である。正月だけでなく、結婚式のお祝いや不祝儀の膳、特別なおもてなしの際の最高のごちそうとしてふるまわれる。
正月をはじめ、結婚式のお祝いや不祝儀、特別なおもてなしの際のごちそうとしてふるまわれた。 郷土の味を試したい人向け。
徳島県の雑煮は個性豊か。たとえば祖谷で食べられている「うちがえ雑煮」は、いりこだしのしょうゆ味で、餅の代わりに石のように硬い石豆腐(岩豆腐)を加える。
ほかの地域同様、正月に食べる。 郷土の味を試したい人向け。
白味噌汁に丸餅、綺麗に形を切り整えた大根、人参、里芋などを加えた料理。雑煮の歴史は大変古く、室町時代にはすでに食されていたといわれる。
正月に食される行事食。 郷土の味を試したい人向け。
「のっぺ汁」は、佐賀県の家庭で伝わる汁物で、「のっぺい汁」や「ぬっぺい汁」と呼ばれることもある。“のっぺ“や“のっぺい“とは、片栗粉で汁にとろりとした濃度をつけていることを意味し、そのとろみとサトイモやゴボウなどの根菜がたくさん入っているのが特徴。
冬の寒い時に体を温める汁物として日常的に食べられているほか、冠婚葬祭でも食される。 郷土の味を試したい人向け。
鯉の産地・福島県郡山市の郷土料理。猪苗代湖水系で育った鯉の輪切りをきくらげ・豆腐と煮込み、味噌で仕立てた滋味深い汁物。出産後の栄養食としても親しまれる。
福島県郡山市周辺の郷土料理店や家庭料理として提供。臭みのない上質な養殖鯉を使うため、川魚特有の匂いが苦手な人でも試しやすい。
イストラ半島の家庭の味として親しまれる具だくさんの野菜と豆のスープ。イタリアのミネストローネの親戚で、とうもろこしが入るのが特徴。
寒い季節のイストラ旅行におすすめ。パンと合わせればこれだけで軽い食事になる。疲れた胃にもやさしい。
固める前のやわらかいおぼろ豆腐(スンドゥブ)を、魚介や肉と辛いスープで煮込んだ韓国のチゲ。仕上げに生卵を落とす。
辛さを選べる店が多く、初心者は「マイルド」から。日本でも定番化しており食べやすい。ダイエット中の満足感にも。
韓国の味噌テンジャンをベースに、豆腐・ズッキーニ・じゃがいも・きのこなどを煮込んだ韓国の家庭の味噌鍋。日本の味噌汁に相当する日常食。
辛いのが苦手な人のチゲはこれ。焼肉のシメやサイドで頼まれることも多い。味噌の香りがやや強め。
白いんげん豆などをベーコンやソーセージ、燻製ハムとともに煮込んだバルカン半島の豆のシチュー。セルビアの国民食の一つ。
ボリュームのあるスープとして。寒い時期に特におすすめ。
豆、ザワークラウト、じゃがいもを燻製豚肉とともに煮込んだイタリア・トリエステの冬のスープ。スロベニアやイストリア半島でも食べられる。
寒い時期に食べたい郷土料理。翌日の方がおいしいと言われる。
白いんげん豆などの豆とショートパスタ、にんにく、玉ねぎ、ローズマリーを煮込んだイタリアの伝統的な家庭料理。地域ごとに多くのバリエーションがある。
スープとパスタの中間。体が温まり満足感がある。
水に浸した大豆をすりつぶした「呉」を、季節の野菜が入った味噌汁に加えた汁物。稲作や畑作が盛んな地域を中心に、埼玉県全域で親しまれている郷土料理。
体が温まる冬の汁物。学校給食で出ることもある。
乾燥白いんげん豆をトマト、にんじん、セロリ、玉ねぎなどの野菜とオリーブオイルで煮込むギリシャ・キプロスのスープ。「ギリシャの国民食」とも呼ばれる。
肉を使わないことが多く、野菜と豆で作る素朴で体にやさしいスープ。ボリュームはあるが重くないので、ベジタリアンや軽めの食事にも向く。パンを浸して食べるのがギリシャ流。