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小麦を使った揚げ物を国を問わず集めました。各国の似た料理を比べながら、味の特徴・注文のコツを調べられます。
薄く叩いた肉にパン粉をつけてバターで揚げ焼きしたオーストリア・ドイツの定番料理。正式な「ウィーナー・シュニッツェル(Wiener Schnitzel)」はオーストリアの法律により仔牛肉のみ使用が義務付けられており、豚肉版は「シュニッツェル・ウィーナー・アルト(Wiener Art)」と区別される。
とにかく大きい。一枚で十分お腹いっぱいになる。レモンをたっぷり絞って食べるのがおすすめ。
古代エジプト(紀元前2500年頃)やインド(紀元前1500年頃)に遡る歴史を持つ調理法。150〜200°Cの油で食材を加熱し、マイラード反応とカラメル化で表面に香ばしい焦げ目をつける。日本では江戸時代に菜種油の普及と楽市・楽座の流通改革で天ぷら文化が花開いた。
満足感ある一皿が欲しいときに。軽い揚げ物ならフリットも候補。
具を詰めたトルティーヤを細長く巻き油でカリッと揚げるメキシコ料理。フルートに似た形から名づけられ、鶏肉や牛肉の具にサルサ、サワークリーム、ワカモレを添える人気の軽食。
揚げ物が食べたいときに向く。前菜なら数人でシェア、本格的に食べるならライスや豆付きの皿を選ぶ。
薄いワルカ生地(マルカ)で卵・ツナ・じゃがいも・香草を包み、油でカリッと揚げるチュニジアの定番前菜。ラマダン期間中にも広く食べられる。
揚げたてが命。卵入りなら黄身をこぼさないよう、レモンを絞って熱いうちに食べる。
薄く叩いた仔牛・豚・鶏肉に小麦粉、卵、パン粉の衣をつけてバターや油で揚げ焼きにする洋食系の肉料理。ウィーンのシュニッツェルを原形にもち、日本の洋食文化にも深く根付いている。
揚げ物系の洋食を食べたい時に選びやすい。軽い料理が欲しい時は重め。
星型の口金から絞り出した生地を揚げたスペインの揚げ菓子。シナモンシュガーをまぶして濃厚なチョコレートソースに浸して食べるのが定番スタイル。
朝食やおやつとして定番。チョコレート好きなら迷わず選べる。
小麦粉、卵、砂糖の生地を油で揚げたリング型や丸型の菓子。イースト発酵タイプとケーキタイプがあり、グレーズド、チョコがけ、クリーム入りなど多彩なトッピングが世界中で親しまれている。
甘みと揚げた香ばしさが両立する菓子。チュロスが好きなら合う。
小麦粉や米粉で作った薄くて丸い揚げ菓子(プリ)に穴を開け、スパイス入りのタマリンド水やミント水を注いで一口で食べるインドの定番ストリートフード。
一口で食べ切るのがルール。酸味・辛味・炭酸感が苦手なら合わない。ストリートフードとして数個セットで提供されることが多い。
小麦生地を棒状にして油で揚げたタイの朝食・軽食。中国の油条に由来し、豆乳や粥、練乳と一緒に食べられる。
朝の屋台で軽く食べたいときに向く。甘いものにも塩味の粥にも合わせられる便利な揚げパン。
野菜、春雨、肉や海老などを薄い皮で包んで揚げるタイの揚げ春巻き。中華・東南アジア系のポピアがタイで屋台前菜化したもの。
辛くない前菜がほしいときに安全。子どもやタイ料理初心者にも勧めやすい。
油条は、小麦粉の生地を細長く成形して油で揚げた中国由来の揚げパン。朝食で粥や豆乳に添えられ、東南アジア各地にも広がっている。
朝食や粥の添え物として頼むとよい。甘い菓子ではなく、汁物や豆乳と合わせる前提の軽い揚げパン。
