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米を使った発酵を国を問わず集めました。各国の似た料理を比べながら、味の特徴・注文のコツを調べられます。
もち米や米を酒麹で糖化・発酵させた甘い発酵食品。中国の甘いスープ(酒醸円子、醪糟蛋など)、デザート、料理の香りづけに使われる。日本の甘酒に近いが、米粒の食感が残る点と料理素材として広く使われる点が異なる。
中国デザートや甘いスープで見かける。甘酒に近い印象で、温かい汁物に入ると食べやすい。
紹興酒の中でも花の模様を彫った壺で長期熟成させた高級銘柄の黄酒(ホワンチュウ)。糯米・麦麹・鑑湖の水を使い、一般的に3年以上、上質なものは10年以上熟成させる。アルコール度数は15〜17度程度。飲用のほか、肉や魚介料理の香りづけにも使われる。
中華の肉料理・魚料理・上海料理・浙江料理と相性よい。白酒より度数が低く(15〜17度)飲みやすい。熟成年数で選ぶと味の違いを楽しめる。
中国浙江省紹興で醸造されるもち米と麦麹の黄酒。3年から数十年の熟成でナッツやカラメルを思わせる深い香りとコクが生まれ、東坡肉・上海蟹・炒め物など中国料理の香りづけに欠かせない醸造酒。
中華料理の脂や甘辛い煮込みに合わせやすい。初めてなら温めたものを少量から試すと香りが立って飲みやすい。
米麹または酒粕から作る日本の伝統的な甘い発酵飲料。米麹タイプはノンアルコールで自然な甘みがあり、酒粕タイプはアルコールを含み香りが強い。温かくても冷やしても楽しめる季節の飲み物。
甘い飲み物や発酵食品が好きなら相性がよい。アルコールを避ける場合は米麹タイプか酒粕タイプか確認すると安心。
米・麹・水を発酵させた日本古来の白濁した醸造酒。醪(もろみ)をそのまま飲むため濾過した日本酒とは異なり、とろみと米の自然な甘みと旨みが残る素朴な酒。アルコール度数は5〜14度程度。
日本酒よりも素朴でどっしりした味を求めるなら。甘酒が好きな人にも合う。
米・米麹・水を原料に醸造する日本の伝統的な醸造酒。精米度と製法によって純米酒、吟醸酒、大吟醸酒などに分類され、冷酒・常温・燗酒と温度によって多彩な香りと旨みが楽しめる。
料理との相性を考えて選ぶ。和食全般との相性が最高。辛口・甘口の好みを伝えると選びやすい。
沖縄県固有のタイ米を黒麹で全量仕込んで蒸留する蒸留酒。本土の焼酎と異なる独自製法をもち、長期熟成した「古酒(クース)」は香りとコクが深く特に珍重される沖縄の酒文化の象徴的な一品。
沖縄料理との相性が抜群。古酒は高価だが別次元の味わい。初めてなら水割り・薄めから。
発酵させた米粉生地から作る細い生米麺。タイではカレーや魚だれ、ハーブ、野菜をかけて食べる麺料理の土台になる。
タイのローカル麺を試したい人向け。辛いソースも多いので、初回はマイルドなカレー系から。
塩漬けした琵琶湖産ニゴロブナを飯とともに数ヶ月発酵させる、日本最古のなれずしの一つとされる滋賀県の郷土料理。
正月や祝いの席で少量ずつ味わうのが伝統的な食べ方。初めての場合は薄切りを少しずつ試すのがおすすめ。
舳倉島の海女が獲るサザエを米と炊き込んだ「さざえめし」と、麹漬けにした「さざえべし」からなる能登地域の郷土料理。
7月のサザエ漁解禁時期、輪島市内の郷土料理店で提供。さざえべしは正月料理として味わえる。
塩漬けした魚を米や山椒の葉とともに桶で熟成発酵させる、能登地域の伝統的ななれずし。
夏祭りや秋祭りの時期、輪島市など奥能登地域の土産物店やスーパーで購入可能。発酵食品初心者は少量から試すとよい。
炊いた餅米を赤じそと酢で漬け込み発酵させた、秋田県北地方のお盆に欠かせない鮮やかな赤色の行事食。
お盆の時期、秋田県北地方の家庭で作られる行事食。各家庭で1升の餅米を仕込む伝統的な製法を体験したい人向け。
魚と野菜を米麹に漬けて乳酸発酵させる、北海道から東北の寒冷な沿岸部に伝わる冬の伝統的な保存食。
晩秋から初冬に漬け込み、正月頃に食べ頃を迎える。北海道内の家庭や土産物店で購入可能。
蒸したもち米を野菜の古漬けと乳酸発酵させる、津軽地方西北地域の「ごはんの漬物」とも言うべきユニークな保存食。
冬の保存食として、また暑さで食欲のない夏場に、青森県津軽地方西北地域の家庭で食べられる。珍しい発酵食を試したい人向け。
地域ごとに漬ける魚種や副材料が異なる、正月に向けて仕込む三重県全域の「なまなれ」タイプの発酵寿司。
12月上旬から漬け込み正月に食べる。三重県東紀州地域を中心に地域差のある製法を食べ比べたい人向け。
南部と北部で製法が異なる、正月に取り出す十津川村ならではの内陸のなれずし文化を代表する郷土料理。
秋に仕込み正月に食べ頃を迎える、奈良県吉野郡十津川村の郷土料理。南北で異なる製法を食べ比べたい人向け。
貴重な紅サケを使う色鮮やかな縁起物、津軽地方でもち米の発酵力を借りて仕込む冬の保存食。
年越し・正月の時期、青森県津軽地方の家庭でもてなし料理として作られる。麹仕込みの奥深い味わいも試したい人向け。
八代海沿岸部、天草灘、有明海に面した地域で、正月や祭り、祝い事など家族や親せきが集まる場に欠かせないのが「このしろの姿寿司」。縁起のよい料理としてこの地域に江戸時代から受け継がれている。
正月や祝い事に欠かせない料理。 郷土の味を試したい人向け。
「しょうゆ豆」は、「しょうゆの実」とも呼ばれ、北信・中信地域に伝わっている蒸した大豆や黒豆を種麹で発酵させてつくる発酵食品で、醤油の旨味がつまった「食べる醤油」のようなもの。香川県のそら豆でつくる郷土食の「しょうゆ豆」とは全く異なる。
北信地域では、「しょうゆ豆」を正月に食べた。 郷土の味を試したい人向け。
「はまなみそ」は冬限定の郷土料理である。米麹から甘酒をつくり、そこへ豆麹や醤油、塩漬けなすや、しその実、しょうがなどを加えてつくる。
旬は10月上旬から2月下旬。 郷土の味を試したい人向け。
12月24日(旧暦11月24日)の「大師講」という民間行事の日に供える菓子。その昔、弘法大師が貧しい農家に泊まった際、家人が団子を作ってお出ししたところ、中に藁が入っていた。
12月24日(旧暦11月24日)の「大師講」の日に供えて食する。 郷土の味を試したい人向け。
秋田の代表的な燻製干しのたくあん漬け。今では県内全域で作られているが、かつては県内陸部の農家で作られていた郷土料理である。
収穫したての大根や人参等の根菜を降雪の時期が訪れる前に仕込みはじめる。 郷土の味を試したい人向け。
ハタハタは元来深海に住む魚で、海が荒れて雷鳴がとどろくような時に、産卵期の一時期のみ大群で近海に現れることから、雷光の古語である「霹靂神(はたはたがみ)」の名をとってこう呼ばれるようになった。別名カミナリウオともいう。
ハタハタの頭、えら、内臓を取りのぞいて漬けた一匹ずしは大みそかや正月のお供え用として、一口サイズの切り身にして漬けた切りずしは正月料理に欠かせない一品。 郷土の味を試したい人向け。
「ねずし」は、飛騨地域を中心に古くからお正月料理として振る舞われてきたなれずしの一種で、風味豊かな一品。漢字で「寝鮓」と書くこともあり、文字通り寝かせて作る料理である。
「ねずしがないと正月が来たような気がしない」と言われるほど、正月のごちそうとして、なくてはならない料理といわれている。 郷土の味を試したい人向け。
「みき」は、米とさつまいも、砂糖を使った乳酸菌発酵飲料で、奄美地域の他に沖縄県でも飲まれている。沖縄県では、さつまいもではなく麦を使う。
鹿児島県に伝わる郷土料理。地元の食文化に触れてみたい人向け。
四角い木枠の中にすし飯をつめ、その上に具材をのせて、上から押してつくる「箱ずし」は、全国に存在する。「箱ずし」の歴史は、握りずしよりも古い。
に伝わる郷土料理。地元の食文化に触れてみたい人向け。
津久見市の津久見港からおよそ14km、豊後水道に浮かぶ島・保戸島。古来より漁業が営まれており、島に残る漁村・漁民の歴史、文化、景観は「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選」に選ばれた。
大分県に伝わる郷土料理。地元の食文化に触れてみたい人向け。