長崎県発祥の麺料理で、揚げた細麺または茹でた太麺に、野菜・豚肉・エビ・イカなどを使った片栗粉でとろみをつけたあんをかけて食べる。細麺タイプは油で揚げてカリカリに仕上げ、あんをかけると時間とともにしっとり柔らかくなる食感の変化が楽しい。太麺タイプはちゃんぽんに近い柔らかい麺を使う。長崎ちゃんぽんと同じ店で提供されることが多く、酢やウスターソースをかけて食べるのが長崎流。
食感を楽しむなら早めに食べる。柔らかい太麺タイプもある。
小麦粉、卵、酵母、牛乳などの生地を丸く揚げ、粉砂糖をかけるオランダとベルギーの揚げ菓子。大晦日や冬の屋台の定番。
揚げたてが最良。冷めると重くなるので、屋台なら温かいものを選ぶ。
薄い生地で肉、チーズ、鶏、海老、ハートオブパームなどを包み、油で揚げるブラジルの屋台軽食。市場ではサトウキビジュースとよく合わせる。
具材名で選ぶ。熱々で出るので中の蒸気に注意。軽食なら1個で十分なことが多い。
ほぐした鶏肉を小麦粉と鶏だしの生地で包み、しずく形または鶏もも形に成形して衣を付けて揚げるブラジルの軽食。
ブラジル軽食の入門向き。揚げたては中が熱い。辛いソースを添える店もある。
「打ち込み汁」は、農村の冬の寒い日の日常食として、手早くつくる汁物の1つ。いりこだしに季節の野菜をふんだんに入れ、塩を加えず小麦粉と水だけで簡単にこねて打っためんをそのまま入れて煮込んでつくる。
農村の寒い冬の日の夕飯として、旬の野菜を豊富に使い用いつくられて、家族にも喜ばれる献立であった。 郷土の味を試したい人向け。
北海道では鶏の唐揚げのことを「ザンギ」と呼ぶ。「ザンギ」は一般的な鶏の唐揚と比べ味付けが濃いのが特徴。
北海道に伝わる郷土料理。地元の食文化に触れてみたい人向け。
国東市(くにさきし)の伊美港からフェリーでおよそ20分、瀬戸内海西端に浮かぶ離島・姫島。古事記に収められた神話の一つ「国生み」のなかで、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)と伊邪那美命(いざなみのみこと)が生んだ女島は、この姫島にあたると伝わっている。
に伝わる郷土料理。地元の食文化に触れてみたい人向け。
四国山地の中央部に位置する、山あいのまち大豊町。「こんちん」とは、ささがきしたごぼうをふんだんに小麦粉の生地に加えた大豊町の郷土菓子。
昔、家庭でアイロンがけをする際、パリッとさせるために布に塗ったのが「米糊」で、水に浸した米をすりつぶしてつくっていた。この時うまくすりつぶせずに米のかすが残ったものを「糊かす」と呼び、これを無駄にしないよう黒砂糖をまぜて生地にし、フライパンで香ばしく焼いておやつにした。
青森県に伝わる郷土料理。地元の食文化に触れてみたい人向け。
甘い小麦粉の生地で大豆をとじこめたという意味で名付けられた「とじこ豆(とちこ豆、としこ豆ともいう)」。県北の山鹿市菊鹿地区では昔から年末になるとおせちなどの正月料理と一緒に必ずつくって食べられていた素朴な味わいの郷土菓子である。
熊本県に伝わる郷土料理。地元の食文化に触れてみたい人向け。
「湖魚の天ぷら」は、琵琶湖でとれる小アユ、イサザ、ワカサギなどの魚を使った滋賀県の定番料理である。揚げたての湖魚は臭みがなく、美味しい。
滋賀県に伝わる郷土料理。地元の食文化に触れてみたい人向け。
戦国武将、真田幸村が出陣前に腹ごしらえのために食したとされる「こねつけ」。こねつけとは、ご飯と小麦粉を混ぜてこねたものに味噌だれや醤油だれなどを付けたもので、北信・東信地域に伝わる郷土料理。
長野県に伝わる郷土料理。地元の食文化に触れてみたい人向け。
「具だくさん味噌汁」は、旬の野菜、肉、魚などがたくさん入った具だくさんの汁物のこと。「味噌は医者いらず」といわれるほど栄養豊富で、1日1杯のみそ汁は、今と変わらず昔も1日の活力源だった。
「しきしき」は、小麦粉に水と砂糖を入れて薄く焼いた戦前からある奈良のおやつである。現在は卵を入れることもある。
奈良県に伝わる郷土料理。地元の食文化に触れてみたい人向け。
岩手県北部は東からの冷風である「やませ」の影響もあり寒さが厳しく、かつては水田が少なく米が貴重だった。それを補うため古くから小麦、そば、雑穀などの生産が盛んであり、それらを粉にしたものを使う文化が発達した。
小麦の生産が盛んな群馬では、小麦粉を使った料理がたくさん食べられている。もともとは米の代替食として親しまれていたが、小麦の生産地として広く知られ小麦粉を使った郷土料理が多様化していく中で、県独自の品種も開発・育成されるようになった。
おやつや間食が手作りの時代に、残りご飯に小麦粉や味噌を加えて丸めて押しつぶし、ほうろくやフライパンで焼いた焼き餅は、味噌の香ばしさと素朴な好まれる家庭の味だった。また、夏場のご飯は傷みやすいため、焼き餅にして日持ちさせる知恵でもあった。
三好市の祖谷地域と言えば、そばの名産地。源平合戦に敗れた平家が祖谷に逃れてきた際に、そばの実を栽培し始めたことがきっかけといわれている。
「ソーミンタシヤー」はそうめんを炒めた沖縄県の家庭料理。沖縄の調理法の炒め物に「タシヤー」と「チャンプルー」があるが、「チャンプルー」には炒めた豆腐が入るものを指すため、“そうめんの炒め物”として使われている「そうめんチャンプルー」は、間違った表現ということになる。
中国からの影響を受け発展してきた琉球王国は、琉球菓子にも中国風と和風が入り混じっている。そこに菓子職人たちの洗練された技法が加わり、暑い沖縄県の風土に合ったものが生まれてきた。
「ヒラヤーチー」は、小麦粉を卵とだし(または水)で溶き、ネギやニラなどを散らして焼くもの。塩味のお好み焼きのような料理で、冷蔵庫に残っている野菜や常備している食材などで作る事が多く、最近はソースをつけて食す人も多いため、「沖縄風お好み焼き」と呼ばれることがある。
真昆布と鯖節などの雑節を主としただしを利かせたつゆをうどんにかけ、その上に甘辛く煮た油揚げをのせたもの。大阪うどんは、だしに馴染む、太すぎないもっちりとした食感が特徴といわれる。
牛肉や野菜、魚介類などバラエティ豊かな具材を串に刺してフライにしたもの。揚げたてをソースが入った容器に突っ込んでから食べるが、ソースは客同士で共有するため「2度づけ禁止」の鉄則があることも広く知られている。
岡山県の南西部に位置する浅口市鴨方町は、晴れが多い気候や、良質な水、塩、小麦が手に入ることから、江戸時代から手延べ麺の産地として栄えてきた。手延べそうめんの製造過程で麺の端に当たる部分を「ばち」と呼び、三味線のばちに似ていることからそのように名づけられた。
新鮮なミックスホルモンをたっぷり入れ、味噌や醤油ベースのたれを絡めてうどんと一緒に焼き上げる「津山ホルモンうどん」。岡山県の北部にある津山地域は、古くから牛馬の流通拠点であり、歴史を遡ると西暦705年に津山で牛馬の市が開かれたとの記録が残っている。
薄くのばした生地に、味付けをしたジャガイモやすじ肉、こんにゃく、キャベツなどをのせて焼いたものを半分に折ったお好み焼きのことを高砂市では「にくてん」と呼んでいる。 家庭料理として食べられている。
山口県を代表するソウルフードで、全国的にも知られている「瓦そば」。熱々の瓦の上に茶そばや錦糸卵、牛肉などをのせて提供する料理で、麺つゆでいただく。