「日野菜漬け」は、滋賀県の伝統野菜を使用した漬物のことで、平成10年(1998年)に滋賀県選択無形民俗文化財「滋賀の食文化財」として選択されている。 日野菜は、滋賀県蒲生郡日野町が発祥とされており、約500年前、当時の領主であった蒲生家中興の祖・蒲生貞秀が日野町鎌掛にある観音堂に詣でた際に発見したといわれている。
滋賀県に伝わる郷土料理。地元の食文化に触れてみたい人向け。
「甲州小梅漬」は山梨県の特産である甲州小梅を、まだ青い時期に収穫して、5月末には漬け込みが終わるようにする。特に甲府盆地では特有の寒暖差のある気候が小梅の生育に適しており、種が小さく果肉に厚みが出るので小粒だが食べごたえがある。
山梨県に伝わる郷土料理。地元の食文化に触れてみたい人向け。
「笹ずし」は、笹の上に酢飯を敷いてその上に具材をのせたもので、飯山市及び新潟県上越地域に伝わる郷土料理。笹ずしの歴史は古く、天文22年(1553年)から12年にわたって争われた川中島の合戦では、信州と越後の国境にある富倉峠が重要な軍用路となった。
長野県に伝わる郷土料理。地元の食文化に触れてみたい人向け。
米を茶で炊き大豆や栗などを加えた炊き込みご飯。奈良県東大寺の「お水取り」の献立「ゲチャ」が原点とされ、僧の食べていた料理が奈良から川崎(神奈川県)へ伝わったといわれる。
奈良県に伝わる郷土料理。地元の食文化に触れてみたい人向け。
「まなめはり」は、塩漬けした下北春まなを使用しためはりずしのことである。高菜を使っためはりずしも十津川地域では郷土料理として伝わっているが、下北春まなを使っているめはりずしは下北山村地域に限定される。
鯛を丸ごと米と一緒に炊き上げる郷土料理。愛媛県では昆布とともに炊き上げる伝統的な仕立て、徳島県では鳴門鯛を焼いてから米の上にのせて炊く、広島県では瀬戸内海沿岸地域で鯛を丸ごと釜に入れて炊く仕立てで親しまれる。
愛媛県に伝わる郷土料理。地元の食文化に触れてみたい人向け。
松山地域の気候風土にマッチした「ぼて茶」は、藩政時代に松山藩主より質素倹約のおふれが出た際に考案され、藩主の女房たちが寄り合いのもてなし料理にと工夫したものといわれ、高価な材料は一切使用していない。松山地域は古くから茶道が盛んだったこともあり、茶せんでお茶を泡立てるという郷土料理「ぼて茶」が生まれたようだ。
米麹から作った酒種を使い、小麦粉生地であんを包んで蒸したまんじゅう。神奈川県相模原市、大分県豊肥地方ともに稲作に適さない土地で発展した粉食文化として伝わる。
島ずしとはすしネタにする魚を薄く切って醤油ベースの液に漬けて、酢飯で握った八丈島の郷土料理。 伊豆諸島で獲れる魚をネタにしていることから島ずしとされ、東京ではこの漬けた製法で作られたネタを現在も「ヅケ」と呼んでいる。
米と黒豆(ウラド豆)を水に浸してすりつぶし、発酵させた生地を薄くクレープ状に焼いた南インドの料理。じゃがいものスパイス炒めを包んだマサラドーサが有名。
南インド料理店の看板メニュー。見た目は大きいが軽い。ベジタリアン料理なので肉を控えたい人にも。
米と黒豆(ウラド豆)の発酵生地を専用の型で蒸した、南インドの丸い蒸しパン。サンバルやチャトニーと朝食に食べる。
南インド料理店の朝食メニューの定番。やさしい味で胃にもたれにくい。
麦芽の糖化作用で米を甘くした韓国の伝統的な甘い米飲料。冷やして食後のデザートとして飲み、ご飯粒が浮いているのが特徴。
焼肉店や韓定食の食後にサービスで出ることが多い。チムジルバン(サウナ)の定番ドリンク。アルコールは含まない。
米などを麹(ヌルク)で発酵させた乳白色の微発泡酒。アルコール度数は6〜8%程度と低く、甘酸っぱく飲みやすい韓国の伝統酒。
雨の日はパジョン(チヂミ)とマッコリが韓国の定番。度数が低く飲みやすいが、飲みすぎると悪酔いしやすい。お酒初心者にも。
米・麦・大豆などの穀物にコウジカビを繁殖させた発酵の素材。味噌・醤油・日本酒・甘酒など多くの発酵食品の基礎となる。
料理に使うなら塩麹や醤油麹が手軽。甘酒として飲むのも一般的。
日本酒のもろみを搾った後に残る白い固形物。粕汁や甘酒、粕漬けや奈良漬けの漬け床などに使われ、独特の香りとうまみを料理に加える。
冬に出回る。アルコール分が残るので、運転前や子どもは注意。