黒はんぺんは、鯖、鰺、鰯などをすり身にして茹でた物であり、形は半円形で色は灰色の練り物である。焼津の特産品であるが、ほぼ県内全域で食されている。
「ハトシ」は、明治時代に清国(当時の中国)から長崎に伝わった料理。 中国語で「蝦多士(ハートーシー)」と書くとおり、蝦=エビのすり身を、多士=食パンで挟み、それを油で揚げて作る料理で、当初は円卓を囲む卓袱(しっぽく)料理のなかの一品となっていた。
小麦グルテンを棒状にして植物油で揚げた宮城県登米地方特産の麩。香ばしく高タンパクで精進料理にルーツを持つ。
肉の代替になる精進食材を探す人や油麩丼を食べてみたい人向け。麩特有の食感が苦手な人には不向き。
小麦粉の丸い皮に羊肉のひき肉餡を包んで半月形にし、油で揚げるモンゴルの揚げ肉餃子。夏祭りナーダムの定番。
揚げ餃子やピロシキが好きなら満足度が高い。持ち歩いて食べる軽食向きだが、1枚でもかなり重い。
小麦粉・水・塩の生地を小さく切って揚げるモンゴルの揚げ菓子。お茶請けや軽食として日常的に食べられる。
ドーナツやかりんとうが好きなら気軽に。お茶のお供として遊牧民宅でほぼ必ず出される。
カレーを包んだパン生地にパン粉をつけて揚げた日本の惣菜パン。昭和初期に東京で生まれたとされる。
パン屋の定番人気商品。揚げたてを狙うのがおすすめ。
小麦粉・牛乳・イーストの生地を平たく伸ばして油で揚げたハンガリーの揚げパン。にんにくオイル、サワークリーム、チーズをのせて食べるストリートフード。
屋台で1,000〜1,500フォリントほど。塩だけのシンプル版もあるが、サワークリーム+チーズが定番。サイズが大きいので食べきれなさそうならシェアを。
ねじった生地を揚げて砂糖をまぶした韓国のねじりドーナツ。市場やパン屋の素朴な定番おやつ。
市場の食べ歩きに最適。揚げたてが一番おいしい。もち米粉入りはさらにもちもち。
小麦粉の生地をねじって油で揚げた中国陝西省起源の菓子。長崎や横浜の中華街では『よりより』とも呼ばれる。
中華街の食べ歩きや土産に。硬めのものもあるので歯に注意。
丸く平たい生地を油で揚げ、砂糖をまぶしたりジャムやチョコレートを詰めたりするルーマニアのドーナツ。
ルーマニアの街角や市場のおやつ。揚げたてが最高。
ピザ生地を窯で焼かずに油で揚げたナポリの料理。リコッタ、モッツァレラ、サラミなどを包んで半月形にしたものが代表的。
ナポリの屋台で手軽に食べられる。揚げたてはやけどに注意。
ひき肉と玉ねぎを包んだ生地を油で揚げた、タタール・バシキール料理由来のロシアの揚げパン。中央に穴が開いた形が特徴。
ロシアの駅や屋台の定番軽食。揚げたてを選ぶとおいしい。
甘いイースト生地を揚げて中にジャムを詰めた、穴のないドイツの揚げパン。粉砂糖をまぶすか糖衣をかけて仕上げ、地域によってクラップフェンとも呼ぶ。
ドイツのパン屋の定番で、カーニバル(謝肉祭)の時期に特によく食べる。コーヒーのお供に。
丸い生地で挽き肉と玉ねぎを半月形に包んで揚げたクリミア・タタールの料理。20世紀に東欧へ広まり、屋台の軽食として親しまれる。
屋台やカフェの軽食。中の肉汁が熱いのでかじるときは注意。
小麦粉の生地を棒状にして油で揚げ、砂糖の蜜をからめて乾かした和菓子。黒糖を使った黒かりんとうが販売量の6割以上を占める。
お茶請けの定番。黒かりんとうは甘さが濃く、白かりんとうはあっさり。
小麦粉の生地を筒状に揚げた皮に、甘いリコッタチーズのクリームを詰めたシチリアの伝統菓子。複数形は「カンノーリ」。
皮が湿気るとおいしさが半減するので、注文後にクリームを詰める店(カンノーロ・エスプレッソ)が理想。甘さはしっかりめなので、エスプレッソと一緒に。